画鋲 戸敷

NSC29期 画鋲 絶賛ADHD

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最近の記事

想像力

僕は想像力がない。 だからいつもバイキングで料理を取りすぎてしまう。コンビニでご飯を買うときもお腹が空いてたら、少しお腹がきついくらいの、余る分くらいの量を買ってしまう。後先考えずに自分の幸せをただ満たそうとしているからだ。 宿題を先送りにしたり、明日やればいいやって言う考えも想像力の無さから生まれるものだと思う。 次の日の自分への負荷が想像できてない。 夏休みの1行日記なんて最終日にまとめて書いた記憶しかない。毎日毎日、継続して書けるわけがない。ただこの場合も、こうな

    • 有名人

      この間、すしざんまいの社長が歩いてるところを見た。すしざんまいの看板のよくある両手を開くポーズをしてるスーツの男性の方。 なぜ気づいたかと言うと近くにすしざんまいの店舗があったことと、少しの人だかりができていたから。 もし道端でただすれ違っただけなら、僕はすしざんまいの社長だと気づくことはできなかったと思う。 有名な人、偉大な人はこの世にたくさん存在する。芸能人、マイナースポーツ選手も、顔があまり知れていない小説家、作曲家作詞家とか。 僕のバイト先の近くにほぼ毎日と言

      • やきとり

        焼き鳥ってシンプルながらお店の数だけ味のある素敵な食べ物。 僕は味覚に疎いから、正直鶏肉焼いてるだけだからそんなに大差ないだろとは思ったりもする。 一人暮らししてる時は自分で鶏肉切って、ネギ切って、串刺して、魚焼くコンロで作ったりしてた。やっぱ炭火焼きの方が美味しいことは美味しいのかなとか思ったりもした。 ただ僕がひとつ許せないことが、スーパーマーケットのお惣菜焼き鳥について。 あれは焼き鳥ではない。 食のインフラであるスーパーマーケット。 ご家庭の食を支えるスーパ

        • 観戦デート

          先日、同期の高山くんと横浜スタジアムに巨人対横浜の試合を見に行った。 ほんとは相方の遠田が行く予定だったけど、体調を崩してしまい僕が代打で行った。 野球のルールとか流れとか大体のことはわかるけど、最近の選手とかはわからない僕に大の巨人ファンである高山は丁寧に教えてくれた。 試合が始まるくらいに、僕の左隣に男女が座った。どちらの球団を応援するでもない2人は、会話の雰囲気からカップルではなさそうだった。 女の子が、へぇ〜すごいね。広ーい。とか言ってて、男の子が俺も久しぶり

          女湯

          僕は男なので温泉に行ったら当然男湯に入るわけで、イメージで言うなら、青く垂れ下がったのれんに白字で“男"って書かれてる方をくぐって入る。 相対して女湯と呼ばれるものもあるが、果たして女性は女湯に入っているのか? 僕はこれまで人生を歩んできた中で、この目でたくさんのものを見て、感じて、生きてきたが、この目で女湯を見たことがない。当たり前と言われれば当たり前だが。 じゃあなぜ女湯が存在していると思っているのか。 男湯はもちろん見たことある。この目で。 ただ女湯はこの目で見

          王様

          小学校での授業や行事以外の日々の生活。 朝読書や、掃除、昼休みの遊び方、席替えの方法。 かなりローカル性の出るこれらには、担任の先生が産み出す独自の条例が用いられたりする。 僕の小学校は『危ない』という理由で、休み時間のサッカーが禁止だった。 小学生の担任の先生なんて、言わば王様だ。王が1年間席替えをしないと言えばしない。そうするとそのクラスの生徒達、言わば市民は、席替えなんてものは存在しないと言う常識を持つ。 先生は生徒の常識を変えてしまう能力を持つのだ。 僕が小学

          ホームラン

          ホームランを打ってみたい。 僕はプレイヤーとしての野球経験はないですが、人生で一回はホームランを打ってみたい。 ホームランとはバッターボックスに立ち相手の豪速球またはテクい変化球を観客席までバットで運び本塁まで一周し点が入ると、言うまでもないのですがかっこよすぎます。 あの瞬間だけすべての視線が僕に集まり、僕がダイヤモンドを一周する時間は誰も文句の言えない時間。 味わってみたいです。さぞ気持ちいいんだろうな。 簡単に言っていますが、とてつもないパワーと技術が必要だとわ

          円陣

          僕は小さい頃から肌が弱く、年中無休で体がかゆくなったり湿疹ができてしまう。 夏は汗をかいてかゆくなって、冬は乾燥するからかゆくなって、お手上げ状態な体と付き合ってきている。 人生で1番荒れがひどいときは大学時代で、腕の関節をXに画像でポストしたらセンシティブが出てしまうくらいにはいかついと思う。 僕はよく薬をもらうために皮膚科へ行く。皮膚科のロビーには、市内津々浦々から体に異常のあるヒーローが集まる。もちろん僕もその1人。 そして僕はロビーにいるときに、他の患者を見て

          東京2年生

          4月1日、免許更新のために実家の群馬県に帰省した。 今住んでいる赤羽駅の周りは、なんだかみんな不安と期待に入り混じった表情をしていた気がする。入学式で校長が言うセリフ第1位から引用しました。 絶対にそんなことはないけどみんな上京してきたばっかみたいな顔をしてて、東京2年生の僕はなんでも知ってるぞって顔をしながら歩いた。 赤羽だけじゃない、池袋も新宿も渋谷も僕はもう怖くない。ビルも見上げない。遠くにあるスカイツリーが見えたらちょっとテンション上がるけど。 1年でこんなに成