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Mac miniだけでAppleMusicのミュージックビデオを大画面TVで再生

今まで、Mac miniのSidecarを使ってiPadをメインディスプレイにしているとさまざまな制約がある、自動的にプロテクトがかかって映像の再生ができない、と書いてきました。なにしろミュージックビデオを大画面TVで観るためにApple TV 4Kも買いましたからね。


Mac miniのAppleMusicアプリで再生しながら大画面TVで歌詞を表示する方法は以前にも書きました。


でもこの方法だと歌詞は表示できても、ミュージックビデオとなるとプロテクトがかかってしまい、音声は流れるけど映像は観られません。「iPadとMac miniの接続やめて大画面TVをメインディスプレイにしてそっちでフルスクリーン再生すればいいじゃん」と思われるかもしれませんが、それをやると他の作業が出来ないですからね。Mac miniの労働力をそこに全振りしてしまったらApple TV 4K買うより高い音楽再生機になってしまいます。

しかし私は諦めずに他の方法を模索し続けました。その結果、発見したのでご報告します。AppleMusicアプリを使わずにブラウザのAppleMusicを使えば解決です。まずはお使いのブラウザから新規ウインドウを開き、「Apple Music Web」で検索

トップに表示されるのをクリック


これが直接のリンクです。開いて右上からサインイン

(12/17追記 Safariを使ってこのURLを開くと自動的にMusicアプリが開いてしまうのでChromeなどを使ってください)

インターフェースはアプリとほぼ同じ

左下の「ミュージックで開く」をクリックしてしまうとAppleMusicアプリに戻ってしまうのでそこは華麗にスルーしてください。


使い方はアプリと同じ

「見つける」からブラウジングするもよし、自作のプレイリストから選ぶもよし、観たいミュージックビデオを選択します。

ここからは上記の「大画面TVでAppleMusicの歌詞を表示してみた」とほぼプロセスは一緒です。

AppleMusic Webを開いたウインドウをドラッグして拡張ディスプレイにしている大画面TVにマウスを使ってドラッグします。


拡張ディスプレイにしてる52インチのTVの画面

観たいものを選んだら再生します。

ブラウザの大きさに合わせて再生が始まる


フルスクリーンにするとこうなる

ブラウザの左上でフルスクリーン表示にするか、自分の使いたいサイズに調節してください。

これでApple TV 4Kがなくても大画面TVでミュージックビデオが観られるようになりました。

メインディスプレイで作業中に次の曲にスキップしたい時はメニューバーに「再生中」を表示させておけば、「再生中」をクリックすると次の曲へスキップするのも、拡張ディスプレイまでマウスを移動させなくても出来ます。


右上のメニューバーに「再生中」を表示させておく


ちなみに「再生中」を表示させるにはシステム設定→コントロールセンターを開いて「再生中」を「メニューバーに常に表示」に設定しておきます。


コントロールセンターを使いこなすといろいろ捗る



ちなみにApple TV+も同じようにして観られます。↑のApple TV+ Webを開いてログインし、同じ手順で拡張ディスプレイで表示します。

使い勝手としては、ブラウザで開くとアプリと連動しているわけではないのでメインディスプレイの方でアプリを開いておいてそれで操作するというのが出来るわけではなく、いちいちマウスのポインタを拡張ディスプレイまで動かしてスキップや停止の操作をしないといけないのが多少面倒に感じる、というところでしょうか。しかしそれ以外は、インターフェースも同じなので使いやすいし、ブラウザで開くとMac mini本体でログインしてるApple ID、ひいてはAppleMusicアプリでサインインしてるApple IDと違うApple IDでサインインして再生も可能なので、友達が遊びにきた時に友達のアカウントでサインインして友達のプレイリストを一緒に見ながら再生したりが簡単になる。これは便利機能かもしれません。


今日の1曲


今日のパンが食べられます。