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「TSURUMIこどもホスピス」で新プロジェクトがはじまっています

千葉市美術館での公開制作や、企画展参加、瀬戸内国際芸術祭への出品……と、アートの場でのプロジェクト展開が多かった2022年の「岩沢兄弟」。自分たちでも意外な展開にびっくりしています。

でも、今まで通りの、コミュニケーションを生む空間づくりや家具づくりなど、デザインプロジェクトもしっかり続けていますよ。

もうすぐ完成お披露目ができそうなプロジェクトの一つに「TSURUMIこどもホスピス」(大阪府大阪市)での「ティーンエリア」デザイン&ディレクションがあります。

日本初のコミュニティ型子ども向けホスピス「TSURUMIこどもホスピス」

「TSURUMIこどもホスピス」は、生命を脅かす病気の子どもとその家族が、 家庭的な環境のなかで安らぎ、楽しみ、学び、慈愛を得ることができるようつくられた、日本初のコミュニティ型子ども向けホスピスです。

ホスピスという言葉は、穏やかな最期を迎える病院のような施設を連想させますが、こどもホスピスは病院ではなく、治療であきらめていた本来享受すべきその子らしい時間を叶える場所です。大きな芝生の中庭、外の光を広く取り込む廊下、おもちゃの部屋、建物のあちこちから楽しそうに笑う子どもたちの声がいつも聞こえて来ます。利用者が訪れるのを楽しみにする、そんな拠りどころとなる場所をめざしています。

「TSURUMIこどもホスピス」
公式ウェブサイト「わたしたちについて」より

公式サイトのメッセージもあるように、「ホスピス」で日本人がイメージしがちな場所とは大きくかけ離れたTSURUMIこどもホスピス。広い庭に明るくておしゃれな家のようなペンションのような空間。楽しい工夫やカラフルなおもちゃ、気になる家具の数々。

子ども達とその家族がのびのび遊んだり宿泊したりできるような場所で、スタッフの方は優しくて丁寧。いつ訪れても穏やかな空気が流れています。

▲マガジンハウス〈こここ〉さんの記事もわかりやすい▲

岩沢兄弟がティーン向けエリアを担当

そんなこどもホスピスで、岩沢兄弟がティーンエリアを担当しています。10代の若者は、どんな部屋なら楽しくワクワク過ごせるか。「行きたい!」と思ってくれるか。議論と設計をたくさん重ねて、ようやく工事がはじまりました。

ティーンエリア作ってます🔧

中学生以上の人がよりホスピスを楽しめるように❗️
「ここなら行ってみたい!」と思ってもらえる空間にするため、2階の一部を改装しています🔨🔨

バッタネイションの岩沢兄弟さんをはじめ面白い素敵な大人が集まり、来てくれる中高生のことを本気で考えて作り上げてくれています😎✨

「TSURUMIこどもホスピス」
Instagram投稿より

完成まであと少し! お楽しみに

今回はアートディレクターのいすたえこさんを中心に、色々な方とタッグを組んで空間作りをしています。

ちょっとだけセッティング中の写真をお見せしますが、完成して稼働しはじめたらまたしっかりご案内しますね。お楽しみに!

(撮影:増田好郎)

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