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現代組織のあり方を考える

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時代の変化とともに現代組織がどうあるべきかと考えた記事のまとめになります。 組織のあり方や人間関係などの記事をまとめていきます。
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記事一覧

研修記録|学生の授業から高齢化した組織

今週は本業とは別になかなか濃密な時間を過ごしていた。 大学の授業を2コマとNPO法人の組織研修の講師。 木曜日は福祉系の大学1年生向けに「日常の幸福度を高める方法」というポジティブ心理学の授業を行い、その後には3年生向けに法人の人事担当者という立場で座談会をおこなった。 ▽学生時代は意外と幸福度は高い。 1コマ目の授業で印象的だったこととしては、毎回授業では自分の幸福度がどのくらいかを知るという事をおこなうのだが、MAXが100点のところ80点くらいの人が結構多い結果だ

チームメンバーの性格を把握する「ビッグ・ファイブ理論」

最近は、組織開発の一貫でメンバーの性格を知り自己理解と他者理解からチームづくりをするというワークショップをやろうと模索をしていました。 チームメンバーの性格をしっかり理解した上でマネジメントしていく必要があります。 人間の性格はビッグ・ファイブといわれる5つの特性があり、それら複数の特性によって構成されているといわれています。 ビッグファイブ理論は、心理学的にも信憑性が高いとされている性格分析理論で、5つの特性は、①開放性、②外向性、③誠実性、④精神症傾向、⑤協調性と定義

残念なリーダーと”今どき”リーダー

「人的資本経営」 最近はこの言葉をよく聞くようになった。 ▽「人材」ではなく「人財」 人的資本経営の言葉の意味は人は”資源”ではなく”資本”であり、その人的資本は上司や組織との関係性によって縮んだり、伸びたりするものであり、働く人を中心に経営を考えていくということだと解釈しています。 人を雇ったら雇いっぱなしではなく、目をかけて育てたり、一人一人の従業員の”やりがい”に重きを置いて関わっていかないとやる気を失い仕事の成果が上がらなくなっていくことがわかってきており、従業

ギバーと燃え尽き症候群|人生はギバー時々マッチャーくらいが良い

燃え尽き症候群(バーンアウト) 対人援助の業界にいると、時に燃え尽きてしまう人を度々みてきた。 いつも一生懸命で目の前の仕事一筋で「めちゃくちゃ働く!」という印象だった。 そして、「誰かの役に立ちたい」「困っている人を助けたい」というような他者思考な考えが強く、責任感も強いため周りからもよく頼りにされるタイプだった。 しかし一方で、他者から頼られまくり、自分の時間などを犠牲にしてまで業務に没頭してしまう事がある。 そして終わりが見えなくなり、頑張っても頑張っても報われてい

”信じる”はリーダーに求められるスキル|自己成就予言

今日の予定は何もない。 珍しくGoogleカレンダーに仕事の予定が入っていない。 さて、こんな日はどうしようか。 やる事を探してカレンダーに入れて無理やり予定を入れ込むか。 それとも今日は何もしないでのんびり過ごす1日にするのか。 しばらく空白のカレンダーを眺めていた。 うーむ。 やらなきゃいけない事はたくさんある。 けど、それをカレンダーに入れていないという事はすぐにやらなくてもいい事だ。 今日は、あえて自分の好きなことをする時間にしよう。 という事で急遽午前

今まさに人的資本経営が求められる時代|ウェルビーイング組織

今日は私が組織の中で「人事部」を任されている事から関心事の一つである ウェルビーイング(well-being) 今日はウェルビーイングについて大変学びになった1日でした。 自法人を”ウェルビーイングな組織にすること”から「幸福」について考えることが増え、ポジティブ心理学を学ぶきっかけになりました。 組織について考えることが増えてきて頃から、noteの記事でもちょくちょく書いたりしていました。 そして、私のnoteのコンセプトは「幸福感を高める発信」です。 そんな今日はウ

現在組織のあり方|人材育成をやめてみる

今日は、人材を育成するという考えがもはや時代遅れなのではないだろうか? という話。 (まぁ、ちょっと極端な気もするが。。) 私は俗にいう「福祉業界」にいる。 福祉の現場は人手不足とか人が育たないとか定着しないとか良く聞かれる。 なんか色々な所で人材育成!人材育成が大事!と試行錯誤をしていて、 「人材を育成する部会」などという組織が作られていたりする。 だけど、何年も、、 何年もそのフレーズは変わっていない。気がする。 我々はいつまで人材育成が大事だ!と言い続けるのだろ

現代組織のあり方を考える|ワンピースのルフィーは優れたリーダーだった

現在組織のあり方を考えるシリーズ 第三弾。 今回は時代の変化と共に組織も変わっていくという話。 以前紹介した「だから僕たちは、組織を変えていける」から 工業社会から情報社会へ変革し、さまざまな価値観が入り乱れる現代の日本社会についての話をしました。 ▽変化するパラダイムシフト そして時代と共に組織もそれに合わせて”あり方や捉え方”を変えていかなければいけない。 組織の3つの変化とは 「幸せの探究」というのが重要ですよね。 私自身もこれからの組織を考え、自法人で悩んだ時

現代組織のあり方を考える|2つのギバー

▽ギバー・テイカー・マッチャーとは 最近耳にする機会が増えてきた「ギバー」「テイカー」そして「マッチャー」というワード。 アメリカウォートン・スクールの組織心理学を専門に研究する学者アダム・グラント氏によって提唱されたもので、人間の思考と行動を3タイプに分類した言葉である。 簡単にいうと、 ギバー(与える人) テイカー(受け取る人) マッチャー(バランスをとる人) 簡単に言いすぎた。もう少しわかりやすく伝えると ギブ&テイクというという言葉もよく聞きますよね。 T

採用面接の企業と応募者のマッチングとは何だったのか

なんとnote14連続投稿中。 よく頑張っている自分を褒めてあげよう。 ほとんど読んでくれる人なんでいないだろうと思っていて、自分の思考の備忘録的にnoteを活用しています。 さて、今日は最近読んだ本で 7日間で「幸せになる」授業 から幸せになる話をしていきたいと思います。 ▽幸せとはなんなのか? まず、幸せとはなんなのか? 一発目にこの本では、 と書かれています。 もしかしたら「気の持ちよう」というものがあり、それによって人生が大きく変わることがあると言っています。

3:1の黄金比|人間関係とチーム力

さて、今日はちょっと真面目な話。 (実はあまり真面目な話は得意じゃない) ポジティブ思考とネガティブ思考の比率の話です。 「ポジティブな思考」と「ネガティブな思考」これは誰もが持ち合わせていると思います。 自分の中ではどちらが大きいと思いますか? 日本人はどうも「ネガティブ思考」を多くもっている人が欧米などに比べると多いんじゃないかと思います。 「不安」「心配」になりやすい日本人。 何かの本で読んだんだっけな、YouTubeだったかな。 忘れてしまいましたが、日本人は不

現代組織のあり方を考える| 時代を振り返る編

noteで記事を書こうとしたら ”読んだ本の感想をnoteに書いてみませんか?” って言われたので、今日は読んだ本の感想を書こうと思います。 だから僕たちは、組織を変えていける ▽組織のあり方について悩んでいる 最近、自分の法人の組織について考える事がよくあり、なんかタイトルに惹かれて読んだらめっちゃ面白かった本。 最初の数ページからもう引き込まれる。。 あぁ〜そうだよなぁ〜の連発で勉強になる本でした。 (恐らく今日は冒頭数ページだけでの感想になりそうだ。) 以前はス