菜月糸美

本が好き。おいしいものも、大好き。 自分の好きなことや、子どもとの日々について、書きま…

菜月糸美

本が好き。おいしいものも、大好き。 自分の好きなことや、子どもとの日々について、書きます。

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  • こどもとの日々

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    本や漫画、映画や演劇など。 さまざまなコンテンツと出逢って、わたしが思ったこと。

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    お散歩しながら撮った写真たち。

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    好きなものについて書いていくマガジンです。

最近の記事

20文字小説 #小牧幸助文学賞

冬の肉まんのあったかさ君と半分こしたい。

    • 20文字小説 #小牧幸助文学賞

      君が好き君が好き、明日きっと言えるはず。

      • とびっきり愛らしい、北欧の映画『オンネリとアンネリのおうち』を観て、思ったこと

        少し前のこと。 ずっと、観たいなぁ…と気になっていた映画を、観ることができました。 フィンランドの作品『オンネリとアンネリのおうち』です。 とある経緯でふたりだけの「家」を手に入れた少女たちと、そのふたりを取り巻く周囲の大人たちの様子を描いたファンタジー作品。 この映画が本当に、とびきり素敵だったので、映画を観て思ったこと、考えたことを書きたいと思います。 《映画 オンネリとアンネリ 予告編動画》 ※映画の感想を書く記事ですので、以下の記事には、映画の展開や内容に関

        • しずけさが満ちる夜。ささやかな、記念日。

          こんな、息をのむような静けさと、すいこまれるように見つめてしまう時間が、あるのだなと思った。 休日の夜。もう少ししたらみんなで寝ようという時間に、ふと気づいたら、起きている間はずーっとおしゃべりしているんじゃないかっていくらい話すのが大好きな息子が、やけに静かだった。 なにかに集中して遊んでいるのかな? まさかもう、寝てる……?と思って息子のいる方を見ると、彼は、絵本の並んだ本棚の前に座り込み、手にとった1冊の本を開いて、じっと見つめていた。 しばらくすると、ページをめ

        20文字小説 #小牧幸助文学賞

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        記事

          雨降る土曜日、子供と一緒にお絵描きをした。

          今週前半は、少しハードモード。 週の途中で、ひと息ついたものの、その翌日にはすぐイレギュラーな出来事が起きたり、緊張する予定があったり…なんとなく気を張って過ごさないといけない1週間でした。 やっと週末になって、ほっとして、います。 雨の土曜日。 おうちでゆっくり、できるかな。 とはいえ、疲れがたまっているのか、なんとなく身体が重たい日。 できるなら布団の中で横になっていたいけど、ぱっちりと目を覚ました子供は、「ママ、あそぼ!」。 朝ごはんのあとで「じゃあ、いっしょに

          雨降る土曜日、子供と一緒にお絵描きをした。

          【日記】ささやかなこと、ひとつ、ひとつ。

          朝起きたら、梅と氷砂糖が入った瓶をくるくると、まわす。 シャラン、カランと、固く透き通った音を立てていた氷砂糖は、だいぶ溶けて、ちゃぷんと液体の音を響かせるようになった。 はじめて仕込んだ、梅シロップのできあがりまで、もう少し。 日に何度か、瓶を手に取り、くるくるまわす。 眠る前にも、もう一度。 ☆ ☆ ☆ 今週、子供と一緒に、ベランダでプランターに土を入れて種を蒔き、小松菜を育て始めた。 3日めに、ぽぽっと芽が出始めて、いまは双葉が大きくなり始めてる。 土の

          【日記】ささやかなこと、ひとつ、ひとつ。

          『12人の優しい日本人を読む会』が、とてもとても素晴らしかったこと

          「あーーーーー!演劇っていいな!」 『12人の優しい日本人を読む会』を観終えたとき、いちばんはじめに、私の口からこぼれた言葉がそれだった。 本当に素晴らしかったその公演について、思ったことを、どうにか言葉にしたくて、いまこのnoteを書いている。 長い文章になってしまうけれど、読んでもらえたら、嬉しい。 そして、もし私のこの文章を読むことを途中でやめてしまっても、どうか『12人の優しい日本人を読む会』を、「ちょっとのぞいてみようかな」と思って観てらえたら、もう、最高に嬉

          『12人の優しい日本人を読む会』が、とてもとても素晴らしかったこと

          晴れの日にはベランダをアトリエに

          外出自粛中で、なかなか外に気軽には出かけられない日々ですね。 我が家では最近、晴れの日にはベランダにレジャーシートをひいて、子供とお絵かきをしています。 せめて少しでも子供が陽に当たる時間を作りたいと思ってはじめたことでしたが……これが思っていた以上に、楽しい! ベランダなので、室内で遊ぶときほど床や机への汚れを気にする必要がありません。 絵の具や画材のにおいなども気にせず過ごせます。 のびのびと絵を描けて、とても気持ちが良いです。 画材は、100円ショップで随分前

