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本とか本屋さん(仮)

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記事一覧

経営本のスゝメ 12.

お店から特別扱いされることを良しと思う人(それが悪いというわけではない)や自分で常連と言…

経営本のスゝメ 11.

正垣さんの新刊について、の続きになる。 ぼくもこちらで以前に何度か書いているけれど、「祇…

経営本のスゝメ 10.

この話は、昨日で最後のつもりだったけれど、奇遇にもこのタイミングで(わずか2ヶ月足らず前…

経営本のスゝメ 9.

この話の最後に、一部ではあるけれどお薦めの経営本を改めてご紹介しておく。 ビジョナリーカ…

経営本のスゝメ 8.

「本はコスパが良い」とよく言われるけれど、その通りだと思う。 執筆に要した時間という意味…

経営本のスゝメ 7.

経営本やビジネス書の話題になると、なぜか謎の上から目線で嘲笑するかのような人に遭遇するこ…

経営本のスゝメ 6.

こうしてぼくが経営の勉強をしていたとき、ずっと不思議でならないことがあった。 なぜ、正垣さんの著書がないんだ? この時点で既にいろんなフードビジネス誌上で、正垣さんのインタビューはかなりの数を拝読していた。どれも含蓄のある話ばかりで、ただただ勉強になり感銘を受けるものばかりだった。 それなのに・・・ なぜ、書籍化しない? 出版社や編集部の目は節穴か?とさえ、正直思った。 そんな待ちに待った正垣さんの著書が2011年、刊行される。 「おいしいから売れるのではない

経営本のスゝメ 5.

ぼくにとって経営の神様が稲盛さんだとしたら、外食業界における経営の神様はサイゼリヤの創業…

経営本のスゝメ 4.

ここで、超お薦めの経営本を1冊ご紹介したい。 ぼくが最初に読んだものであり、その後も繰り返…

経営本のスゝメ 3.

稲盛さんは京セラだけでなく80年代半ば、通信事業自由化のタイミングで第二電電(現在のKDDI)…

経営本のスゝメ 2.

ぼくが経営本というよりも経営者本を手当たり次第に読んでいた理由は、ロールモデルとなる経営…

経営本のスゝメ 1.

このご時世、お店を増やすといった考えの人は少ない気がするけれど、それでもお店や会社を始め…

授人以魚 不如授人以漁

このタイトル、読める人いますか? ぼくは、読めません。 話を進めます。 どれほど才能があ…

葉桜の季節に君を想うということ 後編

ちょうど20年前のいま頃、鷺沢萠さんの訃報をテレビのニュースで知った。 自分の耳を疑い、緊張で身体は強ばり、いたく狼狽えた。 当初の報道では心不全との発表だったけれど、ほどなくしてそれが自死だったとわかると、ぼくは脳が停止したような気がした。胸は詰まり、膝から崩れ落ちるとはこのことだった。 遺書はなかったらしい。 当時、本業である執筆業はもちろんのこと、舞台演出まで手がけられ仕事に精力的だった。亡くなる1ヶ月前には、ぼくの好きな1冊「ウェルカム・ホーム!」を、さらにその1