長男とピクミン4

「僕は時代遅れなんだよ！」

悲痛な声がリビングに響く。

声の主は我が家の長男である。

そう叫んだ発端はピクミン。
ゲームの話だ。

長男の小学校ではピクミンが人気らしい。
ピクミンシリーズの最新作はピクミン4で、みんなこのゲームを遊んでるらしい。

うちにはかなり前にニンテンドーのカタログチケットで買ったピクミン3がSwitchに入っていた。
僕はちょっとだけやってみたが、あまり性に合わずすぐにやめてしまった。

そして僕以外にピクミン3をプレイする家族はいなかった。
ようするに積んでいたのである。

あるとき突然、長男がピクミン3をやり始めた。
そのきっかけはお友達の影響ではあったが、今ではドハマリしている。

長男は一通りクリアして、やり残したことをやっていって、いよいよやることがなくなり、ハードモードで最初からやり直し始めていた。

そんなときの会話で、長男が冒頭のセリフを叫んだのであった。

「僕はバカにされてるんだよ！ピクミン3って何そのキモいゲームとか言われてるんだよ！」

小学生、容赦なさすぎだろ。

彼の誕生日にでも買ってやろうかと思っていたが、なんだかかわいそうだし、ちょうどAmazonのポイントアップキャンペーンに加えてクーポンも配布されてたので、ピクミン4のダウンロード版を買ってあげた。

もしかしたら甘いのかもしれないけど、あの主張を聞いてはね…
まあ楽しんでやってるから良いかな。