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なぜか蘭州牛肉麺が故郷の味みたいになってる件

おそらく中国全土でどこにでもあるチェーン店「蘭州拉麺」(牛肉麺)
あんまり二次会のない文化の中国で、私たち留学生がたらふく飲み食いした後に締めのラーメン的な感覚で学生街の蘭州拉麺に行くのがお決まりのパターンでした。

2006年に帰国してからおよそ10年・・あの時食べた牛肉面が中国思い出の味になっていたんですが、2017年に蘭州牛肉麺の老舗「馬子禄」が日本上陸すると、瞬く間にブームとなり、今では火焔山や国壱麺など馬子禄以外の蘭州牛肉面チェーンが日本各地、至るところで食べられるようになりました。

横浜伊勢崎町「国壱」の蘭州牛肉面

ある意味で地球が狭くなったというか、映像だけでなくガチ中華の食文化さえも日本で気兼ねなく触れられるようになった現在。やっぱり定期的に牛肉麺の店には足を運んでしまいます。

中国のラーメン「拉面」の「拉」は「引き伸ばす」「引っ張る」意味で、ラーメンは手延べ麺の事を指していて、日本のようにかんすい入りのコシたっぷりのラーメンとは少し風味や食感が異なります。

中でも蘭州ラーメンは、ムスリムが多く住む中国北西部にある甘粛省の都市「蘭州」が発祥のハラール麺料理でもあって、豚骨を使用してないのでスープもあっさり。本当にお酒のあとの締めにピッタリのラーメンなんです。

私の地元懐かしの中華料理店やラーメン屋さんがどんどん地元からなくなってしまいますが、20年前に北京や上海で食べた牛肉麺はほぼそのままの味で身近に存在している・・なんとも不思議な感覚です。

なぜか懐かしい蘭州牛肉麺・・お近くにお店があればぜひ一度味わってみてください

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