境界型人格障害(ボーダー)について

境界型人格障害という精神疾患があります。「境界型」などと言いますが、実は境界どころではない、「生ける魔物」です。俗にボーダーと言います。



ボーダーは自分に近づく者全ての心に忍び込み、相手を心身ともに破壊します。親兄弟、医師、教師、手当たり次第異です。その人がボーダーだという事に気づかずその人物をどうにかしようとする人は、皆心身を破壊されます。まさに魔物です。



しかし憐れむべきは、「おぎゃあと生まれついた時からのボーダー」は稀です。成長発育の過程、人生の過程で散々に人格そのものが歪められ、ボーダーになります。しかしいったんボーダーになった人を正常にするのは、限りなく不可能です。ボーダーは精神科医であろうが心療内科医であろうが漢方医であろうが、およそボーダーに関わる者の心全てを破壊し、外来をめちゃくちゃにします。そうでありながら、ボーダーは精神科の措置入院の対象にはならないので、入院加療にはなりません。



ボーダーの末路は哀れであります。さんざん他人を破壊したあげく、自ら人生が破綻し、「生ける屍」となります。自殺することも多いですが、耐えかねた周囲の人が本人を殺してしてしまう場合もあります。



ボーダーを治療し得たという記録は、実は洋の東西全てを見渡して、ただ一件しかありません。紀元前500年前、つまり今から2500年前の人であったブッダがアングリマーラというボーダーを改心させた記録です。ボーダーを治療するという事は、人格そのものを変えてしまうと言うことで、ここに挙げたブッダとアングリマーラの例以外、ないのです。これは2500年前の記録ですが、今に到るまでボーダーの治療に成功した、唯一の記録です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/アングリマーラ

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