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「神社」と「お寺」の違いがちゃんとわかっていなかった話

今日は「よく考えたら違った」シリーズではなく「よく考えてもわからなかった」シリーズになっちゃいます。笑

突然ですが、私は無宗教です。
なのでいろんな宗教の”いいとこ取り”ができます。

クリスマスになれば、クリスマス気分を味わい、正月になれば神社にお参りをして良い一年になることを願う。
誰かが亡くなった時はお寺でお見送りをします。

何か一つに制限してしまうより、曖昧にしておいて”いいとこ取り”の方が人生徳をしそうな気がする。

そんな事を考えていた時、「神社とお寺の違い」をしっかり考えた事がなかったなぁと思いました。
なんとなく似ているような気もしていたし、何よりちゃんと知らなくても困ることがなかった。笑
少し考えるようになったのは父が亡くなってからです。
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そこでしっかり調べてみようと思ったらいろいろ考えてしまった今日1日でした。
それをnoteに考えをまとめておこうと思ったわけです。

(専門じゃないので間違いがたくさんあるかもしれません)

▽神社と寺の違い

まず当然だけど、
①宗教の違いがありますね。

「神社」は神道。
実はこちらは日本起源の宗教なのです。
山・森・石・神木といった自然や、特定の人物など多くの神様を信仰します。

一方で、
「寺」は仏教。
日本に馴染みが深いけど、中国・インドといった外国から日本に伝わってきたとされる外来の宗教なのです。

知らなかった日本に出会うハッケン!ジャパンより

神社とお寺への入り口も全然違いますよね。
鳥居があるのが神社で、立派な門構え(山門と言うらしい)がお寺になります。

そして、
奉仕する人の違い。
神社で神様に奉仕する人は
「神職(しんしょく)」「神主(かんぬし)」
その神社の一番偉い人を「宮司(ぐうじ)」と呼ばれています。

お寺で仏様に奉仕するの人は「僧侶(そうりょ)」
または「お坊さん」などと親しみを込めて呼んだりもしています。
そして、そのお寺一番偉いお坊さんのことを「住職(じゅうしょく)」と呼ばれています。

知らなかった日本に出会うハッケン!ジャパンより

よく考えると着ている服装も全然違いましたよね。
左が「僧侶」右が「神主」です。

そして、
③参拝の違い
もあります。

「神社」
正月によく行くのでこちらの方が恐らく馴染み深いのではないでしょうか?

  • お参りの前に手水舎(ちょうずや)で手と口を清める。

  • 拝殿の前に立ったらお賽銭を入れ、鈴を鳴らして神様を呼び「二拝二拍手一拝」でお願い事をする。

神社の鈴

「お寺」
実は神社とよく似ていたりします。

  • 手水舎で手と口を清めて、本堂へと向かう

  • 途中に線香を供える常香炉(じょうこうろ)がある場合は、線香の煙を浴びて心身を清める

  • 本堂で仏像の前に立ったら、お賽銭を入れてお参りをする。
    拍手はせず、静かに手を合わせる「合掌」をして心の中でお祈りをする。

お寺の鐘

「違い」と言いながら作法は、なんだかよく似た部分がたくさんありますよね。
お参りの前に手水舎で清めたり、お賽銭を入れたり鐘や鈴を鳴らして手を合わせる所作は同じ。

▽「神社」と「お寺」はなぜ混乱しちゃうのか

では、なぜ混乱してしまうのかを考えてみました。

  1. 上で書いたように参拝の違いはあるものの作法が似ている。

  2. 御朱印が両方にある。

  3. 古来の日本家屋をイメージするような立派な瓦屋根の建物が何となく似ている。

  4. どちらも古くから伝わり、歴史的建造物がある。

▽年末から正月の行事

それともう一つ、
混乱の原因は年末から正月にあるんじゃないかと思いました。

「大晦日」
大晦日の夜につかれる「除夜の鐘」
仏教の教えでは人間には108の煩悩があると考えられていて、それを祓うために108回つかれるといわれています。
仏教なので除夜の鐘をつくのは「お寺」です。
毎年NHKで除夜の鐘をつく映像が流れますよね。
小さい時私は、「除夜の鐘を鳴らしている場所にお参りに行くんだ」と思っていました。

しかし、年が変わって多くの人が初詣に参拝に行くのは「神社」が多いのではないでしょうか?

ウェザーニュースは「初詣といえば、どこにいくもの?」という調査を行いました(2018年12月19日実施、9,447人が回答)。
その結果は…?
「神社」と回答した人が6割
選択肢は3つ設けました。結果は意外なものでした。

・神社:63%
・お寺:4%
・どちらでもよい:33%

ウェザーニュースより

ウェザーニュースの調査では「初詣はお寺に行く」と答えた人はわずか4%。やっぱり初詣は神社のイメージがありますね。

でも、実は神社でもお寺でも初詣はどちらに行っても良いそうです。

また、
年越しの準備に欠かせないものといえば「しめ飾りや鏡餅」です。
この時期のお供え物には、神様をお祀りする大切な役目があるのです。

年が明けると各家庭に訪れ幸福をもたらす「年神様」
この縁起の良い神様をお迎えするのための準備として必須なのがお供え物ですよね。

さて、この「年神様」というのは神道の方か?仏教の方か?
そんな疑問が浮かびました。
神とついているので神道(神社)の方ではなかろうか??
でも、初詣はお寺に行ってもいいんだしなぁ。。

この辺りからまた混乱してきますよね。
色々調べた結果、

昔から、毎年お正月には「年神様」と呼ばれる神様が各家庭へ訪れると言われています。
年神様は特定の宗教による神様ではなく、その年の福や徳を司る「歳徳神」や祖先の霊、穀物の神といったいくつもの神様がひとつにまとめられ、民間信仰として伝わってきたものだとされています。

こんな事を言っているサイトもあったり、もうよくわからなくなっている。笑
誰か詳しい人がいたら教えて欲しいですね。

そんな事をじっくり考えていたら余計にわからなくなってしまった1日でした。もう少し勉強してわかったらまた書きたいと思います。

あ、しっかり仕事もしていましたよ。


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