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イベントレポート:VirtualMusicFashionSHOW05

「まみたす」さんが主催されている「VirtualMusicFashionSHOW」最終回について前回は自分が制作した2点の衣装について紹介させてもらいました。

今回は自分の楽曲をもとに制作してもらった衣装についてご紹介です。
参加楽曲は「青を描く」という自身で作詞作曲したオリジナル曲です。

pamyuuさん制作「オフショルダースマッジドレス」

制作していただいた衣装はこちらで販売しています。
青だけでなく赤もあってこちらも別の曲に合わせて着てみたいなと思っているところ。

衣豆はこういうシンプルでわかりやすい衣装名を商品に付けられない…
そういうところも衣装制作者として学ぶところがある…

制作のスキームとして立ち絵画像を提出してそれを元に制作するんです。
ここでポカをやらかしまして。
歌唱の時はボイチェンをせずハスキーボイスの「大人」感を出すので
通常のお姿ではなく成長した「大人衣豆」の姿なのです。
が、提出したのが通常の衣豆の画像で…大人感出るんだろうか!?とやっちまった~!申し訳ない!と思いました。

通常の衣豆と大人衣豆、両方とも着用してみました

それでも、ファッションショーでランウェイを歩いているのを見て
通常の衣豆が着用してもかなり大人っぽく見えることに感動しました!
首回りがすっきり見えることや肩の見え方からかなり大人っぽい印象になったのかと思います。

この首~肩回りの印象がかなり「大人」感ある

楽曲を聴いてすぐにイメージがわいた、とご本人がおっしゃっていましたが楽曲からその「大人」感が伝わったのであればうれしいですね。

勝手に「解釈一致」と喜んだ「色」

実は「青を描く」という楽曲はまともに曲書いた「処女作」なんです。
なので、相当歌詞が凝ってできています。(最新作比較…笑)

制作衣装の希望で「色」指定ができるのですが、こちらからは「白~青」としか指定しませんでした。

でも歌詞に出て来る「色」はそれぞれがメタファーになっています。
皆まで言うと歌詞にしてメタファーにしていることに意味がないので、ここで明言することは避けるのですが。
歌詞の中で出て来る色は「青」「黒」「白」「赤」です。
この4色が見事に使われている衣装だっていうのも注目です。

そしてそれぞれの色が表すものがそれぞれ衣装の形にしっかり置き換わっていると思いました。
黒はインナーでなければならないし、赤は絡まっていなければならないと思っちゃう。胸から青い花があふれて来るのも説得力がある。
素敵にお洋服へ変えていただいていて本当に感動しました。

特に「そうなんだよ」と感動した点をあげるとしたら「裾」のお色です。

レースのディテールも美しいですよね…

歌詞のネタバレではあります。
タイトルでは「青を描く」と「描く」と言っているのですが
歌詞では「青に染めたくて(描く)」んですよ。
なので、色の乗せ方として筆で描いたようでもペンキを塗ったようでもちょっと違ってしまうんです。
この「染め」の表現が、しかもレースをふくめて染め上げていく表現がなによりも楽曲の「コア」に触れてもらったようでめちゃくちゃ感動しました。

楽曲に新たなストーリー

「青を描く」という歌詞のストーリーで主人公は(もう一度)青に「染めたい」ということを願っています。
そして叶いそうにないからこそ、歌詞の最後にたどり着きます。
でも衣装は「(青に)染まっていく」進行形のような状態になっているんです。
それはこの楽曲の主人公にとって何よりの「救い」でもあると思うんです。

楽曲自体をまとう衣装であると同時に
歌では表現されてない「希望」を見せてくれた衣装だなと思いました。
ストーリーがひとつ先に進んだような感じがしたんです。

そういう思いもこめて、12月4日にこちらの衣装を着て「青を描く」を歌いました。
ミュージックビデオとは違う弾き語りとなっています。
そして衣装の表現してくれたことを考えて歌って、ミュージックビデオとは少し違う歌になっていたらいいなと思います。

パフォーマンスでぜんぶ伝えろよっていうことや、制作者の意図をガン無視して妄想発言をしている今回のnoteですが…
自分の楽曲へ、新たなストーリーを続けてくれたことに感動して感謝をして、その感動を伝えたくて文章にしてみました。

本当に素敵な衣装をありがとうございました。


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