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「聞いて話せる」人を凄いと思う

 以前、データサイエンスの仕事をしたいとnoteに書いていました。今も関連する分野を少しずつ学んでいるのですが、通勤中に動画を見聞きして学ぶのがどうも身にはいりません。職場には、リアルタイムで聞くことが得意ですぐに話せる人がいるのですが、そういう人に合う学習方法なのかなと思っています。そんな、「聞いて話す」人についての考えをnoteにまとめました。


大きく分けると「聞いて話す」「読んで書く」

 以前、確かドラッカー著作のマネジメント本で「人には『聞いて話す』者と『読んで書く』者がいる」という内容のことが書かれていました。私は以前から聞いて話すよりも、読んで書く方がずっと理解も説明も上手くいくと感じていたので、この部分を読んだ時にとても腹落ちしたことを覚えています。
 ドラッカーの考えに、自分のイメージを加えると、聞いて話す人はとにかく人と会話を頻繁にして、たくさん聞きもするし話しもする。リアルタイムで人の話を聞きながら理解して、時には自分が話していることを聞きながら理解もする。その代わり、文章として書くことは億劫で、大量の文章を読むと目眩がしてしまう。
 読んで書く人は、とにかく大量の文章を読んで理解する。そして、自身も大量の文章を書き、書く中で理解を深めていく。その代わり、リアルタイムの会話では聞くことに精一杯で、返答に苦慮する。聞きながら頭の中で文章を書いてしまい、聞き逃すことがある。
 以上のように、人は「聞いて話す」「読んで書く」人に分かれていると考えています。

「聞いて話す」人は会話で有利になれる

 先述したイメージから考えると、「聞いて話す」人は会話で有利になれます。仕事でも日常生活でも、どんな場面でも私たちは会話をして物事を進めています。仕事においては文章を用意することももちろんありますが、それでも重要な意思決定の場面では会話をしています。そんな会話において、「聞いて話す」人は明らかに有利になれます。一緒に話している相手にとって「しっかり聞いてくれて、その場ですぐ答えてくれる」のは快感ですし、ありがたいものです。「読んで書く」人ですと、文章を用意する必要がありますし、会話をしてその場で回答できる頻度は比較すると少ないでしょう。日常生活だと、文章を用意する機会はめっきり減りますから、より「聞いて話す」人が有利になれると思います。

「聞いて話す」人は動画学習と相性がいい

 冒頭で書いたように、「聞いて話す」人は動画学習と相性がいいと思います。現代では、誰もがスマホを持っているために動画が大きな情報伝達手法として重宝されています。当然、学習分野においても動画が利用されています。社会人向けの学習動画は、最近は書き起こし機能のあるものもありますが、基本的には動画のみを流すスタイルが多いと思います。
 「聞いて話す」人にとって、この動画スタイルは会話の延長線上のようなもので、聞いて理解するものなので相性が良いです。一方、「読んで書く」人にとっては読み物ではなく、かつその場で書くことが難しい(通勤中にスマホ片手で見る等)スタイルなので、理解できるレベルがどうしても落ちてしまいます。
 そう考えると、今の動画時代は「聞いて書く」人にとってとても良い時代なのかなと思います。

 皆さんはどう思いますか。

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