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『Jリーグジャッジリプレイ #28』感想【DAZN配信番組】

1週間遅れでの投稿…。投稿日には既に『ジャッジリプレイ』の最新回が配信されている。どんどん見てどんどん書かねば…。

横浜FC-横浜FM 59分のアレ

テキストキーパーのブローダーセンが結果的にボールにプレーせずにアフターでレオ・セアラに接触した為、PKのジャッジは妥当というか仕方ないのかなと個人的には感じる。廣島さんの解説によると当該シーンは、
①ブローダーセンがレオ・セアラのプレーを妨害しようとしてプレーした
②レオ・セアラがループシュートを打つことを想定してブローダーセンがシュートをブロックしようとした
の大きく分けて2通りの見方があり前者ならファウルでPK、後者ならノーファウルとのこと。つまり、レフェリーによっても大きく意見が分かれる内容とのこと。どっちが正しい正しくないではなくて、それぞれの見方・意見を持ち寄って議論することをサッカーファンとしては楽しんでいきたいなと感じた当該シーンであった。
因みに、イエローカードの提示理由はラフプレーとのこと。なるほど。

松本-北九州 37分のアレ

最終的なジャッジへの過程が複雑過ぎる今回の大トロ。
まず論点としては、
① 前河(北九州)がオフサイドだったのか
② 橋内(松本)へのボールの接触がハンドだったのか
の2つに大きく分けられる。
更に①に関しては「新垣(北九州)がシュート打った時点での前河のポジションがオフサイドかどうか」に加えて、守備側の橋内へのボールの接触が、
①-1 意図的なプレー⇒オフサイドにならない
①-2 ディフレクション⇒オフサイドになる
なのかという論点も有る。これは②にも関係してくる。
『ジャッジリプレイ』を見た上でこれを書いている自分でも分からなくなるぐらい複雑だ。

まず、①の前河が居たポジションに関しては、サイドからのオフサイドカメラ的な映像がなく、メインスタンド中央からの中継映像での判断になるが、個人的にはオフサイドポジションではないと感じる。
まあ、オフサイドポジションでない時点で次の①-1 or ①-2の論点はなくなるのだが、VARのない当該試合では「前河がオフサイドポジションにいた」との副審のジャッジが適用される。その為、この論点が浮上する。これに関してはボールが向かって来た瞬間に橋内が僅かに動いているように見える。それがシュートをブロックしようとした意図的なものだったのか、ただの身体の反射だったのか。個人的には前者のように感じるが。。。

で、次の②に関して。これはちょうど先日の『ジャッジリプレイ』でも取り上げられた代表戦(日本-オマーン)での長友のアレに似ている。今回の橋内に関しても、腕をしっかり後ろに組んでいる(新垣の放ったシュートが橋内自身に向かっていった時に腕を後ろに組みにいっている)という配慮はしている為、アレでハンドは厳しいのかなという感じ。守備側からすると、「アレがハンドならじゃあどうすれば良いの?」と思う。ただ、先日の長友のアレは相手選手に当たって軌道が変わったボールに当たった。一方で今回の橋内のコレは、(前方に味方選手がいてブラインド気味になっていたが)相手選手が打ったシュートボールがダイレクトに当たっている。今回ハンドになったのはそこの違いがあるのかなと感じる。つまり、ジャッジしたレフェリーからすると「シュートが来ると分かっている状態でブロックしたよね」ということだろう。でそれがハンドということだ。

個人的には、①はノーオフサイド、②はノーハンド、すなわち前河のゴールは認められるべきでは?と感じる。しかし、際どいジャッジではある。だから、「はっきりとした明白な間違い」すなわち誤審と断定すべきではなさそうだ。とはいえ、北九州としては不運なジャッジであっただろう。当該シーンは、J2残留争う重要な6ポイントマッチにおいて北九州が1点リードした状態で発生。もしも、ここで北九州の追加点が認められていれば後の試合展開は北九州にとって大きく有利に進んだだろう。因みに実際の試合展開は、当該シーンで得たPKを北九州はなんと失敗。その後、松本に2失点を喫し逆転負けとなっている。北九州の選手、スタッフ、サポーターにとっては非常に残念な結果になっている…。

札幌-広島 79分のアレ

肝となるPKかどうかのジャッジについては札幌に菅が広島のドウグラス・ヴィエイラの踵を踏んでいるように見える。その為、PKというジャッジは妥当だと感じる。
にしても当該シーンは色々と複雑である。一連のプレーの流れに加えて、ドウグラス・ヴィエイラ(広島)とドウグラス・オリヴェイラ(札幌)の2人の登場人物が居ることが当該シーンの紛らわしさに拍車をかけている。もっと言うと、広島の試合を出演者の廣嶋さんが解説している点も更に紛らわしい…笑。

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