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「見た目は大人、頭脳は子供」のインパクト

波平さんと福山雅治さんが同年代とは・・。見出しに引き寄せられたコラム記事に関するnoteです。この記事をみて、サザエさんの登場人物の年齢を調べてみました。・・アナゴさん、27歳!?

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さて、本コラムでは、おじさん世代も若々しく、年齢のボーダレス化が起きていること。そして、それに対するマーケティングの動向が書かれています。印象的な部分を引用すると、

80年代までの消費キーワードは「卒業」

一方、現代社会は、

卒業がなくなるため、世代を超えたブランド、商品サービスが強い。
大人・子供時代の商品企画で不要になるのが「年相応」ということだろう

という記述。マーケティングでは、既にこういった思考が至る所で起きているなと大変参考になりました。

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そして、コラムの趣旨からは脱線しますが、もう1つ気になったものが「見た目は大人、頭脳は子供」というパワーワード。

正直、素直に受け入れがたい言葉でした。このコラムの趣旨から、趣味・趣向に限定すれば、大変納得できます。そうではなく、もし、このワードだけが「独り歩き」すると、怖い言葉だなと。

いや、「見た目は大人、頭脳は子供の部分もある人」くらいならいいのですが。

大人と子供の違いの1つは「責任」だと思います。自分の行いに、責任感をしっかり持っているのであれば、子供っぽい趣味だって、少年のような発想だって、本人が夢中になれることをすればいい。記事にあるように、もう「子供っぽい」というカテゴライズも、これからのマーケティングには古いかも知れません。

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私の仕事である「税」の分野でもそうです。大人になれば、消費税だけでなく様々な税を納めます。納税の義務、そして、税がどのように使われているか、しっかり興味を持ったり、監視する義務。社会を知ろうとすること、社会や選挙に参加すること。

私は、恵まれたことに結婚して、子供3人授かりました。妻、子供、会社、お客様を守る。そんな環境に置かれたことで、まだまだ30代ですが、頭脳も大人になってきたなと勝手に実感しています。逆に少々おじさん化が進みすぎているため、子供と遊ぶ時は童心に戻る努力をしています 笑

そういえば、先日、子供と紙飛行機を作って遊んだ際も、私は「げーんきですか、君はいまも〜♪」と19の名曲【あの紙ヒコーキ、くもり空わって】を口ずさみました。一方、隣で同世代の妻は「人生は〜紙飛行機〜♪」とAKBを口ずさみました。

・・この差。このままでは、50代の時に福山さんではなく、波平街道を進んでしまいそうです。

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脱線から脱線を巻き起こし、「おしっこちょっぴりもれたろう」ならぬ、「はなしが、ちょっぴりそれたろう」となりましたので、まとめます。

世の中、多様な価値観でいい。個性が尊重される社会がいい。でも、それは責任感が欠如した自由奔放なものではなく、お互いがつながり、支えあう中で、認められる社会であってほしい。

「見た目は大人、頭脳は(当然大人だけれど、遊び心は忘れていない)子供」

語感が悪すぎて、もはやキャッチフレーズとは言えませんが、括弧書きの部分が、誰にとっても当たり前であってほしい、と思います。

「少年の心を持った人がスキ」

そんな女性も、頭脳が「子供100%」な人ではなく、上記の括弧書きのような暗黙の了解があるはず。私もひとまず妻と3人の娘から良く思われるよう、自分を磨き、50代になった時、福山街道を歩いていけるよう頑張ります。・・目指すのは自由ですからね。

#COMEMO #NIKKEI


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