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ワーママの敵はインフルエンザではなく社会だと思う

インフルエンザがわたしの働くこども園にも忍び寄ってきています。
周辺の各学校では、すでにクラス閉鎖になっているところもあって、そういうときは兄弟姉妹の関係ですぐに感染が広まるものですが、保護者や先生たちの対応もコロナをきっかけに早くなっているのかもしれませんね。今回は、感染も緩やかです。

そんなわけでインフルエンザでの欠席がじわじわと増えています。

自分が親になって、欠席連絡に対してひとつ変化があって。
お子さんの欠席連絡を受けると、その子の心配はもちろんあるんですが「ママは大丈夫かしら」と思うようになりました。

こども園に預けている親は、もれなく働いているわけで、子どもが病気になれば感染の可能性も考慮して、仕事を休まなければいけないですよね。
子どもを病院に連れて行くのだって大変だし、看病も気苦労が絶えません。

しかも「子どもが病気なので仕事を休ませてください」ということの言い辛さったら。
悪いことをしているわけでもないのに、ときに責められ、白い目で見られることだってあるはず。休んでいる間に仕事だって溜まる。

実家へ預ける手段もあるけど「病気を移したら悪い」と思うと預けられない場合もあるし、めったに預けない病児保育は安心して働けない人だっているだろうし、そもそも病児保育の施設がない地域だってあるんですよね。

子どもを預けて仕事に出ろっていう会社、体調の悪い子どもを置いて働くのかっていう身内。
ワーママの敵はインフルエンザでも風邪でもなく、社会の目なんだろうな。

敵にならずに、一緒に子どもを育てる方法を考えてくれる社会であったらいいのに
と心底思う。

看病もして、家事もこなす。そのうえ仕事もする。そんなママの姿を想像すると「大丈夫かな、疲れてないかな」と欠席連絡のアプリを見て思うのです。


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