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パラレルキャリア -服育2 始まりは・・汗-

初回セミナーに向けた準備は着々と進められた。進められた・・と言っても、当時私は部長職ながら部下無し状態だったので、社内のことはほぼ一人で進めたのだが。。

✓赤峰先生に対する富士通の状況や新人研修の内容インプット            ✓併せて、社員の雰囲気を見て頂くための社内見学アテンド                 ✓セミナー会場となる研修センターの装飾決めやその設営段取り                    ✓集客のための社内協力要請                                        ✓そして何度も何度もやり取りをしたセミナーコンテンツ作成

研修センターにも何度も来て頂き、私もオンワードさんや赤峰先生のアトリエに通い打ち合わせを重ねた。そうして出来上がった会場がこちら ↓

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そして、セミナーコンテンツの概要はこのような感じ ↓

✓なぜ “見た目” “印象” が大切なのか                           ✓印象を形作る要素                                        ✓ビジネス戦略としての服装術                                   ✓共創(オンワードさんのビジネスモデル転換×当社人材育成)について   ここまでが動機付けで、次からが赤峰先生メインのコンテンツ                                             ✓間違いだらけの服選び、世界の常識からの逸脱                                          ✓サイズの大切さ                                     ✓色が与える印象や意味                                           ✓形が与える印象や意味                                        ✓女性のビジネススタイル                                       ✓素材や仕様・ディテール

伝えたかった内容がいよいよ完成し、会場も整った。後は出来るだけ多くの人間にこのセミナーを聴いて貰いたい。この時私は集客についてはあまり心配していなかった。なぜなら、会場の研修センターでは、日中300名を超える新人が講義を受けているから。更に、オンワードさんの担当営業もいるので、彼らもお客様の手前個別に人集めをするだろうと。。そのためオンワードさんや赤峰先生にも、300名の半分、悪くても100名くらいは聴いてくれるはず・・と伝えていた。(多少大きく出たかも知れないが、最悪でも数十名いれば会場の雰囲気としては充分だろうというのが私の目算だった・・)オンワードさんのトップや広報も来場してくれるとのことで、互いに良いプロモーションになるだろうという思惑もあった。

ところが。。

当日研修が終わった新人はまるで満員電車から吐き出されるようにどどーっと帰って行ってしまう。。えっ!? 一方、外から聴きに来る社員も殆どいない。。えっ・・?!ナント純粋な聴講者は10名という思ってもいない結果に。。
かなりの人や労力を注ぎ込んで下さった皆さんは大変申し訳ことになり、流石に私も青ざめたが、セミナーではそんな顔する訳にもいかず、何とかスタート。人数はすくなくも、雰囲気は良く盛り上がることが出来た。

後日、新人研修担当者からは、初任給支給日且つGW前最終日にあたり、飲み会や買物にいそいそと出掛けたようだとのフィードバックが。。甘かったのだ。。どんなに良い会場・良いコンテンツでも、聴いてくれる人がいなければ意味は無い。みんな『まぁ初回だから・・』とは言ってくれたが、私としては大きな失意のスタートとなった。

とは言え、落ち込んでばかりはいられず、今度は夏に向け支社に展開するための準備にいそしんだ。そして、北海道、東北、東海、関西、中国、九州の6支社と関係子会社1社、上期に7開催実施した。集客はやはり難しかったが、参加者の反応は非常にポジティブで、次回を望む声も沢山貰った。そして『働き方改革』の流れもあり、この活動は更に拡がりを見せて行く。

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