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ストレスってなんだろう 【 ストレス点数表の話 】

一、ストレスは「生きる幸せ」を感じさせるもの。
二、ストレス反応である疲労は心身を守る「安全弁」
三、ストレスは休養とのバランスがとれることで「心の健康」につながる 
これは、「ストレスの正体」だ。(日経スタイルの記事より)

こんな冒頭から始まる記事に関する私見noteです。

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以前、お客様のメンタル的な相談も多かったことから、自分自身もメンタルの知識をつけたい!という事で、「メンタルヘルスマネジメント検定」という試験を受験しました。

出題内容、興味深くないですか?私は「おお、これは使えそう!」とすぐ、参考書を試し読みしました。

メンタルヘルスへの対処法(労務管理、法律面の基礎知識)、メンタル不調のメカニズム(医学的基礎知識)、管理者としての心構え等、総合的に学習できます。

特に、うつ病を患った社員が職場復帰する際の、経営者側の注意点など、実務的な内容もあり、経営のアドバイスに活かせています。

この資格がきっかけで、よりメンタルヘルスに興味をもったのですが、そんな中、今回の記事で思い出したこと。

それが「ストレス点数(得点)」というものです。

このストレス点数表。ぜひやってみてください。

やってみると気づくこと。

配偶者の死、会社の倒産・・ん?結婚?  家族が増える?? 個人的成功???

そうなんです。この点数表によると、「ストレス=悪いこと」ではなく、人生の一大イベントや環境の変化(好転を含む)もまたストレス要因であると示されています。

私は、一番メンタル不調だった頃が26歳~27歳でした。この時期は、傍から見れば充実していたと思います。結婚、引越し、仕事も大きなプロジェクトを任されたり、抜擢されたり。収入も増えていました。一方、世の中では東北大震災があり、私自身も税理士受験をしていたことため、苦しい時期でもありました。思い起こしてストレス点数をつけると、良いイベントも苦しいイベントも盛りだくさんで、結果、「危険な状態」だったことが分かります。

日経スタイルの記事には、こんな記述があります。

内山教授「私たちが『ストレス』と呼んでいるような心の負荷は、うまく乗り越えられた時にこのうえない達成感をもたらします。いわばストレスは『生きる幸せを感じさせてくれるもの』でもあるのです。そう考えると、『ストレスが全くない生活が理想的な心の健康状態』とは言えない気がしてきます。心の健康とは、ストレスによる疲れと、そこからの回復を行ったり来たりする中で得られる、もっとダイナミックなものだと思います」

私も20代中盤、もがきながらも乗り越えたからこそ、「経験」「成長」という財産を得たと思っています。とはいえ、メンタル不調になってしまえば、危険でしたので、バランスも大切にしなければいけなかったと思います。

ストレスの正体が「生きがい」につながる人生のハードルであったり、ストレスによる疲労が心身を壊さないための「安全弁」であるなら、本当に目指すべきは「ストレス自体をなくすこと」ではなく、「ストレスを認識して、それとうまく付き合っていくこと」だろう。(記事より)

あ~ストレスで胃が痛い。そう気づいている時は、対処しやすいですが、日々充実しているぞ!という時こそ気づいたときには既に危険水域かもしれません。

休養を取ることも重要ですし、「自分の状況」を見つめなおすことが重要だなと改めて思いました。

先に紹介したストレス点数表は、お客様である経営者の皆さんにも紹介しています。私を含め経営者は、常にメンタル不調のリスクがありますが、なかなか自分の体のことは後回しにしがち(特にメンタル面)。

例えば社長が結婚した際、さぁやるぞ!とモチベーションが上がる反面、ストレス点数表では危険度も上がります。「気づき」さえすれば、うまく付き合える。そう思って、そんな時は点数表のことを、そっと伝えます。

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さて、今は4日前に抜歯した親知らず跡地の鈍痛、腫れた頬がストレスです。これを乗り越えたら、また生きる幸せを与えてくれる・・かも(というか、まだ痛いのですが・・大丈夫なんでしょうか・・。)

#COMEMO #nikkei

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