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1つ目の話しは「どん底・絶望から這い上がる方法」です

ここから、失恋の心の傷を治す方法

失恋の心の苦しみを取り除く方法です。

その前に、4つの話をします。

重要なので、じっくり読んで下さいね。

さいごに解説をします。

1つ目の話しは「どん底・絶望から這い上がる方法」という話です。

どん底・絶望から這い上がる方法

人は、いつどうなるかわかりません。

いろいろな事が起こります。

今は幸せでも、ずっと幸せは続きません。

もし、あなたが

絶望と思うような状態になったら

ここに書いてある内容を思い出して下さい。

それでは、

どん底、絶望から這い上がる方法です。

↓その前に、これを読んで下さい。


忘れられない。

心に残っている事件です。

実際に起こった事件を1つ紹介します。

被告人の名前は、公開したくないので、

ここでは、被告人の名前を仮名で「太郎さん」と呼びます。

実際にあった事件を、私の言葉に直して紹介します。

昔の事件ですが、覚えている人も多いと思います。

太郎さんは両親と3人暮らしていましたが、太郎さんの父が亡くなりました。

その頃から、母に認知症の症状が出始め、一人で介護していました。

親孝行の太郎さんは一人で10年間、認知症のお母さんを介護してきたのです。

太郎さんの母親は、4月ごろから昼夜が逆転して徘徊で
警察に保護されるなど症状が進行しました。

太郎さんは休職してデイケアを利用しましたが介護負担は軽減せず、
9月に会社を退職しました。

お母さんを一人にしておくと、心配で仕事もできませんし長年勤めた会社ですが、
お母さんを介護する為に太郎さんは退職する事を決めました。

その時、太郎さんは、54歳でした。

生活保護は、失業給付金などを理由に認められませんでした。

また、太郎さんは、小さい頃より両親から

「人に迷惑をかけるような生き方だけはしていけない」と、

そう言い聞かせられて育ってきましたので、
相談して、人に迷惑をかけてはいけないと、
誰にも相談せずに、がんばってきました。

太郎さんは、会社でも、とても真面目でよく働く人でした。

近所での太郎さんの評判も、すごく良い印象でした。

近所の方の話です。

「すごい親孝行な方で、いつも、お母さんと手をつないで、
 散歩していました。そして、お母さんが疲れたと言うと、
 おんぶしてあげて2人は、とても仲の良い親子だと
 思いました。」

太郎さんの評判は近所の人からも良い印象でした。

でも、だんだん、貯金も底をついてきました。

仕事も探しましたが介護と両立する仕事は見つからず、
12月に失業保険の給付がストップしてしまいました。

カードローンの借り出しも限度額に達し、デイケア費や
アパート代が払えなくなり、死ぬことを決意しました。

それまでの食事は母親には一日二回の食事を与え、
太郎さん自身は二日に一回の食事でした。

それぐらい、お金が無くなってきました。

とうとう、食べて行く、お金も無くなってしまいました。

カードローンの借り出しも限度額に達し、

デイケア費やアパート代が払えなくなり、
とうとう心中を決意しました。

何十年も住んだ部屋に感謝の意をこめ、隅から隅まで
ピカピカに磨いてから家を出ました。

太郎さんは、最後の親孝行と昔、父が生きていた頃、
3人で行った観光地へ母を連れて行く事にしました。

車椅子に母を乗せて、父と行った想い出の場所を歩きまわりました。

車椅子の母を連れて、太郎さんは、1日中歩き回りました。

そして、早朝・・太郎さんは、母に言いました。

「もう生きられへん。ここで終わりやで」

お母さんは、太郎さんを見つめて言いました。

「そうかあ、あかんか。」

お母さんは、また言いました。

「太郎・・・一緒やで・・」

太郎さんは泣きながら

「すまんな」と、お母さんに謝りました。

それを聞いた、お母さんは「こっち来い」と叫び

太郎さんの額に自分の額を、くっつけて言いました。

「太郎は、わしの子や、わしがやったる。」

それを聞いた太郎さんは殺害を決意し
お母さんの首を絞めて殺害しました。

そして、準備してあった包丁で自分の首を切って、
自殺を図りました。

一面が血だらけになりました。

それを偶然見ていた通りすがりの人が救急車を呼び、
太郎さんは、命が助かりました。

でも、お母さんは、死んでしまいました。

太郎さんは殺人罪で警察に逮捕されました。

そして、裁判です。

検察官「出口のない介護に絶望したのですか?」

太郎さん「絶望?そうかもしれません。」

太郎さん「生きていくことで精いっぱいでした。」

太郎さん「本当の苦しさは、きしむような傷みです。」

太郎さん「私は母の介護に疲れた事はあったが、」

太郎さん「嫌になることは一度もなかった。」

太郎さん「母は生きたかったと思う。」

太郎さん「私は母の命を奪ったが」

太郎さん「生まれ変っても、もう一度、母の子供に生まれたい。」

そう供述しました。

法廷は静まり返りました・・・

この事件は「地裁が泣いた」というタイトルで新聞にもテレビでも報道されました。

裁判官も、刑務官も涙を流した事件でした。

世の中、もしかしたら、こういう人が多いのかもしれない。

そういう気持ちにもなりました。

また、この事件を、ここに書いた理由はこういう事件があったという事を、
忘れてほしくなかった。

そして、2度と、起こってほしくない事件だと思ったからです。

そして、今出来る親孝行をしてほしいと思いました。

そしてどんなに苦しくても死んだらダメですよ。と言いたいです。

私のクライアントの中には借金を抱えた人も多いです。

そういう方々が、1日も早く借金を返してほしいと思っています。

お金の無い苦しさは本当に苦しいです。

生きるためには人に迷惑をかけないと、生きていけないからです。

私自身、借金では、すごく苦しみました。

だから借金のある人が1日も早く救われる事を願っています。

また、これを読んで

ふるさとのお母さんやお父さんを思い出した方はすぐに電話をして
今できる、親孝行をしてもらいたいと思います。

そして世の中の苦しんでいる方々が一人でも多く、幸せになれるように
心よりお祈り致します。

ここまでの内容は過去に私のブログで紹介した内容です。

↓ここから下の内容は、私の会員用のメルマガで書いた内容です。

太郎さんの事件について

太郎さんの事件について、いろいろな意見がありました。

あなたの意見は、どうでしょう?

