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障害者福祉に携わり20年。主に働くや作業する等の支援をしてきました。18歳以上の方の支…

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障害者福祉に携わり20年。主に働くや作業する等の支援をしてきました。18歳以上の方の支援をして思ったのが「もっと早くに支援してれば、この人は福祉サービスではなく、社会で働けたのではないか?」と疑問は大きくなり、ついに障害児福祉に入りましたが、今度は教育という障害に・・・

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  • 障害のある人との出会い

最近の記事

映画「月」

2023年 10月 映画「月」が公開されました。 予告を見るところから緊張したが、障害福祉の仕事をしている以上見ようと決意しスタッフが周りにいないことを確認し再生ボタンを押した 瞬きもしないように見入った 見終わっての感想は・・・何も思わなかったというか役者が気になった 私の年代では、宮沢りえは一世を風靡した写真集のイメージが強く、その後の結婚や離婚等・・・この映画にフィットするイメージを持つことは出来なかったからだ。 もっとシリアスな女優が・・・なんて思った。 映画に出て

    • 福祉って・・・

      毎日のような虐待報道 ごく一部なのだとも思う。 保育園・障害者支援・高齢者・・・ 福祉ゾーンって危険がいっぱいなのではないかと思う 福祉を利用している人は必要な人 でも、そこに行くと・・・ 福祉に従事した経験のある高学歴なトップ営業マン(のちに上場会社の役員)の人と一緒の時間を過ごす機会をもらったことがある その時間の中で言われた言葉が頭に残っている 福祉は社会にとても大切な働きだと思う しかし、私が数年経験した福祉の中に、本人の課題をどう解決したらよいのかという話し合

      • 15年前に携わったK君

        今日、15年前に就労したK君の工場に干物を買いに行った。 K君は軽度の知的障害と視覚に障害がある。 K君は高校を卒業したが、就職が決まらなかったところ障害者支援施設に来ることになった。 その施設では、水産加工をしていた為包丁を使い魚をさばくことをしてきた。その後近所の水産会社に就労。 視野が狭く、視界に曇りがある為に時間はかかるのは課題だった。 しかし、就労から15年。水産会社の工場長が病気になり退職した後は、自分がしっかりしなければ!と会社の要部分の塩漬けを担当す

        • 経験があるかゆえの雑さに

          私は元々あまり気が長い方ではないが、昨日はやってしまった 全国でも有名な相談支援専門員だ。 利用者Qちゃんは、ASD ADHDの障害がある。幼少期より問題行動が多かったが、母親も同じASD ADHDがあった為か、支援を受けないで中学まで育った。小学校から支援学級に在籍していた。 勉強は自宅でスパルタ教育をされ、テストの点数は取れるが、理解をしているかというと別問題だった。 特にコミュニケーションについては、課題が多く本人に質問するとオウム返しか、わかりませんしか返答が

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        • 障害のある人との出会い
          1本

        記事

          器用に生きられない

          愛着障害をもつjさんは、人との関係を作ることが苦手だ 誰しも恋愛をする中で、一時的に感情が高まることがある。 jさんも同様だが、jさんの場合は高まり方に違いがある jさんは好きな人ができると、子どもも仕事も全てを置いて、自分の感情に走る。昼夜問わずその人を追う。 全てになる。相手は悪い気はしないので、一緒の時間を過ごす。そしてjさんは体の関係で自分の安心感を得る。 jさんが同性との交際をしていた時のことだ、相手のkさんが前の交際相手pと飲みに行っていた。kさんは気が

          器用に生きられない

          早期発見 早期支援と言いながら

          発達障害は幼児期から発見し、適切な支援を!と良く言われている 定期健診を含め、就学前から検査を受けている。 早期発見!については色々な取り組みがされている中ではあるが 早期支援については、情報が追い付いていないのが現実ではないかと感じる。 なぜなら、この部分がASDやADHDという診断や評価を受けたものの、どのような支援を行い、プラン→実行→モニタリングがされているかは不明なことが多い。 特に小学校はまだ取り組みをされているが、中学においては出来ていないことが多いよ

          早期発見 早期支援と言いながら

          経験=価値観=宝

          知人女性経営者Tが補助金をもらって事業を展開したいと相談があった Tが現在経営している福祉事業所は、優良事業所とは決して言えない Tは会社に行かない。全て電話での指示のみだ 自分の体調不良や子どもの問題を並べて、仕事はしない。 今回の話は、知人から話を聞き事業展開したいと補助金申請書の書き方を知りたいという連絡だった。 私は、久しぶりの補助金申請の話なので、以前のを見返していた。 1回目の約束 「明日時間ある?午後に連絡します!」 午後になっても連絡は無い。1

          経験=価値観=宝

          支援学校という特別な学校

          養護学校から支援学校に名称が変わり、障害のある人が支援を受ける為に通う学校という内容に変わってからだいぶ時間が過ぎている 養護ではなく支援ここには大きな違いがある。 もちろん、色々な障害のある子どもが通っているので、一概には言えないところもあるのは確かだが、養護学校からの違いが時間と共に不明瞭になってきているような気がする。 大きく感じるのは、発達障害のある子どもについての支援だ。 支援学校になった当初は、発達障害や軽度の知的障害の子への支援はとても手厚いというか丁寧

