【ドット絵】パンチ、キックのコンビネーション
サイドビューのアクションゲームを想定して、パンチ・キックのコンビネーション攻撃を作ってみようと思います。
頭身の高いキャラクターでアニメーションを作るのは大変なので、2.5頭身ぐらいの男の子のキャラクターをさささっと用意してみましょう。
いつも通り、行き当たりばったりで進行してみます。
1.ラフを描く
さささっと、ペンツールでラフを描きます。
パンチ、キックを繰り出しやすいような、ファイティングポーズをイメージしてみます。
ラフなので、これぐらいで止めておきます。
パンチもキックも、繰り出しやすそうですね。
動かしやすいポーズを基本形にすることで、アニメーションも作りやすくなります。
2.線を整える
さささっと、ラフを整えます。
ドット絵を打つ全工程の中で、この『線を整える』という工程が、一番無心になれるので、楽しいですね。
規則正しくドットを並べつつ、絵として成立させていくわけです。
シルエットに特徴が出るように、髪型もアレンジしました。
3.色を乗せる
さささっと色を乗せていきます。
あとで色を変えたりするので、とりあえずの色でいいと思います。
4.影をつける
立体感が出るように、影をさささっと描きこんでいきます。
斜め上あたりに光源位置を想定しつつ、さらに手前は明るく、奥は暗く処理していくのが基本になります。
あとで調整するので、とりあえずの影付けでいいと思います。
5.何となく余計なことをしてみる
なんとなく情報を密度を上げるために、余計な描き込みを増やしてみます。
なんか気持ち悪くなりました…。(失敗したかも…)
ドット絵とはいえ、こういうところに個性が出ますね。
この描き込みも、あとで整理するので、どんどん進めて行きましょう。
6.色のトーンを調整する
全体の統一感を出すために色を調整してみましょう。
かなりまとまりが出てきました。
ここから、さらに細かな箇所に手を加えていきます。
7.細部を調整する
ドットの細かな並びや影の入れ方、動かした時に都合の良さそうな表現等、色々と考慮してバランスをとりながら、調整していきます。
さささっと手を入れてみました。
色数を増やしすぎたり、描き込み過ぎたりすると、アニメーションさせるのが大変になるので、一先ず、ここで基本形は完成としたいと思います。
基本形ができたので、次は、アニメーションさせていきましょう。
8.動きのイメージをラフで起こす
まずは、さささっとラフで動きのイメージを作ってみましょう。
ものすごく粗いラフで、全体の動きの流れを作ってみました。
・・・なんとなく動きは伝わりますでしょうか?
左右のワン・ツー・パンチの後にキックさせています。
この粗いラフが、果たして、ちゃんと最後にはきれいに仕上がるのでしょうか…?
…それは、私にも、まだわかりません。
(・・・途中で、仕上げをあきらめてしまうような予感がします。)
9.ラフアニメを整える
全体の動きの流れを粗いラフで描いたわけですが、次はそのラフを整えていきます。
ここで、全体の『動きの流れ』を少し整理してみましょう。
こんな感じの動きの流れになっています。
②~④の動きのラフを全体的に少しずつ整理していくべきか、それとも、まずは②だけを仕上げて、次に③、次に④と、順番に仕上げていくべきか、どちらの進め方がお勧めかと言うと、後者がお勧めです。
全体を少しずつ仕上げるよりも、一枚一枚を確実に仕上げていくほうが、短い間隔で達成感を得られるので、飽きずに最後まで続けやすくなります。
そのような理由により、まずは、『②右パンチ』から、仕上げていきたいと思います。
…と言いつつ、たまに「③左パンチ」「④左キック」にも手を入れてみたりしながら、形を整えていきます。
結局、全体的に少しずつ手を入れて形を整えていたりします。(動きの流れを整理して、進め方を検討した意味が無かったですね。…すみません。)
引き続き、どんどん手を入れて形を整えていきましょう。
今回のコンビネーション攻撃は、「②右パンチ」「③左パンチ」「④左キック」という三つのモーションで構成されているのですが、それぞれのモーションのキーとなるポーズを重点的に整えながら進めています。
キーとなるポーズというのは、例えば「②右パンチ」の場合、右の拳を出し切った一番かっこいいポーズのことです。「④左キック」のキーとなるポーズは、左脚を前に蹴り出した一番かっこいいポーズを指します。
キーとなるポーズを重点的にこだわって仕上げて、それを『仕上げの基準』とし、次に中割りを仕上げていくという流れが望ましいです。
キー・ポーズを中心に形を整えて、描き込み、中割りについても、形を整え、描き込むという作業を延々と繰り返します。
いやー、それにしても、・・・全然、終わる気がしません。
完成までの果てしない道のりに、気を失ってしまいそうです。
10.仕上げる
形を整え、描き込み、形を整え、描き込み、形を整え、描き込み、形を整え、描き込み、形を整え、描き込み、形を整え、描き込み・・・
全然仕上げが終わらないので、色々と後悔し始めます。
「どうしてこんなに扱いづらい髪型にしたんだろう…」
「どうしてこんな変な影の付け方にしてしまったんだろう…」
「コンビネーションじゃなくて、パンチかキックだけのアニメーションにすれば良かった…」
等々、後悔の海を漂いながら、ただひたすらに形を整え、描き込みを進めていきます。
そして、苦労の末、ようやく何とか形になってきました。
もう、ほぼゴールです。
今回の記事では、コンビネーション攻撃について、何かアニメーションのノウハウを書こうと思っていたのですが、何も書くことが思いつかないまま、最終的な仕上げの段階まで来てしまいました…。
最終的な仕上げとして、さらに細部を調整しつつ、パンチとキックにブラー効果を加えてみました。足元に少し土煙も加えています。
そろそろ力尽きそうなので、このあたりで完成扱いにしようと思います…!!
最後に
今回の記事も、読んだところで何のノウハウも手に入らない、役に立たない記事になってしまいました…。
パンチ、キックのコンビネーションを仕上げるだけで精一杯になってしまいました。アニメーションって、大変ですね…。
次回こそは、ちゃんとドット絵のテクニックやアニメーションのノウハウを記事にしたいと思います…!(期待せずにお待ちください…。)
★イクシールのホームページ★
http://www.ixill.net/
★BOOTHのイクシール通販サイト★
https://ixill.booth.pm/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?