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ひたすらものづくりに取り組んだ1年を振り返る

気づいたら、産休前の有休消化を含めると、もう1年も会社員の仕事をお休みしている。個人でやっている毛糸屋のお仕事はその間も続けてはいるのだけど、この1年間は今までで一番ものづくりに時間を使った1年だったと思う。そんな2022年を振り返ってみます。

2022年1月〜3月 とにかく紡いで編んだ時期

2021年のクリスマスあたりから2022年の1月半ばくらいまで、夫がフィンランドに帰省&アメリカ出張で長期不在にしていた。わたしは妊娠後期で、会社のお仕事もお休みに入って、お店と家の往復の生活に。夫がいないのを良いことに、結構夜遅くまでお店で何かしら作っていたり、家に帰っても、とにかくソファーで編み物をしていた時期。
妊娠後期は机の椅子に座るのもしんどくてPCも弄れなかったので、ソファーでふんぞりかえりながらひたすらブランケットを編んだりカーディガン編んだりしていた。
この時期に完成した編み物のプロジェクトをRavelryで見てみましょう。

1月だけで、6点も完成!
2、3月で7作品。

この3ヶ月で靴下を6足、セーターを4着、帽子を1つ、ショールを1枚編んだみたい。しかもそのうち3つが手紡ぎの糸。ちょうど電動紡ぎ機を買って、糸紡ぎに久しぶりにはまった時期でした。


産休に入って、これだけ編み物だけに時間を使ったら、どこかの時点で満足するのかしらと思っていたのですが、編みたい・作りたい欲は尽きることがなく、「思いっきりやったらどこかで気がすむだろう」という考えは通用しないことがわかりました。

2022年4月〜5月 母になり、子ども服を作り始める

3月末に息子が誕生。4月はまるまるお店もお休みしました。

4月29日、私の誕生日。夫にお店でベビーベットを組み立ててもらって、息子を連れてお店に行ける様になりました。このころから、ソーイングのスイッチが入り、自分の服や、子どもの服をたくさん縫いました。出産前は子ども服をほとんど作らなかったので、怒涛の追い上げです。ちょうどYoutubeにも動画を載せていたので貼っておきます。

2022年6月

お店の営業を再開しました。完全予約制の営業としましたが、この頃はまだペースもつかめず、教室に息子を連れて行ったら大変だとか、平日に夫に子どもを見ていてもらうのは大変だとか、様子見をしていた時期でした。

2022年7月〜8月

義家族に息子を会わせるため、数年ぶりにフィンランドへ。2週間滞在の予定が、中盤で流行病に家族で感染し、まさかの1ヶ月滞在に。
コテージやフィンランドの街中からYoutubeやInstagramのライブをしたのが良い思い出。

以前は糸メインでお買い物していたけれど、ソーイングに目覚めたので今回はニット生地なども買ってこられたのが嬉しかったな。

帰国後は、フィルムカメラで撮ってきたフィンランドの風景を商品と一緒にお届けできて、趣味の写真を活かすことができたのも嬉しかった。

2022年9月〜11月

ここからお店の売上が挽回。何ヶ月か本格的な営業ができなかったけれど、この3ヶ月の追い上げのおかげで、2021年よりもトータルで売上は増加していたので、ありがたいし、誇らしかった。
特に11月は、2021年に大きなお腹で参加したイベント3件が今年も開催されて、お声がけをいただいて、たくさん糸を染めて参加できたのが楽しかった。
新商品のソックブロッカーが大ヒットして、たくさんFablabにも通った時期。
働き方の面では、「もっとわたしも働きたいんだけど?!」という大爆発を経て、息子は保育園の一時預かりデビュー。11月の繁忙期を前に、保育園には本当にお世話になりました。

2022年12月

2年ぶりにVlogmasにチャレンジ。全然毎日は更新できなかったけれど、2年前よりもたくさんの方々が一緒に12月を走ってくれて楽しかったし、クリスマスプレゼントづくりもおかげで捗りました。
ジモティーでゲットした足踏みミシンや電子編み機をメンテナンスして使える様になったりも。

そういえば、年末実家に帰省して片付けをしていたら、シールを作るおもちゃがいっぱい出てきて、こういう何か作るおもちゃとか機械とかが昔から好きだったんだな〜と、ルーツに出会うなどもしました。ミシンも編み機も紡ぎ車も、好きなわけだよそりゃあ。

さいごに

Ravelryによると、2022年に完成した編み物のプロジェクトは37点。ちゃんと記録し始めた2019年から今までで最多。

編み物以外にも、ソーイング、キルト、糸紡ぎ、ミシンで刺繍など、いろんなものをたーくさん作った1年。息子が生まれてきてくれたおかげで、わたしのものづくりの幅も広がりました。
そして1年間、これだけ時間があったはずで、これだけたくさんのものを作ってきたけど、まだまだ作りたいのです。
毛糸屋として、糸から自分で染めて、好きな編み物をしながら発信して、ついでに商品ではないソーイングやフィルムで撮った写真なんかもお店の活動に絡めることができて、改めて幸せな働き方・遊び方をしているよなあと思う。
2023年も、やってみたいことがたくさん。母として、毛糸屋として、作り手として、いろんなことに挑戦して、それをきちんとドキュメントしたり、発信したりを続けて行きたいと思います。よろしければお付き合いください。

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