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いずみ中山歯科が予防とメインテナンス(定期健診)に重点を置く理由

 いずみ中山歯科では「予防とメインテナンスに重点を置いています」と当noteでもご紹介することが多いですが、いずみ中山歯科が予防とメインテナンスに重点を置いている理由について簡単にではありますがご紹介したいと思います。
 これまで日本では歯医者に通うのは虫歯になってからが主流でした。しかし、虫歯になった歯はどうしても詰め物と歯のわずかな隙間に汚れが入り込んでしまい歯ブラシでは取り除けずに詰め物の周囲から再び虫歯になるという負の循環になりやすく、これが繰り返されることによって最終的には詰め物、被せ物ができない状態に虫歯の範囲が広がってしまい歯を抜くことになってしまいます。

 また、歯肉炎を繰り返したり歯周病にかかってしまったりするとたとえ虫歯になっていない健全な歯でも次第に歯ぐきが下がって(退縮)しまい、歯ぐきの下にある歯を支える骨(歯槽骨)も一緒に下がることで歯を安定的に支えられなくなって歯が動くようになり、最終的に自然と歯が抜けてしまうリスクが生じます。

 このように、歯は虫歯、歯周病という口腔内の2大疾患によって常に狙われているということをご承知おきください。これらのことから、とにもかくにも虫歯と歯周病にならせないことが歯を長持ちさせる最重要課題だと考えているからです。
 食べ残しなどの汚れが細菌によって歯垢(プラーク)に変化するのに4~12時間かかります。そのため、毎食後の歯みがきで汚れを落としてプラークが形成されにくくすることが大切ですが、特に夜寝る前の歯みがきが最も大切になります。就寝中は唾液の分泌量が減少して、唾液の持つ様々な効力が弱まるためプラークが最も増殖しやすい時間帯です。就寝前の歯みがきは特に時間をかけて丁寧に歯を1本ずつ磨くことを意識して行ってみてください。
 いずみ中山歯科では虫歯や歯周病を予防するために患者様の口腔内の状況に応じてお子様だけでなくご年配の方まで口腔内の汚れの残り具合を確認させていただいて、定期的に歯みがき指導を丁寧に行うようにしてセルフケアの質の向上に努めています。
 また、歯垢(プラーク)は3ヶ月ほど経つと細菌の住処となる歯石へと変化してしまいご自身による日常の歯みがきでは取り除くことができなくなってしまいます。そのため3ヶ月に1回のメインテナンスを行うことで歯石になる前にプロフェッショナルな口腔ケアを行うことで口腔内を健全に保つことができるようになります。
 このような理由からいずみ中山歯科では予防、メインテナンスに重点を置いています。毎日の歯みがきなどの御自身のケアだけで口腔内の健全性を維持するのは非常に困難です。ですので、口腔内の健全性を長期間維持するためにも現在お口の中に違和感がなくても是非メインテナンスを受け始めてみてはいかがでしょうか。プロフェッショナルな口腔ケアに興味がある方は、お気軽にいずみ中山歯科にご相談ください。

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