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【インドの旅】苦しいときこそ旅に出ろ!~初めての海外旅行~


はじめに


あなたは今の現状に満足しているだろうか?

学校や職場で成果が上げられなかったり、
人間関係が上手くいかなかったり、
人生に悩む人はいるだろう。

こんなとき、無理をして頑張り続けようとする人もいる。
しかし、それだけで心は満たされるのか?


私は苦しい時こそ日常生活を離れ、
新たな世界を知って人生を充実させるべきだと思う。

実際、私が高校2年生のとき、部活や人間関係に悩み
辛い日々を送っていた。

辛い現状を変えたくて、高校2年生の夏に初めて海外に行った。
行き先はインドだった。


今回の記事はインドへの旅で、
私がどう変わったかをお伝えする。


人生に悩んでいる人、
自分を変えたいと思う人

ぜひ、この記事を読んでほしい。



インドに行った理由

理由は単に海外に行きたい
気持ちが強かった
だけで、
インドへのこだわりはなかった。
ただ、どん底の自分を変えたい
気持ちがあった。


当時の私は広島市に住む高校2年生。
勉強と部活(登山部)にしっかり取り組んでいた。しかし、部活の大会では、チームをまとめられず惨敗

また、中高生が平和活動について取材する活動
ジュニアライターでは、海外に取材する機会があったが、落選

このように、当時の私は何もかも
上手くいかず落ちこんでいた。
今思っても辛い時期だった。


そんな折に、ジュニアライターの担当記者から
1枚の案内を渡された。

「夏休みにインドで
 1週間のスタディーツアー」

この文面が目に入ってすぐ、「行ってみたい!」と思ったのを今でも覚えている。

どの国に行きたいかこだわりは無かった。
「とにかく海外に行ってみたい」
この気持ちが私を突き動かした。


両親や先生を説得し、夏休みでインドに行くことを決めた。

インドで行った都市


私が行った都市はインド中部の
Bengaluru(ベンガルール)である。
昔は英語の発音でバンガロールと呼ばれた。

地理の授業で、「インドのシリコンバレー」と呼ばれIT産業で発展した地域と習った方も多いだろう。

赤丸で囲った場所!

反面、環境汚染や治安の悪さなどが問題視されている。

ただ、治安が悪いから危険な人が多いわけではない。むしろ破格のおもてなしを受け、みんな親切だった

インドでしたこと

一緒にツアーに行った仲間

今回のツアーは私を含む日本人の若者4人が参加した。さらに、市民団体「インドチャイ倶楽部ひろしま」のスタッフ2人が同行しバックアップした。

スタッフの一人で
インド南部のケーララ州出身の
ジェームス・ジョーセフさん。
後述するがジェームスさんからは
人生で大事なマインドを教わった。

参加者の集合写真
(後列左が私、後列右がジェームスさん、後列中央は学校の校長)

今回のツアーで最もお世話になった師匠のような存在だ。


具体的な行程


ではインドで具体的に何をしたのか。
下記の写真は行程表である。

ツアーのメインは、2日目~5日目の現地の学校との交流。特に広島市に原爆が落とされた「8月6日」は現地で式典を行い、広島へ祈りを捧げた。

折り鶴やメッセージボードを用意していた。

インドで得たこと


1.おもてなしへの熱心さ

インドの人々は全く無名の私たちを熱心におもてなししてくれた。

学校で真っ先に目に入ったのは私たちの顔写真が入った看板である。まさか校門に大きく置かれていると思わなかった。

写真にツッコむ人



校内では「写真撮って!」、「日本語でサイン書いて!」など、今まで経験しなかった扱いを受けた。休憩時間などは、終始人だかりが絶えなかった。急に有名人の扱いを受けたことに終始、驚いていた。

こんな写真が100枚近く残っている。

また、現地の学校の先生や生徒たちは、広島や原爆のことを熱心に調べていた。8月6日には展示会もあり、日本に関するポスターや原爆ドームなどの模型まで作ってくれていた。