          晴れの日にはベランダをアトリエに

          今、できることと、できないこと。それでも、ここから。

          やりたいことはたくさんあるけれど、ままならないことが続いている。 気持ちばかりが焦って、ときどき、追い詰められてしまう。 好きだったはずの、「文章を書く」ということも、全くできない。 noteもブログも、書きたいと思うことはたくさん思いつくのに、いざ文章にしようとすると手が止まってしまう。 Twitterの140文字でさえ、言葉がまとまらない……。 ――ここ数ヶ月、そんな状態が続いていました。 それでも、その日々のなかで、毎日のご飯について考えたり。 子供と新しい遊

          今、できることと、できないこと。それでも、ここから。

          これまでもこれからも、演劇が好きだと思うこと。生活のとなりに、演劇があること。

          「子供を持ったら、もうお芝居には関われないのかな」 ずっと前、漠然とそんなことを思っていた。 そのころの私は、高校の部活で始めた演劇に夢中で、大学に通いつつ外部の劇団のお手伝いをしたり、公演に参加したりていた。 とにかく演劇が楽しくて、仕方がなくて。 高校生のときには学生割引に助けられて同じ公演を2度3度と観に、劇場に足を運んだりもしていたし(今思ったらなんて贅沢な体験だったんだろう……!学割を設定してくれた当時の色んな劇団にとっても感謝しています!)深夜に

          これまでもこれからも、演劇が好きだと思うこと。生活のとなりに、演劇があること。

          稲妻が光る、嵐の夜に思っていたこと

          「カミナリ…!」 ちいさな声でそう言って。 息子が、布団のなかでぴたりと私にくっついてきた。 雨が、たくさん降っていた夜。 ざあざあという音。 パタパタと、何かに当たってはじかれる雨粒の音。 窓の外では、絶え間なく音が鳴っていた。 稲妻のひかりが障子越しに入ってきて、ぱっと部屋が明るくなる。 少し遅れて雷鳴も聞こえた。 「だいじょうぶ、だいじょうぶだよ」 ぴったりくっついてくる息子をなでながら、私は何度もそう言った。 「夢の中まではカミナリさん追いかけてこな

          稲妻が光る、嵐の夜に思っていたこと

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          春のお散歩写真

          春のお散歩写真

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          日々に楽しい魔法をかける――映画『サウンド・オブ・ミュージック』とドレミの歌

          最近、家事をするときのBGMとして映画『サウンド・オブ・ミュージック』のサントラをよく聴いている。 子供の頃に観て、すごく好きだなぁと思った映画。 Amazon Musicで英語の曲を探していたらサントラを見つけて、繰り返し聴くようになった。 お皿洗いや散らかってしまった部屋の片付け——ちょっと億劫で憂鬱な気持ちになる家事も、明るく力強い歌を聞きながらこなすと、だんだんと楽しい気持ちになってくる。 そうしているうちに、また映画を観たいなという気持ちになっていたら、バレン

          日々に楽しい魔法をかける――映画『サウンド・オブ・ミュージック』とドレミの歌

          すきなひとに「大好き」を届けていくために

          あけましておめでとうございます。 2019年も素敵な1年にしていきたいですね。 今年、私はひとつ、心に決めていることがあります。 それは、好きなものや好きなひとに、ちゃんと「好きだ」と伝えること。 それができる年にしたいなぁと思っています。 「好き」って言葉は、ときに照れくさくて、言わなくても伝わっているんだと思ってしまいがちだけど。 私のまわりにいてくれる、家族や友達、いろんなつながりで出会ったひとたち。 大切な人だと思うひとたちに「大好きだよ」ってちゃんと言葉にして

          すきなひとに「大好き」を届けていくために

          2018年 読めて嬉しかった漫画3選

          2018年も素敵な本との出会いに恵まれて幸せでした。 今年読んだ漫画のなかから「これ読めて嬉しかったー!」と思ったものを3つ、紹介したいと思います。 ▶怪盗ルパン伝 アバンチュリエアルセーヌ・ルパンといえば、誰もが知っている大怪盗。 このコミックの原作は、フランスの小説家モーリス・ルブランによって100年も前のフランスで書かれた怪盗紳士の物語。 そう!かの有名な「怪盗ルパン」シリーズのコミカライズなのです! 恥ずかしながら私はこれまで原作小説を読んだことがなく「怪盗ル

          2018年 読めて嬉しかった漫画3選

          こんなにもまばゆさに満ちた漫画を他に知らない――『ダンス・ダンス・ダンスール』

          漫画『ダンス・ダンス・ダンスール』を10巻まで読んで、思ったこと。 なんて、まばゆい漫画なんだろう。 幼いころにバレエと衝撃的に出逢った少年が、様々な事情からバレエと離れて生きていたものの、転校生の少女に声をかけられたことをきっかけにバレエの世界へと身を投じていく物語。 ストーリーの展開も早く、躍動感あふれる絵にひっぱられるように、ぐいぐいと読み進めてしまう。 あらゆるシーンが、とてもまばゆく、まぶしい。 10代のきらめきも、ときめきも、爆ぜるような熱情も。 何かを愛

          こんなにもまばゆさに満ちた漫画を他に知らない――『ダンス・ダンス・ダンスール』