「カレーライス」と「炊き込みご飯」どっちを選ぶかで決まる健康効果のとらえ方
カレーといえば、日本でも親しまれている食事であり、
多くの家庭で好んで食べられている。
そんなカレーですが、カレーに含まれている
スパイスには多くの薬効があることから、
カレーは“薬の塊”のようなものだと感じています。
Nutrition Journalという雑誌で報告されている研究では、
健康な日本人男性がカレーを1回摂取するごとに
食後の血管の機能が改善したということが報告されている。
カレーには色んな種類のスパイスがありますが、
伝統的な日本で親しまれている
・クローブ
・コリアンダー
・クミン
・ニンニク
・生姜
・玉ねぎ
・唐辛子
・ターメリック(ウコン)
などを含んだカレーが今回の研究で使われた。
平均年齢45歳の男性を対象に
・カレー+ご飯の食事の群と
・炊き込みご飯の群
このように分けて、食事前後に血管の硬さを見たところ、
カレーを食べた群が明らかに血管の硬さが柔らかくなり、
血流が増えました。
それに対して炊き込みご飯の群は、
血糖値が上がり、血管が硬くなり、血流が落ちました。
この血管の硬さが違う要因としては、カレーを食べることによって、血管の内皮細胞にアプローチされ、血流を良くして血管全体の健康度を上げてくれたことが想定される。
また、スパイスの持つ抗酸化作用が血管に対して良い作用を示したと推察される。
・動脈硬化
・糖尿病
・生活習慣病
などは深刻な問題でも、血管が大きく影響している疾患でもある。
なので、カレーを食べることで、生活習慣病の発症リスクを抑えることに貢献できる。
動脈硬化とは、何十年もかけて体内で進行して自覚症状がなく進行する場合がほとんど。その時に起こっているのは、血管の内皮細胞の機能の悪化が
最初に起こり、ストレスに直面をした時などに血管が収縮してしまい、
拡張できないことが起こる。
このようなことが繰り返されると、徐々に血管が開かなくなり、最終的にカルシウムや油が沈着することによって、動脈硬化が完成してしまう。
しかし、血管の硬さが柔らかくなり、血流を増やせる効果のあるカレーを食べることで動脈硬化や心臓血管疾患の発症リスクを抑えることができます。
なぜ、カレーにはこのような健康効果があるのかというと、ターメリックには強力な抗酸化作用があり、炎症を抑制する効果がある。
これにより、心臓血管系のトラブルの予防に繋がる。
また、ニンニクは、動脈硬化の原因になるプラークを除去する効果がある。
これらのスパイスやハーブを組み合わせることによって
様々な健康効果を同時に得られる。
他にも食品によって血管の機能に大きく影響が出るということが報告されている。
例えば、ハンバーガーを食べると血管が硬くなり、動脈硬化の発症リスクが高まるが、ハンバーガーにアボカドを加えるだけで、動脈硬化が拡張するという研究結果もある。
このように食事に「ある食材」を加えることで、慢性疾患の発症リスクを
抑えることができる。
健康に良い食材を心がけて取り入れ、将来の健康不安を解消しよう!
みなさんの症状改善や体質改善に少しでも役立ち、食生活改善に生かせれば幸いです。