表紙11

【ドット絵】フットワークアニメの作り方

今回は、4頭身ぐらいのドットキャラクターで、フットワークアニメを作ってみようと思います。

以前に2頭身ぐらいのドットキャラクターで、待機アニメを作って失敗しましたが、今回はさらに頭身が高くなるので、難易度が上がってしまいます。

前回の記事は、こちらです↓

今回は、格闘ゲームやアクションゲーム用のドットキャラを想定して、フットワークアニメにチャレンジしてみます。


① 動かすキャラクターのドット絵を作る

まずはざっくりとラフな感じでドットキャラのアタリを取ります。

フットワークのポーズから、多彩なアクションを繰り出しやすいように、『構え』を意識してみます。

まあ、ファイティングポーズですね。

ざっくりと、こんな感じになりました。
バランスも適当です。

私の性格上、気分次第でどんどん変えてしまうので、あくまでざっくりです。


そして、このラフをもとに、ドットを整えていきます。


そうすると、数分後に・・・


こんな感じで、ドットが整います。

ラフとは見た目が大きく変わってしまいましたが、気にしないでください。気分でドットを打っているので、こういうこともありますよね。

都合上、頭は丸ごと、フードでスッポリと隠してしまいました。

では、ドットキャラが形になったので、動かしてみましょう!


② 全体をパーツ毎にざっくり動かす

まずは、どういう動きにするのか、動きのイメージを作ることが大切です。

ドットキャラクターをざっくりとパーツごとに動かして、動きを作ります。

腕や頭部等、レイヤーを分けて作っている場合は、こういう時、便利ですね。

私はレイヤーを分けてないので、せっかく綺麗に整えたドット絵を、泣きながら、ザクザクと切り貼りしたり、ずらしたりして、動きの流れを作ります。

フットワークアニメといっても、いろんな動きが存在しますが、今回は、

・上下への躍動感
・前後への重心移動
・円を意識したパーツの動き

をポイントに動かしてみました。

この『動きのイメージ』を作るという作業は、ゴールへの道筋を作る作業です。

脳内で完成形が浮かぶようになるまでは、この工程に時間をかけて、あれこれと試行錯誤したほうが良いと思います。


③ ドットを整える

『動きのイメージ』ができたら、あとは、ざっくり動かしたドット絵を整えていきます。


ここからは、とても地道な作業です。



ポチポチとドットを打って整えていきます。


ドットとは『点』です。1ピクセルです。
無心になって、ドットをポチポチという打ちながら、整えていきます。


ポチポチ・・・


ポチポチ・・・ポチポチ・・・


脳内に思い描いた完成形を目指して、ただただ無心にドットを打ちます。

ゲームグラフィックの表現手段が、まだ『ドット絵』しかなかった頃、ゲーム業界では、キーボードでドットを打っていたので、ドット絵を『打つ』という表現を使うようになりました。

最近はあまり使わない表現なのでしょうか?

そんなことを考えたりもしながら、引き続きドットをポチポチ・・・

そうして、一通りドットを整えていることができました。

途中で飽きてきたので、気分転換に一色だけ布部分に色を乗せてみました。

ドットが整い、無事に完成しました!


④ 細部までこだわりを入れる

かなりドットが整いましたが、ここで終えてしまうと『普通』なので、ここからもう一歩踏み込んで、ドットを整えていきます。


このこだわりをが、大切だったりします。


再び、ポチポチとドットを整えます。


地道な作業が続きます。


ポチポチ・・・


ポチポチ・・・ポチポチ・・・


途中で飽きたので、今度は、左右反転してみました。

気分転換に、地面に影も落としてみました。
(この影は、モザイク処理をかけて、わざと粗く表現してみましたが、特に意味はありません…。なんとなく試してみただけです…)

『指』とか、細かなところに動きが追加されているのが、わかりますでしょうか?
細かく丁寧に動かしてみました。


一先ず、こんなところで、『完成』としたいと思います。


いやー、頑張った。
私はビールをあまり好んで飲まないのですが、今夜のビールは旨い気がします。


⑤ なんとなく、まだこだわりを入れる

もうこれで完成で終わりと思わせておきつつ、読み手の想像の上を提供できるよう、まだもう少し作り込みを続けてみようと思います。

ここで終えてしまうと、まだ普通な気がするので。

エンタメとは、お客様の予想を裏切り、期待の上を提供して、そこに感動が生まれるわけですが、なんとなく打っている今回のドット絵にも、そんなエンタメ精神を少しでも取り入れたいものです。

とはいえ、どう作り込むべきか、特に面白いアイデアも思い浮かばないので、フットワークアニメの前後に、少し動きを足してみようと思います。


再びドット絵を地味にポチポチと打ち始めます。


ポチポチ・・・


ポチポチ・・・ポチポチ・・・


はい、前後に少し動きを足してみました。

ということで、キリがないので、一先ずこれで『完成』としたいと思います。

今度こそ完成です。本当です。

面白いアイデアも浮かばないまま、惰性で動きを付け足してしまいましたが、行き当たりばったりなので仕方ないですね…。


⑥ 最後に

今回、色数の極端に少ないドット絵を使ってアニメーションを作ってみましたが、サイズが大きいと地味に大変ですね…。

今回の記事は特にオチを付けることができませんでしたが、たまにはそんな回が有っても良いかなあと。
(今回の記事は内容薄くてすみません、、、)

ということで、また次回。


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