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『USJと実家を巡る旅』 #5 [5/5 14:30 - 5/6 7:00] 2回目のUSJ前夜

洋風ホテルとたこ焼きと幻の大浴場

海遊館でジンベイザメを楽しんだ1時間後、ホテルに到着した。

ホテルは大阪駅から徒歩10分程度のところにあった。
実際に見てみると、けっこう年季が入ったホテルだった。リーズナブルだった理由を理解した。

駐車場は立体だったのだが、高さ制限が厳しく、ソリオは車高が高く無理だった。そのため、近隣の駐車場に案内された。

案内された駐車場は、少し離れたビルの地下駐車場だった。
提携しているようで、受付との話は早かった。

早朝に出発したいことを伝えると、駐車場の開場は7:00との返答。
駐車場はいつでも出れるものだと思っていたので、6:00出発を計画していたのがいきなり頓挫。
「何時ごろに出ますか?」と改めて聞かれたが、さすがに6:00は無理そうだったので、6:30を希望した。
すると、受付の若いお兄さんが「じゃあ明日僕が6:30に開けます」と承諾してくれた。
迷いなく決めてくれて気持ちがいい。ありがたく6:30出発で約束させてもらった。
荷物を取り出して車を駐車場に預け、ホテルに向かった。

ホテルに到着してエレベーターで受付のフロアまで行き、チェックインの手続きをした。
こういうとき、ちゃんと予約が取れているか、いつも不安になってしまう。予約に問題はなく、部屋のキーを受け取った。

部屋のフロアへ移動するためにエレベーターに乗る。
よく見ると、エレベーターは洋風で古風だった。
階数を示す表示はデジタルではなくアナログ。物理的な針が階数の数字を指す方式で、こんなエレベーターは初めて見た。
アンティーク感があると言えばいいのか、古めかしいと言うべきか、ヴィンテージ感漂う雰囲気のエレベータは、SF小説「ユービック」で時間退行後の世界で主人公ジョー・チップが乗ったエレベーターを思い出させた。

目的のフロアに到着し、エレベーターを降りる。
廊下は薄暗かった。一人では歩きたくないな、と思うぐらいの暗さと寂しさがあった。
三輪車に乗る男の子か、双子の姉妹が並んで立っていたら、それはもう立派に映画「シャイニング」という雰囲気。

そんなふうに古い作品を思い出させるエレベーターと廊下を抜けて、自分たちの部屋を見つけて鍵を開けた。
ドアを開けて部屋に入り、明かりをつけたがこちらも薄暗い…とりあえず荷物を端っこに置き、ベッドに倒れ込んだ。ようやく横になれた。このまま眠りたい。

少し休んでから、夕食を取るために大阪駅方面へ歩いた。大阪駅を抜けてヨドバシカメラの隣のLINKSへ向かう。
LINKSには複数の店が集まる横丁があった。その中のたこ焼き居酒屋をチョイスした。
とりあえずビールを飲む。プレモルだ。…うまい。シンプルにうまい。
次に食べ物を注文。たこ焼き、タコ餃子、タコ飯などタコづくし。

タコ餃子。色が赤い。食べかけでごめんなさい

疲れていたせいか、みんなあまり食欲はなかった。
それでもたこ焼きはパクパクと口に放り込まれていってどんどん消えていった。
最後に1杯タコ杯を飲んで夕食は終了。

帰りにドラッグストアとコンビニに寄り、必要なものを買ってホテルに戻った。

ホテルに戻って風呂に入る準備をした。
妻が「3Fに大浴場がある」というので行こうとしたが、そもそも3Fには入れなかった。
フロントにも一応確認したが、やっぱり大浴場など無かった。
ひどいオチ。妻もだいぶお疲れのご様子。

2回目のUSJに向けて

大浴場が幻となったため、部屋のユニットバスでシャワーを浴びて早々に就寝した。

明日は早朝に再びUSJヘ行く。今回は意気込みが違う。
今度こそスーパーニンテンドーワールドの整理券をゲットし、念願を叶えなくてはならない。

この連休のUSJの開場時間は公式だと8:00だが、Twitterを見てみると7:00頃には開場したという情報があった。
早めに開場するのであれば7:00には到着したい。

翌朝、5:30に起きて出発の準備を進めた。
駐車場の受付の若いお兄さんから「ホテルを出るときに連絡をください」と言われていたので、6:10ごろに渡された電話番号に電話した。
しかしつながらない。
しかたなく駐車場へ向かう。

駐車場はシャッターが降りていた。
つまり、受付の人がまだ来ていないということだ。

約束の6:30が近づき、再度電話するがつながらない。
どうなってる?若干いらつきながらも、結局は待つしかなく、手頃な場所に腰を下ろして待った。

待ちぼうけで暇すぎて撮った早朝の大阪の空

6:30を少し過ぎた頃に駐車場の若いお兄さんがハーレーに乗ってやってきた。…寝坊だな?
しかしオフィシャルより早い時間に対応してもらったわけで、文句は言えない。

駐車場が開かれ、ハーレーとお兄さんが駐車場に入っていった。
しばらくしてお兄さんがうちの車を運転してきた。

軽く挨拶して車を引き取り、荷物を載せた。
いざ二度目のUSJに出発。今度こそ整理券を手に入れるのだ。



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