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【おすすめ本】『音楽のつつましい願い』中沢新一・山本容子著

伊藤麻子です。
私は本を読むことがとても好きです。
日本語の本も、英語の本も読みます。

知り合いやSNS上の誰かから
熱くおすすめして貰った本を読む
という行為も好きなので、
私も本好きな方へ向けて、
本をおすすめしたいと思います。

『音楽のつつましい願い』

この本は少しマニアックだと思います。
クラシック音楽の作曲家10数名を題材とした、
短い物語が11話描かれています。

クラシック音楽が好きな方、
特にロシア・東欧あたりの作曲家の音楽に
感銘を受けたことがある方に、
絶対に読んで欲しい一冊です。
不意に泣いちゃうかもしれません。
気を付けて読んでくださいね。

音楽家の生き様に心が震えます

この本を読んで、
「読書で心が震えるって、こういうことかあ」
なんて初めて思いました。

土地に根付く民謡を収集した音楽家、
内科医であり、女性解放活動家であり、
化学者でもあったスーパー兼業音楽家など、
20世紀ごろの音楽家の生き様や、
音楽と人間の関わりが
本当に美しく描かれているのです。

特に1話目の「孔雀のような」という
ハンガリーの作曲家
ゾルターン・コダーイについての物語は
なぜか泣けてきます。
もう何度も読みました。

『ハンガリー民謡「孔雀は飛んだ」による変奏曲』
というオーケストラ曲についての物語です。
曲はYoutubeでも聴けます。


どうにか読めますように

少し古い本なので、
新品はもう手に入りづらいかもしれません。
でもどうにか手に入れて読んでみて欲しいです。
図書館にはあるかもしれません。

読んでくださってありがとうございました。

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