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神保町で味わう南インド料理

はじめに

日本最大の古書店街 神保町。
この街には書店や喫茶店以外にも、有名なものがある。





それがカレー店だ。


周辺にある5つの大学の近くに書店ができたことと同様に、飲食店も増え、カレー店の店舗数も増えていった。
現在、カレー店は神保町駅から隣の小川町駅にかけて多く立地している。毎年10月には神田カレーグランプリも開かれる。

私はカレーの中でもインドカレーが好きだ。
高校2年生でインドに行った際、毎食食べていたことで魅力を知った。
日本のカレーにない、独自のスパイスや味の多さが魅力だ。

そんな私が神保町で厳選したカレー店をお届けする。

三燈舎 SANTOSHAM

神保町駅A5番出口を降りて徒歩4分。
スポーツ用品店ヴィクトリアの隣にあるインドカレーの店が三燈舎だ。
テレビ東京のドラマ「孤独のグルメ」でも取り上げられた有名な店で、いつもランチタイムには階段下の入口まで行列ができている。

入口

店主はインド南端のケーララ州の出身。そのため、提供される料理は南インドのものが多い。南インド料理の特徴を補足すると、南インドは温暖な気候かつ稲作に適した地域のため、米や野菜が中心の食生活だ。
また、暑さ対策のため、辛味や酸味をベースとした味付けも特徴だ。

オススメの一品


さて、今回、私が注文したのはSANTOSHAM MEALS(1850円)。

南インドの伝統的な家庭料理で、バナナの葉の上に広げたカレーやスープを載せた定食、いわゆるミールスの一種だ。

上の写真が私が実際に食べたミールスで、下の写真が、メニューでのミールスの説明だ。何がどれに当たるかは二枚の写真を照らし合わせてほしい。

馴染みがない方も多いので、各料理の詳細を以下に説明する。
(◎はおかわり可能)

バトゥーラ(Batura)
→インド発祥のパンだが、ナンと違い、油で揚げて調理される。
 チャナマサラ(ひよこ豆)や辛いカレーと相性がいい。

◎バスマティライス(Basmati rice)
→日本の米より長細いインドの米の中でも高級米とされる品種だ。
 炊き上がると、香りが強いので、「香り米」の一種とされる。
 水気が少なくパラパラしていて、汁の多いカレーとの相性がいい。

パパダム(パパド、Appalam)
→豆の粉で生地を作り、乾燥させた塩味のスナック。
 バラバラに砕いて、ライスと混ぜて食べる。

◎サンバル(Sambar)
→豆と野菜を煮込んだ南インドの家庭の味のスープ。

◎ラッサム(Rassam)
→タマリンドの実と胡椒が入った、酸っぱくて辛い南インドのスープ。

トーレン(Thoran)
→細かく刻んだ野菜の炒め物

魚カレー(Fish Curry)
チキンカレー(Chicken Curry)

マサラ・ワダ(Masala Wada)
→揚げた豆のスナックで、スパイスで味付けされている。


味の感想

南インド料理の特徴の通り、カレーの辛味と、サンバルとラッサムの酸味が効いた料理だった。珍しいエスニック料理を食べたい方にぴったりだ。

店名のSANTOSHAMは、南インドのマラヤーラム語で幸せという意味だ。「関わる人がみな幸せになれるように」という思いが込められている。

ぜひ、ミールスを食べて幸せな気持ちになってほしい。


店舗情報

【店舗情報】
店名 三燈舎 SANTOSHAM 
予約可否 ディナーのみ予約可
住所 東京都千代田区神田小川町3-2古室ビル2階
営業時間
ランチ 11:00-15:30 (LO 15:00)
ディナー 17:30-22:00 (LO 21:00)
定休日 月
※その他不定休あり(Instagramにて情報更新しております)
支払い方法:カード可、電子マネー可


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