見出し画像

夜のドン・キホーテ

「今から行ってもいいよ」

嫁さんが言った。

僕の家から車で20分のところにドン・キホーテがある。

車で20分だから、まあまあの距離だ。
10kmぐらい?

そのドン・キホーテには再販品のガンプラが入荷される。
再販品は数が少なく、早い話がレアなのだ。

ドン・キホーテでガンプラを買う人はやはり少なく、意外と在庫が残っているという、いわば穴場なのである。

お目当てはライトニングゼータ

今週はライトニングゼータという、人気キットの再販があった。
Xで見ると、やはり入手困難な模様。

だが、穴場のドンキならあるかもしれないというわずかな希望をもとに、僕はドン・キホーテに行きたかった。

行きたかったなーなんて呟きながら、ビールを飲んでいた。
平日はお酒を控えていたけど、仕事で色々あって飲みたい気分だったのだ。

そんなとき、夜の21:00を過ぎていたにも関わらず、嫁さんは普通に応じてくれた。

嫁さんは僕より車好きで運転も好き。

僕はどちらかというと、車にそこまで興味がなく、運転もできればしたくないタイプ。

なので僕は助手席に座る機会も多い。

夜のドン・キホーテへ

夜の国道を走りドンキに着いた。

目当てのライトニングゼータは無かった。

が、MGウイングガンダムのカトキバージョンがあり、カッコよくて買ってしまう。

ついでに嫁さんが欲しがってた健康グッズとか食品も少々。
なんだかんだで、まあまあの買い物をした。

今年は娘の塾代がハンパないのに思わずガンプラを買ってしまうのが僕の悪いところ。

だけど嫁さんはそんなに文句は言わない。

実際、ガンプラの出費程度で家計が傾くわけはない。
しかし一つあたり数千円の、これまたまあまあの出費ではある。

あんまりよろしくないよなあ、と自分で買って、自分で勝手に反省してしまう。

だけど嫁さんはそんなに文句を言わない。
しかも、夜に車を出してくれる。

偉いなー。
素晴らしいなー。
運転できる嫁さんで良かったなー。

また料理でもして、少しは楽をさせてあげないとな、と思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?