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ヒプノセラピーを受けて①

以前ヒプノセラピーらしきものを受けたことがあった。

その時は、今世の課題はクリアしつつあるからこれからは魂がやりたいことをやっていくとよいですよ。
 
というようなことを言われたような気がします。

しかし、何故にまた受けてみたいと思ったきっかけはヒプノセラピーは過去に戻って亡くなった人と対話ができるかもしれないと聞いたからでした。

今回ヒプノセラピーを誘導してくれたセラピストさんは四国旅をご一緒したPさん。

私のカルマの開放の旅をご一緒してくださった方なので信頼して身を委ねてみようと思いました。

ヨガのインストラクターの人みたいに呼吸を誘導したり瞑想を誘導したり。

「何がみえますか?」

「一瞬だけ樹が真ん中にみえました」

みたいに。

でもその後すぐ消えて、ほとんどずっと紫色の世界でした。

何も映像らしきものはみえなかったし、肌に感じることも聞こえてくる音もありませんでした。ただ瞼の裏に紫色の世界が、広がっていただけ。

セラピストのPさんの質問にただひたすら答えていきました。

とあることを話していて、

「それは、悲しかったね。怖かったね。でも、もう大丈夫だよ。って言ってみて」

って言われて

その言葉を発したら突然私涙が止まらなくなりました。トラウマは開放されたはずなのにやっぱりその時の事を思い出したらまだまだ恐怖と嫌悪の感情が残っていました。

負の感情を開放するって本当に簡単じゃないんだな。もう大丈夫って何度も何度も思えたのにそこに拘りがあるとまた戻ってしまうんだな。

だからもう亡くなってしまってこの世にはいない私を捨てたシロの魂とヒプノセラピーを受けることで直接会話できたらいいなと思っていたんだけどね。

結局会えなかったし、何も感じなかった。

あの時のキズはかなり癒やされたと思っていたけどまだまだ残っているから顕在意識では会ってみたいと思っていても私の根底にある潜在意識はまだ恐怖が残っていて会いたくなかったんだなと思いました。

そのあとのPさんからの質問が
 
「今までの人生でいちばん輝いていた時はいつですか?」

と聞かれ

私が答えたのは

夫と出逢った時のことでもなく

長い長い不妊治療の末妊娠できたことでもなく

出産したことで新しい命

娘と巡り会えたことでも
息子と出逢えたことでもなく

私の口からでた言葉は

大学2年生〜4年生の初めの頃
はじめて好きな人ができて、初めて異性とつき合って結ばれて大人の階段を登っていた頃のことだったのです。

夫と出逢ったことや子どもたちが産まれてきてくれたことなはずなのにこれを書いている今、とても不思議に思います。

今が幸せだから思い浮かばなかったのでしょうかね。

初めてお付き合いしたカレとの思い出をたくさん話して、カレから影響を受けたことたくさんあったことも話しました。田舎から都会に出てきた私を大人にしてくれたのは紛れもなくこの人だからものすごく感謝しています。

そしたら
Pさんが

「だからシロは怒ったんだね。どうしてそんな素晴らしいカレを俺なんかのために手放しちゃったんだよ。ってことなのかなぁ。」

Pさんが引き続き

「だってシロはあなたに彼氏がいてもいいし、二股でも遊びでもいいから付き合ってくれって言ったんだよね?

ってことは彼氏がいるあなたを好きになったのよね?

だからあなたのいちばんにはなりたくなかったのよ、きっと。」

新しい答えでした。

思いも寄らなかった考えでしたが、そう考えるとそうなのかもって腑に落ちました。

いずれにしても

前にもnoteに書いたけど、元カレが住んでいたアパートのすぐそばの産院で私はふたりの子どもたちを出産しているし、今住んでいるところも元カレが住んでいた最寄り駅の2つ先の同じ沿線に住んでいる。

忘れているようでしっかりと善き思い出として記憶に残っているからその場所の近くを選んだのかもしれません。

初対面の夜に襲われたことより
弄ばれて捨てられたことより

いちばん輝いていた時をシロに邪魔されて自分自身の罪悪感から手放さざるを得なかったこと。

これこそがカルマだったんだなと思いました。

そんなこんなを思い出したヒプノセラピーでした。 

このnoteの中に出てくるシロというのは私を捨てた男の仮名称です。

「大学生の頃の私」①〜⑨を参照ください。

ヒプノセラピーはこのあともまだ続きます。

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