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ブルスコ19boxお題「民族音楽」って?

以前Twitterで一部の人たちの間でひっそり開催されていた19boxのプレイリスト作りはイーロン・マスクくんがAPIを有料化したせいでブルスコに新天地を求め、ブルスコに移住してからフォロワー数、参加者を着々と伸ばしている。


https://bsky.app/profile/19box.osa030.net


次の19boxのお題は「民族音楽」「民族楽器を使ったもの」と聞いて「普段全然聴かないんだよなあ」と参加に二の足を踏んでいるレギュラーさんたちもいると思うので、ここで選曲のヒントを書いていきたいと思う。

民族音楽

そもそも民族音楽と言われると、一部のマニアが聴いてるものという印象を受けるかもしれないけれども、実際にはヒットチャートに上がるポップ・ミュージックにも積極的に取り入れられていて、私たちの身近なところに結構ある。普段意識していないだけで実はとても耳慣れているものなのだ。

レゲエ


例えばレゲエ。レゲエは1960年代にカリブ海の島、ジャマイカで生まれたジャマイカのポップ・ミュージック。しかしレゲエと一口に言ってもそのサブ・ジャンルは多岐にわたっている。

特に英国で広がったのがマキシ・プリーストを代表とするアーバン・レゲエや、


スカ


レゲエから派生したスカ、


更にスカとパンク・ロックを融合させた2トーン・スカは70年代から90年代の英米のヒット・チャートの上位にも入ってくる。


80年代には日本でもマッドネスがHondaシティのCMに登場して話題となっている。


オーセンティック・レゲエとも言えるボブ・マーリィなどは普段ルーツ・レゲエなどを聴いてない層でも熱心なファンが多い。


ヒップ・ホップ好きな人はダンス・ホール・レゲエにも馴染みがあるかもしれない。


更に、夏になるとTubeよりも元気になるのがアーバン・レゲエのカバー作品。


毎年夏だけやたらと量産されてヒット曲も結構出ていたりする。そうしたレゲエのカバー・ソングなども、今回の民族音楽の定義に、入るんですよ。

ボサ・ノヴァ


レゲエと並んで日本で人気のある民族音楽といえばボサ・ノヴァ。元々ラテン・ジャズは北半球のジャズから影響を受けて独自に発展していった、これも南半球、ブラジルを中心とする民族音楽である。そしてボサ・ノヴァはラテン・ジャズのサブ・ジャンルで、アントニオ・カルロス・ジョビンが生み出し、ジョアン・ジルベルト、ジョイスなどのミュージシャンたちによって発展を遂げた。



ボサ・ノヴァ・カバーも謎に量産されがちなジャンルである。多分、普段ラテン・ジャズを聴かない人でも手持ちの音源の中にいくつかは、ボサ・ノヴァのカバー・ソングがあったりするのではないか。



民族楽器

今回のお題、「民族音楽」だけでなく「民族楽器を使った曲」でもある。民族楽器となると世界が広い分、グッと選択肢は広がる。

バグ・パイプ

1980年代の英国発のこのヒット曲も、バグ・パイプのサウンドがフィーチャーされていたからヒットしたと言われているが、それを意識して聴いていた人は少ないかもしれない。普通に80年代のブリティッシュ・ロックのヒット曲として思い出されるだろう。



テルミン

ロシアで発明された世界初の電子楽器テルミンは様々なロック・ミュージシャンたちに取り入れられている。



ビーチ・ボーイズ、ビートルズなどは民族楽器マニアな側面があるので、彼らの音楽を聴いているなら、そこにいくつもの民族楽器が取り入れられているので聴き直してみるといいかもしれない。テルミンはホワイト・ストライプスやレッド・ツェッペリンも取り入れている。

ハープ


ハープの起源はエジプトらしい。現在よく見るタイプのデカいハープはダブル・アクション・ハープと呼ばれるもので、プログレッシヴ・ポップ系のバンドは好んで取り入れている。AppleのCMにも使われてヒットしたポリフォニック・スプリーのこの曲なんかはいろんな楽器が入り混じりすぎててわかりにくいかもしれないが、一応ハープも入っている。

ガチのガチな民族音楽ファンからオーセンティックな民族音楽が提供されるであろう今回、参加する楽しみという意味でこういう広義の民族音楽、民族楽器を取り入れたポップ・ミュージックを各自聴き直し探し直しするのも、19boxの醍醐味だと思うので、普段あんまり民族音楽を聴かない人たちもこの記事を参考に自分の手持ちをひっくり返してみては?

今日のパンが食べられます。