原爆ドームの模型
こちらはツルの模型
展示会の様子。日本のものがいっぱい。

私は幼少期から学校の平和学習やジュニアライターの活動で平和や原爆のことなどを学んできた。とはいえ、工作で原爆ドームを作ったことはなく、「ここまでするか!」と驚きの反応をしたのを覚えている。

いずれにせよ、
「何事も全力で!徹底的にやる!」というマインドのもと、準備してくれたと思っている。

いつしか「自分も頑張らなきゃ!」
とエネルギーをもらっていた。


2.何事もトライすることの大切さ

これを学んだ出来事は2つある。

1つは片言の英語でプレゼンしたとき。現地の生徒たちに、広島や学校のこと、ジュニアライターの活動などをプレゼンした。決して英語が得意ではないので、事前に英文で原稿を作っていた。

ただ、いざ目の前で発表となると、緊張して上手くできなかった。それでも、生徒たちから拍手をもらえた。

同行したジェームスさんからも「自分の言葉で話すことが大事」と言ってもらえた。

プレゼン後の写真

もう1つは現地の食文化である。日本と全く違うインドの食文化に戸惑っていた。

例えば、カレーを右手で食べることは、皆さんもご存じの習慣だろう。

滞在中は、毎回カレーを食べており、最初はスプーンなどで食べていた。ただ、気がつくと周りと同じように手で食べていた。

インドでのご飯(一例)
証拠写真

写真のように現地の習慣を身を以て体験できた。


このように、インドでは挑戦することの大切さも学べた。

3.人生を楽しむこと


これを感じたのはツアー5日目のこと。
バスでベンガルール郊外にある世界遺産「マイソール宮殿」を訪れた。

バスの車内ではみんな、大人しく座っていると思っていた。しかし、シートベルトも締めずに
音楽を大音量で流し、騒いでいた

「マイソール宮殿」
このテンションが一日中続いた

最初は席に座っていた私も、いつの間にか踊っていた。おそらく、日本でこんなことをしたら、道路交通法違反で逮捕されるはず。

でも、この瞬間を楽しむことの大切さは
インドの人たちに教えてもらった。

帰国後の私

巷では、「インドで生水を飲んで、腹を下して人生観が変わる」という話を聞く。

だが、私は生水は飲んでいないし、お腹も下していない。劇的に人生観が変わったわけでもない。世間で言われる体験はできていない。

むしろ、帰国してからはこれまで通りの学生生活を送っていた。

けれども、謎の(?)自信がついた。理由は周囲の人たちが持っていない経験ができたから

高2の夏休みにインドへ行ったこと。
8月6日、インドで平和について考えたこと。
現地の学生と交流して仲良くなれたこと。
バスの中で大音量で音楽を流して騒いだこと。

全部を高校生で体験した人は少ない。そもそも初めての海外がインドは珍しいだろう。

私は唯一無二の経験と自信を手に入れた。加えて、新たな価値観や文化を経験でき、旅の醍醐味を味わえた。

旅をしたからといって人生がすべて上手くいくわけではない。でも、旅の思い出は、ときに自分の支えとなり、人生を頑張る活力にもなる。


この時の経験があるから
どんなに苦しいことがあっても旅をし続けている。

2024年の私

あとがき

記事の執筆中、高2の辛かった頃とインドでの出来事を思い出すと
自然と目が潤んだ。9年経った今でも忘れられない経験だ。

旅は、人の心を大きく動かすもの。
ぜひ、苦しいときこそ旅に出て心躍る経験をしてほしい。

ありがとう!

最後に、この旅で出会ったみんな本当にありがとう!
またインドで会いたい。


参考にしたサイト

※こちらはツアーの報告会の様子。本記事の
 趣旨と違うが、少しでも様子が伝われば。

※こちらはジェームスさんが新聞で、ツアーを  
 振り返った記事。


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