2023 霜月の京都・3 重森三玲の庭をもっと観たい旅、南禅寺水路閣
タイトル通り、5月(皐月咲く京都シリーズ)に引き続き、またもや重森三玲である。
11月の13〜14日の二泊2日旅である。
この時期なので紅葉はそんなに望めない。けれどもハトが京都を目指す理由はひたすら“お庭”なのだ。重森三玲のお庭に魅せられて氏のお庭を巡る旅はまだまだ続く。
注:今回も重森三玲の庭は出てこない
朝食後五条駅から地下鉄に乗り、烏丸御池駅で乗り換えて蹴上駅で降りる。
余談だが、“御池”という地名がなかなか覚えられず、正しい読み方をマスターしたのはつい最近。
蹴上駅からはグーグルで調べた通りの通路を辿って地上へ出る。とはいえ、通勤いや通学の学生さんがたくさんなので否が応でも彼らの波に巻き込まれつつ進む感じだ。朝時間を狙って観光に来ても観光客以外でも混雑があることを知る。
南禅寺まではガイドブックなどでの道案内に従って進のがセオリーだろうが、ついでの観光もしたいハトはインクライン沿いの道を選ぶ。
インクラインというところを見たいのだ。
道路脇から構内に入れるところがあったのでそこから入り込む。見ると線路幅がずいぶん広い。あと、枕木の感覚もだいぶ開いている。一般的な鉄道ではないレールの名残がそこにはあった。
ただそれだけ。小雨も降り出し、濡れた線路が美しかった。
桜の季節でもなんでも無いので、観光客はハトだけである。
一人なので“スタンドバイミーごっこ”も出来ず。
勉強不足もあり、これがどのような運行をしたのかはわからない。ただ、あちらからこちらへ、大量かつ重量のある荷物を運ぶのにここの土地ではこの方式が一番効率が良かったのだろう。実際、坂道である。蹴上から南禅寺前交差点まで緩やかとはいえない傾斜である。
こうして南禅寺前交差点に到着。この交差点の写真は見事に撮り忘れた。
まっすぐ歩いて“中門”を目指す。
ちなみに蹴上駅から人の流れで歩けば中門の横に到着する。
ハトは寺社に伺うときはできるだけ“正面”から伺いたい気持ちがある。最寄りの駅から遠回りになることも多いのだけど、今回はインクライン観光がおまけで出来たのが嬉しい。
“中門”到着は8:15。予定よりちょっと遅めだが、まあいい。
予定通りであっても蹴上駅での学生の波はあっただろう。さすが南禅寺、朝でもなかなかの人数の観光客が来ている。
よって写真に他人様がどうしても入り込んでしまう…
“中門”を潜り抜けての、“三門”。
昨年の“紅葉なり始めの京都”よりさらに前段階の紅葉が。
“三門”も潜る。
大寺院の門あるあるとは思うが“潜る”のだけど実際は「よっ」と跨ぐ感じだ。
南禅寺は殊更大きいから、「よっ」どころか「よっこらせ」な感じ。
線香を上げ“法堂”へお参り。写真も撮る気満々だったが、アマカメラマンが頑張っているのでちょっと後回しにして、今は少しだけ。
さて南禅寺お目当ての一つ、“水路閣”へ。
観光客がまだあまり居ない。スマホ三脚持参での自撮りのお姉さんがいい場所で頑張っているが、まあいいだろう。
雨模様のお天気なので、ちょっと雰囲気暗め。
またまた勉強不足なのでなんとも言えないが、水路閣の方が南禅寺一帯より時代が後なのだよな。水路閣作るとき、お寺の人たちはどう思ったのだろう…
当時の最先端の技術とデザインの構造物を寺域内に作る、当然反対意見もあっただろうに。
それでもこうして時間が経った今、不思議な調和が作り上げられている。
レンガ、なのが良いのだな。そう言った意味では時代が良かった。時代が違ったらセメントだったのではないかな、そんなことを思った。
出来るなら水路閣が出来た当時のCGを見てみたいものだ。もちろん、周りの木々も時間を戻して。
水路閣の写真を撮りまくる。
ここで自撮り訓練(笑)もする。ハトは自撮りが苦手なのだ。旅の写真にあまりにも自分が写っていないと後々つまらなくなってしまうので観光場所一ヶ所につき一枚は自撮りを残したいと思うのだ。
そして水路閣エリアにて気が済んだところで先ほど他人様がそこそこいて写真が撮りずらかった法堂付近の戻り、また写真を。
時刻は8:50。
さて、本坊へ伺うことにする。
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