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クロスフィットコーチが柔術にトライした話

今年で1番ビックなチャレンジが終了したもっちーです!

「行動することは、奇跡を起こすこと」

世界一周の話を集めた本で見つけたこのフレーズはハマっています。
今日も行動して、小さな奇跡を起こしていきましょう。

さて、クロスフィットとウエイトリフティングが好きなストレングスコーチが新たなスポーツをやったらどうなるのか?ということでブラジリアン柔術の大会
"Tokyo International Winter -Jiu-Jutsu Championship2023”に出場してきました。
ちなみにマスターI(31-35歳)のライト級(70-76キロ胴着込み)の階級です。

結果は準優勝!
17名が出場した階級だったので、決勝含めて4試合。応援に来てくれたクロスフィットジムの仲間や先生やサポートしてくた柔術ジムのみなさんには感謝の気持ちが溢れます。
ありがとうございました。

ということで
①出場の経緯
②当時までのトレーニング
③当日の感想
④クロスフィットとウエイトリフティングがどのように生きるのか
をお話していきます。

この記事を読んで、柔術愛好家の方がウエイトトレーニングを取り入れてパフォーマンスアップしたら嬉しいなと思います!(もちろん、柔術の練習が最優先です)

出場の経緯


アメフトのための補強トレーニングとして、
クロスフィットジムのメンバーさんの薦めで、2022年10月入会で柔術を始める。

なかなか時間が合わない(時間を作ってないだけ)のでペースは週1程度
おそらく月2-3回のペースでした

そんな中、入会して1年経ち、今年9月頃に
「持田さんも試合でましょうか〜?」
こんな感じのお誘いを先生にもらって、
「全然練習してないしなぁ」
「目標決めて、逆算してやれば大丈夫〜けつきめないと進まないっすよ〜」と

誘ってもらったし、興味はあったので、今年の目標にも決めていたので、
自分の中では出場決めて奥さんに相談。
そして、出場を決定!

トレーニング


①10月までは週1の柔術クラス、11月は週2でスパー多め
②週1の30分間以上のランニング(鼻呼吸できるペース)雨の日はバイクやローイングに変更
③週1クロスフィット
④週2 ウエイトトレーニング(主にスクワット、デットリフト、ウエイトリフティング)
⑤クロスフィットメンバーで柔道家の方秘密裏に練習

クロスフィットでは
ラン、縄跳び、ボックスジャンプ、プッシュプレス、腕立て伏せ、ケトルベルスイング、スナッチ、クリーンの動きを多く行う
時間は5-15分前後のもの

ワークアウト例①
3セット
パワークリーン5回
腕立て伏せ20回
縄跳び100回

ワークアウト例②
12分間できる限り多く
プッシュプレス5回
デットリフト10回
ボックスジャンプ15回

こんな形のものを週1回やっていました。

トレーニングDAY1
スクワット3-5セット3-5回
荷重懸垂 3-5セット4-6回
ブルガリアンスクワット3セット6-8回づつ
プレス系 3セット8-10回
コアトレーニング 

トレーニングDAY2
デットリフト 5セット5回
ルーマニアンデットリフト 3セット8回
懸垂 3セット10回
腹筋コロコロ 3-5セット10回
クリーン 3-5セット3-5回
バトルロープ

こちらをDAY1とDAY2を火曜日と金曜日に行うを10月の頭から行なっていました。

当日の流れ


11時
錦糸町駅にクロスフィットジムのメンバーさんと到着
計量のために松屋でご飯(ビビン丼)

11時半
墨田区総合体育館に到着
会場内を確認しながら
同じジムのキッズメンバー試合を観戦
試合の流れなどを確認しつつ技を見て学ぶ
計量がいつなのか分からず、緊張しつづける
緊張をほぐすためにとりあえず着替えを済ませて持参のおにぎりを流し込む
この辺で各マットにある番号フダが試合の番号を意味し、自分の試合の五試合前に計量と理解
1つ心配事が減り、リラックス

12:45頃よりアップ開始
エビ、リザードウォーク、バーピー、スクワット、ヒップスラスト等10回づつ
試合を終えた子に三角や下から腕十字など技をかけてもらいながらアップ終了
ちなみに更衣室で対戦相手を確認し、アドレナリンを放出し始める

13時
マイワイフも会場に合流。また一つ心配事が減る
階級の試合が開始、心配だった計量も無事73キロでパスし、ドウギチェックをへて、試合会場のマットに到着
緊張で座ってられず、空きスペースでストレッチ
試合を見ながら、シュミレーション