太郎さんは、何をすれば、この事件が起こらずに済んだのでしょう?

解決策があったとしたら、それは何でしょう?

制度や法律関係に詳しい方などは

「生活保護を受けられる方法があったのに・・」とか

「知恵が無さすぎる。」とか、きびしい意見もあると思います。

「法律が悪い」とか

「国が悪い」とか

「まわりの住む人が悪い」とか

様々な意見があると思います。

また、涙した人の中には

「自分でも同じ立場になれば、同じ過ちをしたかもしれない・・」

そういう方もいると思います。

何か、太郎さんが、助かる道は、なかったんでしょうか?

太郎さんのお母さんが死なずに済む方法は、なかったのでしょうか?

私の回答は、私は1つしか思い浮かびません。

私の答えは、1つです。

それは、覚悟する事です。

生きる覚悟をする事です。

何があっても、死なないという覚悟です。

はっきり言って苦しい時は、絶対に良い知恵は浮かびません。

借金して自殺する人の心が、そうなんです。

逃げるか死ぬか、そういう判断しかできない気持ちになっています。

良い解決策は思いつきません。

心の苦しさは、歯の痛みと同じなんです。

歯が痛いとき、考え事ができますか?

38+29= 通常なら簡単な問題ですが

歯が痛いときは、計算も遅くなります。

激痛になったら?

間違った答えを出す人もいます。

これと同じで、精神がすごく悩み苦しんでいると
良い解決策が見つからないのです。

追い詰められるからなんです。

不安からは、皆、逃げ出したくなります。

でも、逃げ出すと不安は恐怖へ変わります。

逃げる事のできない人は、死を選びます。

それを解決する方法は、覚悟を決めるしかないのです。

最悪な状況を覚悟して、生きる覚悟を決めます。

だから、太郎さんの場合何が起きても、お母さんと一緒に
生きる覚悟を決めれば死なずに済んだのです。

その次は、迷惑をかける覚悟です。

お金が払えなくて迷惑をかけると思うので心が苦しくしなります。

でも、今は払えなくても、いつか必ず払うと決めればそれも、覚悟できます。

迷惑をかけても、必ず後で払うという覚悟です。

だから、覚悟すれば、家賃が払えなくても、サラ金から借りて、
払えなくなっても逃げ出さず、生きて行けます。

逃げないで生きていれば、運命は変わったと思います。

借金取りは、命までは奪いません。

母の介護で仕事もない人から、お金が取れない事は、わかっていますから
大家さんにしても、そういう状態で、追い出す事もできませんし

だから、そういう人達が知恵を貸してくれるのです。

このままでは借金を回収できないからです。

このままでは家賃を回収できないからです。

その借金を回収するために、いろいろ知恵を貸してくれます。

「こういう法律を利用すれば、生活保護が受けられるよ」とか

「介護しながら、できる仕事があるけど、やってみないか」とか

「こういう制度があるけど、利用してみないか」とか

「介護を手伝うボランティアの団体があるけど」とか

借金取りが、知恵を貸してくれます。

お金を返してもらいたいからです。

ドン底に落ちた時は、自分では知恵は浮かびません。

ただ、逃げない覚悟。

生きる覚悟を決めた時、人生は変わります。

人は、いつ、何が起こるかわかりません。

明日、予想もしない事が起こるかもしれません。

もし、あなたがこれから先の人生で大きな困難が襲いかかってきたら

決して、逃げ出さないで下さい。

逃げ出すと、不安が恐怖に変わります。

逃げれば逃げれるほど、恐怖は襲ってきます。

その困難から逃げ出さずに、一番、最悪な結果を予想して
それを受ける覚悟を決めるのです。

覚悟を決めれば不安は無くなります。

不安が無くなれば、良い知恵も浮かびます。

覚悟を決めた、あなたならどんな困難も乗り越えられると思います。

苦しい事。大きな壁。

困難にぶち当たった時はこの言葉を思い出して下さい。

「覚悟を決める。」です。

最悪な結果を予想して覚悟を決めます。

そして、今、何ができるのか?

今、できる事だけを考えます。

そして逃げないで立ち向かえば、どんな困難も乗り越えられます。
がんばって下さい。

---------------ここまで

長い話しでしたね・・・

これは、メルマガで紹介した内容ですが

人は、悪い事から逃れようとして占いや、運命を変える印鑑などを購入します。

運命を変えるには、苦を乗り越えないと運命は変わらないのです。

そして、ドン底の時は這い上がる方法は1つです。

覚悟を決めた時です。

これだけは、覚えていて下さい。

1つ目の話が終了しました。

今のあなたは、

「どうして、失恋とは何も関係が無い話しをしているの?」

と、思ったと思います。

4つの物語を全部読んでから、失恋の傷を治す方法の説明をしますので

次の2つ目の話を読んで下さいね。

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