腹心の友へ宛ててnoteを書く
クサいタイトルをつけてしまったが、NHKの朝ドラ「花子とアン」を観ていた頃に "わたしの腹心はこいつだなあ" と思ったことに由来する。
幼稚園も小学校も同じだった彼女と親しくなったのは、中3で同じクラスになってからだった。
お互い存在は知っていた…と思っていたけれど、彼女がわたしを認識したのは中学に入ってからだったらしい。なんなんだよ。わたしは年少さんの頃からおまえを知っていたが?
仲良くなってからはとにかくいろんなことを話した。内容は正直あまり覚えていない、取り留めもないことだったけれど、これまで生きてきた四半世紀ほどの中で、いちばんアウトプットをしていた時期だったと思う。
違う部活に入っていたし、高2からはクラスも分かれたので、ずっと一緒にいたわけではない。でも確かにいちばん大切だった。
人間関係リセット癖があった彼女は、Twitterのアカウントなど度々消しては作り直していたけれど、いつだかついにLINEも消してしまった。
学生のうちは気まぐれに手紙が届いたりしていたものの、今となっては音信不通である。
いつでも手紙は出せるし、幼稚園から一緒なだけあって親同士も知り合いなので、本気を出せば消息は探れるのだろうけど、それは避けている。
部屋に入ってきたわたしを見て「あ、ふじのねちゃん、探してたよ〜」などと宣う、絶対探していなかったであろうだらしない姿勢でスマホをいじる彼女の姿を思い出す。なんとなく、彼女は探されたくないタイプなんだな、と思った記憶がある。
探してないよ、探してないけど、おまえが聞いてくれているとしたら と思いながら言葉を綴るのを、どうか許してくれ。
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