          支援学校という特別な学校

          ひとりぼっち2

          本人は経営している会社のことも子どものこともそっちのけで恋愛を楽しんだ 従業員は本人のその生活を知り、給料はもらっているが冷ややかな目で見るようになっていった。本人43歳会社にキスマークをつけ、それを隠そうともせず胸の開いた服を着て週に1回くらい顔を出す。 もっぱら日中は恋人と寝ているかパチンコだった。 本人は電話で指示だけをする。会社からの電話にも出ない状態が続く。 従業員の3人が退職を申し出た。引き止めようとするが自分がしていないこともわかったいたので強くは言えな

          ひとりぼっち2

          ひとりぼっち

          こんな保護者に会った 自分自身が父親に暴力をふるわれ 母親は新しい男性のところに行く 妹と2人残されたが、時々妹だけ母親の彼氏と出かける。 本人は連れて行ってもらえない 本人が中学に入り、母親は再婚し妹と3人で仲良く暮らした。 本人は、家出どころか家に帰っても居る場所させなかった。夕食も3人分で座る場所も無かった。 本人は友達の家を転々とした生活をした。髪は茶髪や金髪にし男の子にはモテたというか、交際相手ではない相手の家にも泊まった。 家に帰る場所がなかったか

          ひとりぼっち

          必ずあると信じる🔑

          障害児に関わり20年以上 私は問題や課題には必ず🔑があると信じている 例えば、知的障害の方とのコミュニケーション 言葉の理解や発信が難しくても🔑を探す 声・・・高さ・低さで反応があるのではないか 物・・・選択肢を出せば返答できるのではないか     色に反応するなら、色々と提示してみる 文字版・・・耳から入るつながった言葉は難しくても文字なら       単語と色を組み合わせてみる 話す位置・・・対面なのか 横に座るのか右側か左側か 様々な方法があるにでは

          必ずあると信じる🔑

          支援学校の教育

          これはあくまでも、近くの支援学校の話であり、全国の支援学校の話をしているわけではない。 最近、支援学校の先生からの相談がまた多くなっている。 その中で、1つ共通点が見つかった。 価値観についての考え方。 経済的な課題のあるいわば生活保護受給家庭やそれ以外での収入が無いまたは、保護者が就労していない家庭の子どもが支援学校に通っている子の話。 教員は「家庭的に収入が難しいからこの子は働かないと!」と就労をさせようとしている が!しかし!! 家庭環境で働いていないので

          支援学校の教育

          不登校・・・

          障害者支援をしていく中で、発達障害や精神障害で知的障害が無いまたは軽度の知的障害の人の支援をする時に、生育歴を聞くと多い不登校。 多くは小学4.5年生から中学2.3年生 成長におけるズレが出てくると書籍では言われており、早期に対応することが必要なのも書かれている。 しかし、学校ではどうなのだろう? 不登校になった生徒を担当する教諭はいるが、その前に防止する先生はいるのだろうか? 先生たちは、不登校が将来的に影響があることを知っているのだろうか? 友達の子どもが不登

          不登校・・・

          友達って

          昨日、午前中ネットの記事で 『友達できた?』は発達障害の人にとって辛い言葉だと書いてある記事をみました。 午後に友達の喫茶店に行ったらこんな話があった 人の悩みはほとんどが人間関係。 50代になったら、価値観や考えの違う人とはすこしずつ距離を置いてフェードアウトしていき、時々気の合う人との時間を作り楽しみ付き合っていけば余計な悩みも持たずストレスも無く生きられる と話をしていた 1年生になったら♪では『友達100人できるかな?』と歌ったはずだ。 学生時代 特に中

          友達って

          適切な支援をしっかり追い求める

          放課後等デイサービスは預かりではない そもそもの法律は障害児を持つ親のレスパイトや歯親の就労等が目的で一時預かりがベースとなっていたのは間違いない しかし、今は違う。 法律の中でもしっかり明記されている。 支援学校の前に何台もの送迎者が並び、事業所でおやつを食べて自宅まで送ってくれる。 それを当たり前のように感じているのではないかと思うが、それは大きな間違いだと思う 放課後等デイサービスは支援を受ける場所なのだ 保護者の負担軽減だけではなく、自立に向けた支援を受

          適切な支援をしっかり追い求める

          出口はどこ?

          障害福祉サービスは本人が自立への道に行く為に利用するものというのが基本ではないかと思う。 本にも必ず記載してある 先日、行政の人との会議があった。 今年、障害福祉課の役職になった方が近寄って来られた 少し世間話をした後に1つ聞いても良いですか?と少し申し訳なさそうだけど真剣な表情で・・・ 『就労継続支援B型事業はどうなのでしょうか?』と私は「どうとは?」と聞き返すと、何かをふっ切れたように 『工賃を2.3万もらっても生活ができるわけじゃないし、年金と合わせても難し

          出口はどこ?