13:30
1回戦目
僕の武器はタックル。
緊張をほぐすためにも開始直後にテイクダウン(タックル)を狙いに行く。狙いは成功して2ポイント入るが、パロールがかかり、マットに中央に戻って試合再開。
再開するもクローズドガードに閉じ込められ割れない状況が続く。セコンドのアドバイスは聞こえるものの実行できない。笑
相手はスイープ、三角、腕がらみ系を狙ってくるどうにかパワーで距離取ってエスケープ。
3分経過して、息も上がり、腕もパンパンてまめっちゃシンドイ状態。相手も辛いので、攻めづける。試合残り10秒、倒されて2-2。
そのままタイムアップで延長。
反則気味のタイミングでタックル仕掛けて、成功。2ポイントが入り、勝利

こんなラッキーの連続のデビュー戦でした
試合後は汗をダラダラ流しながら、対戦相手の方に挨拶して、何を狙っていたのかを教えてもらい
「あー、そういうことね」
と先生のアドバイスの意味を理解

こんな感じで
一戦必勝で勝ち進み、目標であった決勝に残る。
対戦相手は同じタイプ。
背丈も同じぐらいでテイクダウンとポジション取りながら点数を重ねるパワースピードタイプ。

「タイプ一緒か、、、、スキルフルに行くか、、」
こんなことを考えながら試合間15分を過ごす。

決勝戦
真っ向勝負を試みる。
押しきれず、パロール仕切り直し。
フェイントをたくさんかけてくるも、冷静に自分のタイミングでタックルを仕掛けるが、逆に足をとられてそのままテイクダウンを決められ、2-0。

そのままポジションをキープされ、エスケープするタイミングでスルスルっと足を取られてアキレス腱固めを決められる。
「右行け、右!」と先生のアドバイスが聞こえるも何もできないまま怪我したくないのでタップ。

「くそっ、こんなもんか」

決勝戦は1分以内勝負がついてしまう、ホロ苦い経験でした。

良かったところ
・今のところ持ってるもの全部出せた
・フィジカルとタックルが活かせる
・試合の中で成長
・とっちゃいけない姿勢がわかってきた
・抜くタイミングもわかってきた
・マウントが取れた

反省点は
・足関節は無しという謎な認識で、対策しなかったこと
・上体を前に突っ込みすぎて、三角にやられやすい
・無駄に力を入れすぎる(握る時は小指から)
・足を取られた時に、すぐ足を解けない
・ガードを割る時、押す位置が悪い

次回
・テイクダウンのレパートリー
・腕がらみ系のレベルアップ
・エスケープ
・パス

全部やん。

クロスフィットとウエイトリフティングが柔術に生きると思ったところ



さて、今回の試合をしてストレングスコーチが思うフィジカルトレーニングが柔術にプラスになることは以下

・テイクダウンに入るため、パスガードするスピード
・テイクダウン、エビ、ブリッジなどで使う爆発力(股関節伸展含むトリプルエクステンション)
・ポジションをキープし続けるパワー
・クローズガードを割る時に立ち上がる力(スクワット動作)
・下から相手を押す力(水平方向のプッシュ)
・引く力(水平方向、垂直方向、腕だけでなく背中もしっかり使えること)
・5分間動き続ける心肺持久力
・5分間比較的強いパワーを出し続ける心肺機能
・10秒前後フルパワーを出す力
・前腕含め、乳酸溜まってきても動ける対乳酸力
・乳酸を溜めらめらるそもそもの許容力
・左右や前後の俊敏性
・背骨の柔さかさ(柔術は丸々ことが多い)
・柔軟性と可動域(足を抜くときや、足を超える時に必要締め技でもある程度我慢できるかも)

めっちゃ要素はあります。
柔術の練習で伸びればそれはそれでおっけい🙆
時間が合わないときはフィジカルトレーニングすることも重要かなと柔術初心者のストレングスコーチを思います。

特にベースとなる心肺機能の部分。
ここはインターバル形式のスパーだけやっていては伸びないかなと、、、
今年は週1のランニングを自分に課したメリットはここの心肺持久力だったと思います。


「ウエイトトレーニングはいらない!」
という意見はもちろんあると思います。
ただ、やってみると意外に怪我のリスクが低いまま、苦手な動作パターンを練習できたりするウエイトトレーニングにはメリットがあります。
是非トライして、判断してみてください!

2023年のチャレンジはこれで終了ですが、
2024年は
柔術xクロスフィットxウエイトリフティング
で楽しんでいきたいと思います!

ウエイトリフティングを埼玉でトライしたい方はこちらをチェック!



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