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神社に興味

三重大学名誉教授宮崎輝雄博士の書かれた『平成の御世の神々の発掘』を読みながら、歴史の新しい断面を見ている。

戦後、米軍により日本の歴史が書き換えられ、全く筋道がわからなくなっている。

自分でパーツを集めて組み立てていくしか歴史を理解する方法はなさそうだ。

伊勢が浜に刻まれていた日向の神々の神蹟

宮崎県日向の伊勢ケ浜ある大御神社を訪ねた時に、宮崎博士のレポートを宮司さんからいただいた。

現在の歴史学では神武天皇については意識的に無視されて、触れられないそうだが、現地に来てみると消し去りようのないほど証拠が溢れかえっている。

倭姫が理想とした「常世の浪の重浪帰する、神風の伊勢國」の原風景は何か?
それは、日向の國の伊勢の海 (伊勢の狭長田)であり、幼名「狭野尊」と呼ばれた神武天皇が過ごした伊勢ケ浜であったのです。そこでは、常世(太平洋)から幾重にも波が打ち寄せ、朝日が昇り、神風の陸風が吹けば波静かになる処なのです。

平成の御世の神々の発掘 P.28

神武天皇がいたことになると、伊勢神宮は日向ということになってしまって困ったことになるのが理解できる。

大御神社の宮司にいただいたこの論文、読み応えがあるので、じっくり時間をかけて読んでみたいと思う。

大御(おおみ)神社の名前も、地方にある、近江、青海などとのどのような関連があるのか気にかかる。


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