こどものむちむち手足を永久保管すべく、クッキーを焼いた
こどもの手足、ハムハムしてますか?
毎日考えてる。
こどもの手足って、どうしてあんなにも私を魅了するの……?
ふっくらもちもち、まさにパン生地の二次発酵中のような見た目。
絶賛赤ちゃん期の娘には、「よ〜し!もっとムチムチむっちりになれよ〜!」とパン職人の気持ちで授乳する毎日を送っています。
でも、このギャワイイむちむち“おてて”も“おみ足”も、いずれなくなってしまうんだよね……。成長と共に……。
なんという悲しくって、嬉しい現実。
育児って「成長してくれて嬉しい」「まだまだ子供でいてほしい」の間で感情が揺れまくるものなんだなあ。
「いずれ消失する我が子の愛しいむちむちおてて……永遠であれ……」
そう考えていたら、いてもたってもいられなくなって、なんかもういっそ食べたくなって、実寸サイズで息子の手型・足型クッキーを作りました。ちょうどバレンタインの時期だったし。
すごくかわいいので、ただただお披露目させてください。
願わくば、むちむち手足愛好家の仲間たちに届きますように。
これが自慢のむちむち手足クッキーである
ででん。でででん。でででででん。
こちらが我が子自慢のむちむち実寸手足クッキーです。
はあ〜〜〜〜〜〜たまらん。たまらんので、もう1ショット。
この「自分の手足を自分で頬張る姿」が見たかったので、この姿を見れた時点で、私の中の煩悩は一つ消化されたのである。まだ107個あるけど。先は長いぜ。
はじめてクッキーの型を作ってみたんだけど、意外と作れるものなんだね。もちろん販売するクオリティには、ほど遠いけど。
「せっかく作ったクッキーだから、遠くに住むじじばばにも味わってもらいたい」と可愛くラッピングして送りつけた結果、見事にバキバキになりました。
ごめんね……孫の手足の形したクッキーがバキバキになって届くというホラーな経験させちゃって……。
作り方の備忘録
意外と簡単なので、手作り好きな人はぜひ。
用意するもの
アルミ板(厚み0.3mm)
カッター
はさみ
金属用接着剤
定規
手型/足型をとる道具など
カッターマット
全部ホームセンターと100円ショップで揃います。
アルミ板は厚すぎると形が作りづらいので、0.3mmのものがおすすめです。
STEP1:手型・足型をとる
息子は保育園児なので、保育園の制作でとってくれた手型・足型を利用しました。
保育園で毎月つくってくれる作品、すきすきるんだけどみんな管理どうしてるの…???そのうち家が埋まりそう。
STEP2:手型・足型にアウトラインを書いておく
ここ結構ポイントです。
むちむちさせるために、手型・足型を肉付けしましょう。
子供の手足の写真をとっておいて、見比べて描くのがおすすめです。
STEP3:アルミ板を2cm幅にカットする
アルミ板の2cm幅は適当です。だいたいクッキー型の高さになればOKなので、そこまで厳密にはからないでOKです。
アルミ板に三箇所くらい印をつけて、何回かカッターでやさしく線を引いて、ポキポキ前後に折り曲げると、綺麗にカットできます。
STEP4:手型・足型に沿って、アルミ板を曲げる
用意した手型・足型に沿って、アルミ板を曲げていきます。
コツは大胆にえいやっ!!!!!!!で折ること。
あとから修正できるので、ガンガン曲げてっちゃってOKです。
STEP5:接合部に切り込み&接着
切り込みは、カッターよりハサミでいれるのが簡単でした。
「食べ物の抜き型に接着剤はちょっと…」という方は、ペンチで圧したり、穴を開けて針金つかってくっつける方法もあります。
我が家には、ペンチもキリもなかったからね。
のり付けしたあとは、マスキングテープで3分くらい固定しておくと、しっかりくっつきます。
STEP6:熱湯消毒
完全にくっついたら、熱湯消毒しておきましょう。クッキー型を熱湯風呂にどばー!
STEP7:完成
これにて完成。あとは普段通りにお気に入りのクッキーレシピで生地をつくって、焼けばOKです。
今から最重要事項を書き記します。
クッキー生地には必ず…必ず「えくぼ」を忘れないようにつけるのです……。
クッキー生地には必ず…必ず「えくぼ」を忘れないようにつけるのです……。
大事なことなので2回言いました。
むちむちおてて愛好家の方は重々承知でしょうが、あの、肉がこんもりしてえくぼができているところが小さいおてての大事な大事な大事な”かわいいポイント”ですからね……。
むちむち手足よ、永遠であれ
このクッキー型の良いところは、クッキーの型から作ってるので、何十年経っても再現しようと思えばいつだって作れるってこと。
これから子供がどんどん成長して、自我を持ち、親の自由に手足をハムハムさせてくれなくなって、そのうち、ハムハムするほどのお肉もないおててに進化して、そうして反抗期を迎えて、触れ合うことすらままならなくなる……。
そんな時に、私はこのクッキーをもう一度焼いて、さみしさを紛らわす予定です。
……そろそろ娘の手足クッキー型も作らねば。
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