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悲しい話 魂のこもったプレゼント

悲しい話

魂のこもったプレゼント

という話です。

昼間テレビをつけると再放送みたいな実話をやっていました。

内容は

妊娠してすぐ離婚した女性が、子供を産んで
シングルナザーになって、その女性の母親や、
姉や妹と一緒に皆で、その女性が産んだ子供を
育てていたんです。

誰がお母さんなのか、分からないぐらい、
皆が、その子を可愛がりました。

とてもにぎやかで、笑い声が絶えない家族でした。

その子が3歳になった頃、その子のお母さんである
彼女は、気分が悪いと言って病院へ行くと・・

末期ガンだと診断されました。

なんと、余命3週間と医者から言われて・・
目の前が真っ暗になりました。

いきなり余命3週間・・21日間の命・・

そして医者の宣告どおり、彼女は21日後に
亡くなりました。

3週間の間の、3歳の子供との会話は、すごかったです。

「お母さんは遠い所へ行くけど、大丈夫?」とか

彼女が子どもに聞きました。

すると、子どもは、

「嫌だ嫌だ!いやーだ!」とか

駄々をこねていました。

そんな子供のために

彼女は、自撮りをして録画しました。

そして、子どもへ手紙も書きました。

彼女が亡くなった後、

子供が元気がない場合は家族が録画を見せていました。

その録画の映像からは・・

お母さんが、「早く帰るからイイ子でいるんだよ」とか

お母さんが笑顔で、子どもに話している
ビデオを流していました。

3歳の子供には、死の意味はわかりませんから・・

家族みんなで、嘘をついて行きました・・

そして彼女が死ぬ前に母親へ宛てた遺書が、

この子の誕生日は、いつも、私からのプレゼントだと

このプレゼントを渡して下さいって

なんと・・

17個の誕生日プレゼント

を、用意していたのです。

それは、その子が20歳になるまでの

17年分のプレゼントを用意していました。

誕生日の日に、これはお母さんからだよって

娘に、毎年、渡してほしいって

遺書とプレゼントを残してこの世を去りました。

そのプレゼントをテレビで見せてくれました。

1個づつ・・

ネックレスとか、指輪とか、いろいろありました。

かわいいブローチとか・・

ものすごい想いのこもったプレゼントでした。

1つづメッセージを添えたプレゼント。

私は、ストーリーを見ては涙は流れませんでした。

そのプレゼントを見たときに

私は耐え切れませんでした。

涙が止まりませんでした・・

彼女は、娘のプレゼントを買うために、
あちこちの店へ行き、どんな想いで、
プレゼントを購入したのだろうと・・

3週間で、17年分のプレゼントを
そろえないといけない・・

1個1個・・娘の年齢を考えたプレゼント・・

13歳には、このプレゼント

14歳には、このプレゼントって

どんな想いで、買ったんだろう・・

いろいろな想いを込めたと思います。

どんなに生きたかっただろう・・

娘と一緒に誕生日を祝いたかっただろう・・

魂のこもったプレゼント

家族みんなが彼女が死んだことを伝えず
彼女のビデオを見せて、良い子で居たら
お母さんは帰って来ると嘘をついて・・

家族、みんなで、子どもに

嘘をついて行く・・

お母さんが亡くなった後は・・

子供が寂しがったら、お母さんの元気な時の姿のビデオを見せて

ビデオの中のお母さんは手をふって笑っている・・

「私が帰るまで良い子で居るんだよ」って

「ちゃんと、おばあさんの言うことを聞くんだよ」とか

子供は、それを見て笑っていました。

誕生日が来たら、お母さんのプレゼントを渡し

本当に・・そのプレゼントには

大きな想い・・

魂がこもっていました。

家族がなぜ、ここまでして、
子どもに嘘をついていくのか?

その理由は、亡くなった彼女の遺言に
書かれていたからです。

彼女は、自分が病気だということを
娘に悟られないように、元気な姿だけを
娘には見せていました。

早い段階で家を出て病院のベッドでは
1人寂しく死が来るのを待っていました。

苦しんでいる姿を娘には見せられないという
思いから、彼女は早い段階で娘から離れました。

そして・・

娘が誕生日にプレゼントをもらって
喜ぶ顔を想像しながら、彼女は
天国に旅立ったんだと思います・・

人は、いろいろな思いで生きています。

みんな、涙を流して生きています。

見ながら、すごく苦しかったテレビでした。

実話なんです・・

かわいそうですね。

この話を忘れずに、人に対して心を込めて接して行きたいですね。

幸せとは、感謝することだと思います。

そして、感謝されることも幸せと思います。

届かなくても、心を込めることが大切だと思います。

相手の幸せを心から願ってね。

物語は、あと2つです。

がんばって次の記事も読んで下さいね。

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