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人生に深みを与える”感情”について

昨日は多くの人が仕事を納めた日だったのではないでしょうか?
私も昨日が仕事納めで、職場の忘年会。
帰りに代行を呼ぼうとしたけど捕まらなかったため、結局駅前に車を停めっぱなしにして0時過ぎに帰宅しました。
そんなこんなで朝一でバスに乗り、駅まで行き自分の車を回収。
帰りにカフェに寄って一息ついているところです。

▽一年の振り返り

さて、今年一年振り返ると今年も北は秋田から南は熊本へと飛び回った一年でした。
まわる拠点も増えてきているので、来年はさらに飛び回る年になりそうです。
また、本業以外にも本業を活かした研修や講演などの依頼も増えてきたなぁという印象。
「生き生きした組織へ変える」「幸福について」などは主なテーマで、ポジティブ心理学を取り入れた活動は来年さらに増やせていけたらとも思います。

▽様々な人の感情に向き合った1年。 「感情」とは

また色々な人と出会い、いろんな人の悩みや相談に乗った一年でもありました。仕事上、他人のネガティブな感情に向き合うこともしばしば。
ネガティブな感情にポジティブな感情をぶつける事で相手を傷つけてしまうことも学びました。

しかし、人間の”感情”とは一体何なんだろうか?
今年のnoteの締めはこんな事を考えてみようと思います。

人間が”感情”を持つ理由とその”役割”を考える人は少ないと思います。
”感情”は人間の進化の過程で発展し、人間の生存と社会的な人間同士のつながりに役立つ機能を果たすようになりました。
動物だってきっと”感情”はあるように思えます。犬だってしっぽを振って喜んだりしますしね。
ただ、人間は進化の過程で”言葉”を持つようになり、その言葉に”感情”を乗せることができるのは、人間だけの進化な気がします。
そのおかげで人間は社会的な繋がりを生むことができるようになったんでしょうね。
ただし、時にその感情は繋がりではなく、分裂を招くことだってありました。特にネガティブな感情がそうです。

▽感情は心のファッションのようなもの

以前読んだ読んで印象深かった言葉です。

感情をコントロールする能力はファッションに似ています。感情とは、自分の心が外部に表れたものだからです。

『どうかご自愛ください』より

感情も様々です。

基本的な感情として、

  • 喜び(Joy): 幸福感、楽しさ、満足感など。

  • 怒り(Anger): 不平、不満、怒り、いら立ちなど。

  • 悲しみ(Sadness): 悲しみ、失望、哀れみなど。

  • 恐れ(Fear): 不安、緊張、恐怖、驚きなど。

  • 驚き(Surprise): 驚き、興奮、驚嘆など。

  • 嫌悪(Disgust): 不快感、嫌悪、いやらしさなど。

そして、複雑な感情として、

  • 愛情(Love): 恋愛や友情、家族愛などさまざまな形がある。

  • 羨望(Envy): 他者の成功や所有物に対する欲望と共に生じる感情。

  • 興奮(Excitement): 熱狂、期待、ワクワク感など。

  • 焦燥(Anxiety): 不安、緊張、心配など。

  • 感謝(Gratitude): 感謝、感謝の念、恩義など。

これらの感情は互いに絡み合い、日常の様々な状況によって変動します。

人間のこの進化は凄いですよね。これらの感情をコントロールして、どんな感情を身に纏うかが大事になっていきそうです。

▽人間はこの世の生物の頂点。今の人間の脅威は?

遥か昔、人類は獣から身を守るために、脳が発達し、様々な感情を身につけてきました。
ネガティブな感情は自分の身を守るためとも言われています。
そのあらゆる生物の頂点に立った今の人間の脅威とは、それは獣ではなく、同じ人間である「他者」に変わったのです。

人は他者と自分を比べ、他者の評価を気にし、他者が纏う感情に反応して怯えるようになり、やがて他者を脅威の対象として見るようになったのです。

この他者との感情のやりとりが、人間関係を構築し、時には崩壊させる要因となります。
他者の感情に対する怯えや対抗心、時には羨望や嫉妬などが、人間の心に影響を与え、行動に表れることがあります。
人間は社会的な生物であるため、他者との関わりが不可欠ですが、その中で生じる感情の複雑さや変動に対処することは容易ではありません。
この他者の感情への対処の難しさから、他者を避け部屋に引きこもってしまう人を生んでいるのかもしれません。

▽感情の役割とコントロール

感情は人間にとって生存に必要なものであり、社会的なつながりを築くためのコミュニケーションツールでもあります。しかし、同時に感情がコントロールを失ったり、他者とのやりとりで消耗したりすることで、ストレスや心の不調を引き起こすことが現代では多くあります。
感情を適切にコントロールし、ポジティブな方向に導くことは、人間関係や自己成長において重要なスキルです。

来年も様々な人の感情に向き合い、他者との関わりを大切にし、ポジティブなコミュニケーションを心がけていきたいと思います。

人間の感情は多様で、時には複雑なものですが、その多彩さが人間関係や人生に深みを与えてくれます。これは人間にしかできないことです。

感情を理解し、共感することで、より豊かな人間関係や社会への貢献が生まれることと信じて今年一年に感謝し、また新たな一年を迎えていくことができるように願っていきたいと思います。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。


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