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【子育て】子どもの食の好き嫌いへの最適解

わたしの娘は、食の好き嫌いが多い。かなり多い。野菜、麺類全般、乳製品、たまご、などなど。幼稚園の給食は、完食できる日もあれば、できない日もあったようです。牛乳は、全く飲みません。

そもそも娘の食の好みの激しさは、離乳食時からはじまりました。わたしも最初は娘のために、ネットでいろいろとレシピを見て試していたものの、全く食べてくれず、用意した食事のほとんどを処分する日も多かったです。

食事を出しても食べてくれない日が続いたときの、やるせなさったらありません。最終的にイライラしてしまって「もういい!」なんて感情任せに怒って、後悔して、自己嫌悪に陥って、本当に悪循環。

食の好き嫌いの弊害

1歳になってすぐの頃、娘が溶連菌感染症で入院しました。水分も取れない状態から、点滴と薬とで容体が回復しても、食の好き嫌いから入院食には、ほぼ手を付けないままトレーを返していました。好き嫌いが多いと、こういうときに困るなと思いました。栄養も取れませんし、体力もつきません。

子どもの好き嫌いへの対応はどうするべきか

我が子に限らず、長年保育の仕事をしていると、給食時の子どもの食の好き嫌い問題は必ずあります。

以前は、嫌いな物でも完食を目指して指導している園が多かったと思いますが、時代の変化によって、今では無理に食べることよりも、その子のペースに合わせた指導に変化してきました。

わたしのクラスでも、給食を配膳後、自分で量を調節できるように配慮しています。苦手な食べ物がある子どもは、「これくらいなら頑張れる」という量に減らしてから給食を食べ始めます。

極少量の子もいますが、「苦手な物でも、友だち同士の楽しい雰囲気の中でなら食べられた」なんていう話は、よくある話です。

なので、子どもの好き嫌いに対しては、長期的な目線で考えて、食べられるようになるのを気長に待つことがいちばんかなと思っています。

娘の食の好き嫌いで悩むことをやめた

とはいえ、わたしも最初は、我が子になんでも食べられるようになってほしいという願いは、もちろんありました。もちろん。努力もしました。

しかし現実は、オムライスもチャーハンもラーメンもきらーい。パスタもシチューもピザもコロッケもきらーい。おまけにケーキもアイスもきらーい。
まだまだありますが、それに対していちいちイライラしていたら、わたしの精神が崩壊してしまいます(笑)

ホントになんでこんなに食べないんだか…。

嫌いな物でも無理やり食べさせるのが正解なのかどうか。先ほども述べましたが、わたしは「待つ」を選択します。

そして、娘の食の好き嫌いで悩むことをやめました。

すべての食材が食べられるようになる必要性

そもそも、すべての食材が食べられるようになる必要性ってあるんでしょうか。

例えば、娘の嫌いな乳製品。それはもう、牛乳もヨーグルトもチーズもクリームもアイスも食べません。けど、カルシウムが多く含まれているとされる納豆は毎日食べるし、豆腐や魚、ひじきや切り干し大根も頻繁に食べます。

ラーメンもパスタもうどんもそうめんも娘は好んで食べませんが、麺類よりもご飯を食べる方が健康的です。

「食を楽しむ」という点では、勿体ないなーと思いますが、「嫌いな食材の栄養素は、好きな食材から取る方法もある」のではないでしょうか。

そしてだんだんと、成長とともに色々な食べ物に興味をもって、食べられる物が増えていったらそれでいいじゃないか!

わたしも近頃は健康に気を使うようになって、乳製品や麺類から遠ざかるようになったし、サラダは身体を冷やすので温野菜中心です。我が家は娘の好きな和食中心ですが、それはそれで健康的で「ちょうどいいや!」とポジティブに考えるようにしました。

食べられる物は増えてきている

嫌いな食べ物が多い娘ですが、食べられる物も増えてきています。給食や給食でのお友だちの影響だったり、忘れた頃にポンと出してみたら食べられた!なんてこともあったり。

食べられるようになるきっかけは、いろいろなタイミングで起こっています。食べさせたい、克服させたい、という親の強い思いが、逆に食べられなくさせていることもあるのかもしれませんね。

子どもの食の「正解」とは

理想はもちろん、なんでも好き嫌いなく食べられることだと思います。しかし、理想に無理やり近づけさせるのは、もう今となっては「正解」ではなくなってきています。
きっといつか興味をもって食べてくれるようになるだろうな、とどっしり構えて、楽しい食事の時間にしていきたいです。
一緒に気長に待ちましょう!

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