小さな子どもはどうして不安になりにくいのか
現在、2歳になる子どもを育てている中で、子どもが不安を感じている姿をめったに見ないと気づきました。4月になり、新しい環境で働いている中で多少なりとも不安を感じる大人が多い中で、どうして小さな子どもは不安になりにくいのかを考えてみました。
未来の予測をしないから
私たちが感じる不安は、未来に対する予測から生まれています。漠然としたものから明確なものまで、グラデーションはありますが、自分に関連する悪いことが未来に起きる予測から不安を感じます。
子どもは、この未来の予測をしません。色々な物事の経験が少なく、未来の予測がそもそも出来ない、というのが正確なところですが、未来の予測をしないからこそ不安を感じないのだと思います。そのため、大人の目からみて無理した危ないことをやってしまうのですが、不安で落ち込んだり悩んだりすることはないのだと思います。
とんでもない運動量だから
2歳になる子どもは、毎日とんでもない運動量をこなしています。保育園に行くまでの道中を駆け足で進んで行き、保育園に着けば1日中遊んで回ります。保育園から帰る時も、途中で公園に寄って遊び回り、家に帰ってからもジャンプして踊って遊びます。
もちろん、座ったり寝そべったりして一人で集中しておもちゃを遊んだり、YouTubeで子どもアニメを観たりと、おとなしい時間もありますが、間違いなく動き回っている時間の方が多いです。1日の中で動いている時間の割合は、私たち大人をはるかに凌駕しているはずです。
運動をすることは、不安を感じる暇を脳に与えませんし、そもそも運動の効果により不安を感じにくくなると言われています。子どもは、大人をはるかに凌駕する運動量をこなすことで、不安を感じる暇を与えず、かつ運動効果でそもそも不安を感じにくくしているのではないでしょうか。
マネできそうな運動をやってみる
小さな子どもが不安になりにくい理由として、「未来の予測をしないこと」「とんでもない運動量であること」をあげました。このうち、未来予測については大人の普段の生活上、やらないわけにはいかない行為ですから、未来予測に伴う不安も受け入れざるを得ないと思います。一方で、運動については多いに参考にできそうです。
とはいえ、子どもと同じように1日中動き回ることは、大人の生活における時間配分上でも、既存の体力上でも難しいところです。そこで、「不安を感じたら運動する」ようにしてみることを考えました。不安を感じたことをトリガーにして運動すれば、不安がどんどん頭の中で大きくなる隙を与えず、かつ運動効果で感じる不安を小さくすることができそうです。また、子どもを保育園にお迎えにいき、帰りに一緒に運動するという方法も良さそうです。子どもは一緒に遊んでもらえてうれしいですし、大人も夕方に運動する機会を持つことができます。
これらの取り組みで、大人も不安になりにくい心を持つことができるかもしれません。
皆さんはどう思いますか。
ここまで読んでくださりありがとうございます。この記事が心に響いたり、楽しんでいただけましたら、100円のご支援をいただけますと励みになります!