表紙15

【ドット絵】かわいい女性キャラのドット絵にチャレンジ

たまには、『かわいい女性キャラのドット絵』を真面目に打ってみようと思います。

いつものように適当なドット絵にならないように、今回は下記のような条件を設定してみました。

〈 条件設定 〉
・かわいい女性キャラクター
・描き込み系
・特徴を出す

私がnoteの記事用に打つドット絵は、ほとんど描き込まないフラットなドット絵ばかりだったのですが、今回は徹底的に描き込んだドット絵を作ってみようと思います。

描き込み系のドット絵は、作成に時間がかかるのですが、今回は気合いを入れて臨みたいと思います。

この本気度合いが伝わりますでしょうか。

でも進行は、いつも通り、行き当たりばったりです。


1.ラフを作る

まずはドット絵で、ざっくりとかわいい女性キャラクターのラフを描いてみます。

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適当な色を一色選んで、ラフを描いてみました。

最初に条件として設定した『特徴を出す』ということを意識しながらラフを描いていたら、気付いた時には、このようなラフになっていました。

ラフができてしまった以上、このアフロな髪型を『特徴』としたいと思います。

・アフロな髪型のままで『かわいい女性キャラクター』という条件を満たせるのか?
・ファンキーになり過ぎないか?

そんな懸念も一瞬よぎりましたが、ミュージカル『アニー』を意識すれば大丈夫な気もします。

ポーズは、何かの構えっぽくしてみました。


2.ドットを整える

ラフのドット絵を今度はきれいに整えていきましょう。

画像2

一色のままで、ドットの並びを整えます。

ドットで描く線がきれいに見えるようにするには、規則性を持ってドットを配置していきます。

1ドット1ドットを階段状に並べたり、1ドット⇒2ドット⇒3ドットと段階的にドットの線を伸ばして配置してみたり、細かなテクニックを組み合わせながら、ドットの並びを整えていきます。

髪はクリンクリンに丸めて、Yシャツのようなパジャマのような服を着せ、カンフーポーズで構えさせてみました。


3.顔を描き込んでみる

最終的なイメージを持ちやすくするために、一番重要な顔を描き込んでいきます。

画像3

あーでもない、こーでもない、と試行錯誤しながら、顔を描き込んでカラーにしていきます。

画像4

顔のバランスも整えてみました。
この顔を基準にして、全身も仕上げていきましょう。


4.パーツ毎に色を塗り分ける

顔以外のパーツを認識しやすくするため、適当に塗り分けをします。

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全身を構成するパーツがわかりやすくなりましたね。
このあとは、パーツ毎に順番に描き込んでいきます。


5.衣装を描き込む

ポーズがカンフーポーズなので、衣装もカンフー服にして、キャラクターのイメージをまとめていこうと思います。

カンフー服の資料を参考にして、描き込んでいきます。

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カンフー衣装の資料をたくさん見て、形状や皺の入り方、影の付き方を参考にしてみました。

今回は描き込み系のドット絵ということもあり、表現を誤魔化しにくいので、資料をたくさん見て、説得力のある描写にする必要があります。

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ついでに、手や足の肌色部分も描き込んでおきました。

衣装も手足も、それっぽく見えるようになってきたら、程々の状態で描き込みは止めておきます。


6.アフロを描き込む

このキャラクターのドット絵の最大の難関とも言える『アフロ』を描き込んでいきましょう。

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クリンクリンした形状の髪を描き込んで整えつつ、アフロ全体としての立体感を意識して、明暗をつけていきます。

三分の一ほど描き込んでみましたが、全然終わらなくて気が遠くなりそうです…。

ここからは、いつものように地味な作業が続きます。


アフロのドットを一点一点、ポチポチと整えていきます。



ポチポチ・・・



ポチポチ・・・



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…なんとなく、アフロ全体に手を入れることができました。

髪を描き込み過ぎたせいか、目がぐるぐると渦を巻いて倒れそうです。うずまき恐怖症の方には、お見せできないドット絵ですね…。


全身の描き込みがかなり進んだので、そろそろ完成させてたいところですが、まだまだ終わりません。

ここから、さらに全体のバランスを見ながら、調整していくことになります。

調整のポイントとしては、

・全体的な立体感のバランスを整える
・描き込み量を整える

という二点です。


まだまだ完成までの道のりは長いです。
現時点で完成度は70%というところでしょうか。


7.細部を仕上げる

色数を少し増やして、全体的に、自然な立体感をつけていきます。

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ハイライトを入れ、影を強調し、アウトラインのドットにも明暗を描き込みました。

かなり立体感が出てきたように思います。

引き続き、地面に影を落とし、再び全体をチェックし、細部の調整を行います。(地面に影を落とすと、3D空間を意識しやすくなります。)

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ポチポチとドットを打ち、細部まで手を加えて何度も調整を重ねた結果、ようやくドット絵の『完成』が見えてきた気がします…!

ここまで、長かった…!ゴールは近いです!



そして、この段階で、残念な事件が起きます。






なんと、私が飽き始めてきたのです…!!!!!



8.色々と余計なことをしてみる

飽きてしまった以上は仕方ないです。
気の向くままに色々弄ってみます。完全に余計な弄りです。

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色を弄ってみたり、背景に汚しを入れてみました。

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弄れば弄るほど、ドット絵から離れてきてしまいました…。



9.カンフー・アフロガール完成

ドット絵なので、ドット感が消えないように、調整を進めます。

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強引にドットっぽさを残すようにしてみました。
ドット絵に見えますか?

なんだか当初の目的地を大きく外れて、遠く離れた見知らぬ場所に来てしまったような気がします。

行き当たりばったりでの進行は、実に恐ろしいですね…。


でも、結果的に、なんだか面白いドット絵ができたように思います…!

予想外の結果に行き着いて、新しい発見があるのも、行き当たりばったり進行の醍醐味ですね。


今回は、これをドット絵の『完成』としたいと思います。

最初に設定した条件も全て満たしていますね。

〈 条件設定 〉
・かわいい女性キャラクター ⇒ ◯(多分、かわいい)
・描き込み系 ⇒ ◯(描き込み系を越えた描き込み)
・特徴を出す ⇒◯(ブロッコリー感)


10.ちょっとだけ動かしてみる

基本形としてのドット絵が完成しましたので、このカンフー・アフロガールをちょっとだけ動かしてみました。

フットワークB32_200

アフロの動かし方は、ちょっと大雑把ですが、とりあえず…ということで。

アフロを動かすのは大変ですが、いつかカンフーアクションを作ってみたいと思います。(気長にお待ちください…)


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