”信じる”はリーダーに求められるスキル|自己成就予言
今日の予定は何もない。
珍しくGoogleカレンダーに仕事の予定が入っていない。
さて、こんな日はどうしようか。
やる事を探してカレンダーに入れて無理やり予定を入れ込むか。
それとも今日は何もしないでのんびり過ごす1日にするのか。
しばらく空白のカレンダーを眺めていた。
うーむ。
やらなきゃいけない事はたくさんある。
けど、それをカレンダーに入れていないという事はすぐにやらなくてもいい事だ。
今日は、あえて自分の好きなことをする時間にしよう。
という事で急遽午前中仕事を休みにして、ゆっくりスタバで読書をして過ごしている。
時々、チャットで事務連絡が届き、「お休み中すみません!」と言われるが、別に休み中に重要なことをしているわけではないので、全く気にならない笑。
嫌な気持ちにもならずサクッと返信もできる精神状態。
▽ギバーは「自己成就予言」を引き出せるリーダー
さて、今日は『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』を読み進めている。
この本から「自己成就予言」という言葉を学んだ。
根拠はないが、自分の潜在意識に刷り込む事で自然とそれに向かうという部分では、先日読んだ「ブレインプログラミング」や「思考は現実化する」に近いような気がした。
しかし、「自己成就予言」はこれを他人に影響を与える事ができるという部分がある。
それは「信じる」ことがお互いに良い影響を与えるということだ。
ある教師が潜在能力の高さを「信じた」生徒がどうなるかを調査したものがある。
知能レベルは関係なく無作為に生徒を数人選び、その生徒たちはブルーマー(才能を開花させる人)と信じ込んだ。教師が生徒の可能性を信じるということだけで選ばれた生徒たちの会話力、推理力などの能力が他の生徒より優ったという結果が出たのだ。これは、下記のように書いてある。
これは教育現場に限った事ではない。
ビジネス現場においても「自己成就予言」は大きな影響を与える事ができる。
上司が部下の能力や可能性を信じることで、その可能性を実現するような行動をとるようになる。
そして信じた上司も、より部下をサポートし、アドバイスをするようになる。信じているので例え失敗があっても、それを能力が低いせいだと思わず、失敗は学びのいい機会だと捉える事ができる。
それは部下の成長となり成果をもたらすのだ。
自己成就予言の”仲間を信じる”はリーダーに求められるスキルだ。
テイカー(受け取るだけの人)は自分に害を与えないかを常に考えるので、可能性に期待をかけることはまずない。だから「信じて任せる」ではなく「ミスが起きないように管理」に走りたくなる。自分の責任ばかり考えているリーダーはテイカータイプだといえる。
さらにこの、人の可能性を信じようとしない態度は、悪循環を生み、メンバーのやる気と成長を妨げてしまうのだ。
それに対してギバーはこのように書かれている。
ギバーでいるだけでリーダーの役割を果たしているのだ。
時々、私の所に「上司から管理されているように感じてしまう」といった相談が来たりする。
また、「こうしたい」と伝えてもネガティブ要素を言われできないのでモチベーションが下がってしまうという相談も多くある。
このような場合は「反論するだけ無駄な努力になり、労力を奪われてしまうので言われた事だけするようにします」と悪循環の渦に巻き込まれる。
こうならないために「信じて任せてみたら?」とは上司にあたる人に伝えたりする事があるが、難しいことも多々ある。
これからは「自己成就予言」の話をしてみよう。
今日も良い学びとなった。
ちなみにギブアンドテイクネタは以前にも書いた事がありました。
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