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第1回 薬剤師 起業の道 キッカケ編

私はとある調剤薬局グループで執行役員をしております。
そんなただの薬剤師でしたが2022/06/06に起業をいたしました!
会社の名前は「株式会社イヤクル」です!

今回のテーマは薬剤師をやりながら起業した道のりを記事にしていきたいと思います。
第1回は「キッカケ編」
起業ってこんな感じなんだ!と興味がある人は是非とも読んでいただけると嬉しく思います。

私は薬局長となった最初の会議で、毎年多額の医薬品がゴミとして捨てられている事実を知りました。
それから社内でシステムを構築し、4年間で社内の不動在庫4000万円を減らすことに成功しました。
その後も期限切れの廃棄医薬品を出さないことに全力を注いできました。
しかし、やればやるほど私にはあることが脳裏に浮かびます・・・

「あれ・・・?限界があるんじゃね?」

どんなにグループ内で薬を循環させていても増え続ける不動在庫・・・
捨てられる薬は一向になくなりません・・・
グループの社長に相談しても

社長
「社内で出来ることは全力でやっているよ。Sのお陰でここまでの数字がでたんだね。でもここが限界なのかもね」

そう仰っていましたが私にはまだ足りないように思えました。
(それでも何か他にできることはないのか?)
ネットや色々な薬局向けの不動在庫サービスを調べてみました。
しかし既存のサービスは私には魅力的で納得のいくものには思えませんでした。(あくまで個人の感想です)

実はこの4年間、社内の在庫のデータを見続けていてずっと考えていたことがありました。

どうして「メルカリ」のような医薬品を対象としたプラットフォームはないのだろう?この世にないのであれば自分で作れないかな?

以下、脳内の私の考え

今では所有しているのが当たり前と言っていいスマートフォンでアプリを作り、調剤薬局専用の不動在庫医薬品を出品・購入することに特化したプラットフォームがあれば便利なのに・・・
他のフリマアプリのように不動在庫になると分かった瞬間に手元のスマートフォンからバーコード読み込んで数量と割引率入れたら終わり!みたいな形があれば便利だし管理もしやすいし薬局経営の助けになるんじゃないかな?
個人薬局や中小企業だったら開封済みで期限が短くても安く仕入れられるのはメリットだし。
どうして世の中にはないのだろう・・・

ビジネスとして成立しないからなのか?
いや!今まさに手元にそれを検証するデータがあるじゃないか!
この4年間の社内の不動在庫のやり取りのデータをもとにシミュレーションしてみよう・・・
そういえば大手薬局や個人薬局に友人がいるな。
卸会社さんからも不動在庫を開封済みで揉めたりするって聞いたことあるし!
よし!不動在庫や廃棄医薬品について色んな人にリサーチを掛けてみよう!

脳内の考え終了

それからの私は様々な人達にリサーチを掛けて集まった情報を整理していきました。
色々と調べていく中で思ったことは
(これ・・・需要あるんじゃないかな?よし!次は実際にアプリ開発となったら費用はどれくらいかかるんだろう?ネットで調べてもわからないな・・・色々なIT会社に問い合わせしてみよう!)
その結果、ビジネスモデル・ニーズ・費用など様々なことで数字や想定を行うことができました。

我が社で不動在庫医薬品を対象としたビジネスをやれないかな?

ふと、そんなことが頭によぎったのを今でも覚えています(笑)
そこからは寝ても覚めても「不動在庫医薬品 アプリ プラットフォーム」のことばかり考えてしまいました。
ここはこうしたら便利、あそこはこうしよう、これはこうだよね!
もう気持ちは完全に「やってみたい!」に傾いていたのです(笑)

それからはすぐに事業計画書やプレゼンの準備を行いました。
全部が初めてのことなので、ツギハギだらけのお粗末なできだったことでしょう(笑)
それでも前に進むことを選んだ私は
「よし!準備は整った!社長に我が社でやれないか話してみよう!」
こうしてキッカケを得た私は新しいことへのチャレンジにのめり込んでいくのでした・・・

次回「プレゼン編」へ

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