【ドット絵】行き当たりばったりで『顔』を描いてみよう
新年あけましておめでとうございます。
2020年ですね。
一年の始まりですので、皆さんは色んな目標やチャレンジを掲げておられるのではないでしょうか。
新しい一年に向けて、「初めてのドット絵」にチャレンジするという方も、きっといらっしゃるのではないかと思います。
そんな方に向けて、
『ドット絵って難しくないですよ!』
『ドット絵って楽しいですよ!』
ということをお伝えしたいと思い、今回の記事では、何もないキャンバスに、一からドット絵で『顔』を描いてみようと思います。
この記事を読んでいただければ、ドット絵を始めることにハードルの高さを感じていた方にも、
「これなら自分にも打てそう!」
「ドット絵、打ってみたい!」
と思ってもらえるはずです。
1.どんな顔を打つのか目指す目標を決める
まず最初に、『ドット絵でどんな顔を打つのか』を、何となくでもいいので、目標を定めましょう。
目標が何もないと、時間もかかってしまう上に、失敗率も上がってしまいます。
今回は、せっかくなので、『イケメン風な顔』を目指してドット絵を打ってみようと思います。
はたして、どんな手順で、イケメン風な顔のドット絵ができあがるのでしょうか。
2.キャンバスを用意する
まずは、何もないキャンバスを用意しましょう。
今回は32 × 32pixelのキャンバスサイズにしてみます。
わかりやすくキャンバスをグレーにしてみました。
64×64pixelだと大きすぎて大変なので、32×32pixelサイズくらいが、ドット絵は打ちやすく手頃かなあと思います。
では、早速このキャンバスにドット絵を打ってみましょう。
3.お豆腐を描く
キャンバスの上に、まずはバランスよく四角いお豆腐を描きましょう。
こんな感じに四角いお豆腐が描ければ100点です!完璧です!
4.顔を描いてみる
では、お豆腐に顔を描いてみましょう。
最初は簡単に目と口を描くだけでいいと思います。
こんな感じです!
CMやポスターやゲーム等で、よく見る感じの顔ができましたね。
シンプルな顔ですが、よく使われる汎用性の高い顔です。
5.表情をつけてみる
表情が感じられるように、顔を少しアレンジしてみましょう。
ほっぺたの赤みを描くために、色を一色、増やしてみました。
表情が出て、血色が良くなったことで、生命感が出てきたような気がします。
お豆腐が美味しそうに見えてきました。
6.線を柔らかくする
せっかく表情が柔らかくなったので、顔の形も柔らかくしてみましょう。
四角かった顔の形を、柔らかく『お餅風』にしてみました。
目も少し形を変えてみました。
より魅力的な目になったように思います。
7.お餅から人に変える
このままだと、お餅すぎるので、もう少しキャラクターらしさか出るように、情報を描き加えてみましょう。
目指しているのは、イケメン風の顔なので、お餅ではなく、人の顔にもっと近付けてみようと思います。
髪や眉を追加して、『人』っぽくしてみました。
お餅じゃなくなりましたが、目指していた『イケメン風な顔』とは程遠い気がしますね…。
髪型が悪い気がします。
8.髪型を変える
髪型をアレンジしてみましょう。
髪型を変えて、表情も凛々しくしてみました。
性格的にはイケメン風なキャラクターに近付いた気がしなくもないです。
9.アンチエイリアスのドットを打って滑らかにする
なかなかイケメン風な顔にならないので、ほっぺたの赤色を使って、描き込み量を増やしてみましょう。
これは、ドット絵のガタツキが目立つ箇所に、中間色を置いて、絵が滑らかに見えるようにするテクニックです。
『ジャギ消し』とか、『アンチエイリアス』と呼ばれるテクニックです。
テクニックを駆使してみましたが、イケメン風の顔には、まだ程遠い気がします。
10.肌色を使う
もっと自然な見た目になるように、ちゃんと肌色を使ってみようと思います。
どうでしょう!?
かなり、人の顔っぽくなってきましたね。
何となくコロコロコミックなテイストを感じます。
11.痩せさせる
そもそもイケメン風を目指しているにも関わらず、ぽっちゃりさせ過ぎていました。
反省して、痩せさせようと思います。
ほっぺたのお肉を削って、痩せさせてみました。
気分転換として、髪型も試しに変えてみたのですが、これだと可愛いルパン三世ですね。
12.年齢を上げてみる
見た目の年齢が、そもそも幼すぎるような気がするので、年齢を上げてみましょう。
ハイ、弄っているうちに、年齢を上げすぎてしまいました…。
13.年齢を下げて調整してみる
上げすぎてしまった年齢を今度は、逆に下げて調整してみましょう。
弄っているうちに、今度は年齢を下げ過ぎてしまいました…。
何か見たことがあるような見た目になっている気もしますが、気のせいです。
14.全然違う方向に変えてみる
よくわからなくなってきたので、思いきって全然違う方向にアレンジしてみましょう。
はい、益々、よくわからなくなってきました。
15.ドット絵としての原点に立ち返る
ドット絵って、そもそも曲線表現よりも直線表現のほうが、綺麗に表現できるので、美しく完成度の高いドット絵で描こうと思った場合、できるだけ直線主体の絵にすると良いと思います。
ドット絵には、表現が難しい曲線や、難しい角度の直線が存在しますので、そのような場合は無理に頑張って表現しようとするのではなく、ドット絵という表現に適した見せ方にアレンジすれば良いわけです。
ですので、今回もドット絵に適した表現を意識して、直線主体の顔にしてみようと思います。
変にガタガタした粗い見た目ではなく、美しい四角い顔にしてみました。
ドット絵は、何でもドット絵で表現すれば良いのではなく、ドット絵で表現することに必然性が必要だと思います。
『これは、ドット絵で表現する意味があるのかどうか?』を常に自問自答すると良いかもしれません。
方向性に迷った時は、ドット絵としての原点に立ち返ることも大切ですね。
…と、それっぽいことを語ってみたものの、
『このドット絵の、どこがイケメン風の顔なの???』
というツッコミの声が聞こえてきましたので、もう少し改善してみようと思います。
16.影を足して、シリアスな深みを加える
影を入れないと、少しシンプルさが出過ぎな気がするので、影を加えてみましょう。
う~ん、、、まだシンプルな気がしますね。
このままでは、全くイケメン風にならない悪い予感がしてきたので、もっと影を加えてみましょう。
17.ハイライトを加えて仕上げる
こうなったらもう、最終手段として、
ということを一気に行い、クオリティを上げ、立体的に仕上げてみようと思います。
ハイ、できました!!
ドット絵ならではの表現でイケメン風の顔を描くと、こんな感じになりました。
イケメンというか、『男前感』がグッと増したような気がします。
18.完成です!
せっかくなので、輪郭線を太くして、アイコン風にしてみました。
『イケメン風の顔のドット絵を描く』という新年初のチャレンジは、如何でしたでしょうか。
とても難産でしたが、男前な顔が描けたような気がしなくもないです。
ドット絵は、男前な顔と相性がいいのかもしれませんね。
(すみません、いつかちゃんと真面目にリベンジします…。)
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2020年の『新しいチャレンジ』として、ドット絵を選んでいただけると嬉しいなあと思います。
それでは、皆さん、今年も何卒よろしくお願いいたします。
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