MMDのモーションデータでVRMモデルを踊らせる(その3)
MMD のモーションデータで VRM モデルを踊らせる の最終回、踊り以外のモーション(表情、リップ)の扱いについての巻です。
VRM Live Viewer では、踊りのモーションとは別に、表情とかリップ(口パク)にも対応していますが、モーションを作成したクリエーターさんによっては、表情とリップのモーションがそれぞれ別のファイルになっている事があります。
踊りのモーション以外は 1つしか設定出来ないので、このままでは表情とリップ、どちらかしか指定できません。実はこのように 2つに別れているモーションファイルの合体の仕方を知らなかったので、表情だけを指定して、リップは VRM Live Viewer の Audio Lip Sync を指定してましたが、これだと音源によっては口の動きが不自然になり困っていました。
いろいろ調べてみたところ、なんと VRM Live Viewer の作者様の Web サイトに、ちゃんと情報がありました(しかも FAQ )。
※FAQ は必読ですね~(^_^;)
…との事なので、触った事のない MMD(MikuMikuDance)をインストールして、やってみました。
以下にスクリーンショットを使って説明してみます(備忘録がわりww)。
※MMD のインストールについては『MMD インストール』とか『MMD ダウンロード』とかでググってみてください。
MMD を起動して、画面左下にあるモデル操作というパネルから読込ボタンを押して、何か MMD モデルを読み込ませてください。モデルは何でも良いですが、スクリーンショットでは Tda式初音ミクV4X を読み込ませてます。
次に、ファイル→モーションデータ読込 を選び、表情のモーションファイル、そしてリップのモーションファイルを読み込ませてください。順番はどちらが先でも大丈夫です。
2つのモーションファイル(表情とリップ)を読み込ませたら、編集→表情フレームすべて選択 をメニューから選択します。
最後に、ファイル→モーションデータ保存 で、何か適当な名前を付けてセーブしてください。
このモーションデータには、表情とリップが入っているので、これを VRM Live Viewer に読み込ませると、両方のモーションが有効となります。
まとめ
これまで、その1 ~その3 と書いてきましたが、自分で読み直すと、ちょい大変というか面倒だなぁ~って思いましたが、実際に操作してみるとそんなことはなくて、一度必要なユーティリティやプログラムをインストールしてしまえば、毎回の作業もさほど負担にはなりません。
これで VRM モデルを使ってのダンス動画を作成できますが、これは作品を作るための最初のステップ、つまり動画編集を行う為の素材造りなので、ここから作成した素材(動画ファイル)を使っての動画編集が始まります。
動画編集では、同じ VRM モデルを使い背景を変えた動画とか、背景は同じで VRM モデル(衣装が違うとか)を変えたり、はたまた、まったく違うモーションで作った動画とかを用意します。
加えて、動画の切替効果(トランジション)、カットやトリミング、パーティクル(雨降りとか霧とか)のような特殊効果、そしてレンズフレア、ライトリークといった画面へのブレンドフィルタ等々(私の知らない特殊効果も数知れず)、この 動画編集だけでも一冊本が書けるくらいのボリューム になると思います(私は書けませんがww
※そうそう、歌詞入れとかも地味に大変だったりしますね。
次回の予定
次回は、私がどんな風に動画作成(編集)を行っているかを書いてみますが、この辺は専門職の方がいらしゃる領域なので、ちょっと書きづらい分野ではあります(>_<)
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