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はじめまして、柑酉衣豆です

はじめまして。柑酉衣豆です。
名前は「かんどり いと」と読みます。

※こちらの自己紹介noteは随時更新予定です

最初はVTuberと名乗って配信や動画をアップしていたのですが
しゃべって何かを説明したりエンターテインメントをすることよりも
文章の方がよっぽど得意なので活動の場をnoteに移してきました。

活動の中心は3Dモデルの衣装の制作です。
Pixiv社が提供しているVRoidStudioという「3Dキャラクター制作ソフト」を使って、そのキャラクターが着用できる衣装をデザイン・制作しています。

公式サイト

3Dモデル衣装って何に使うの?

私が作っている衣装はVRoidStudioというソフトを使っています。
ソフト自体が「3Dキャラクター制作ソフト」としていることから「3Dキャラクター」の衣装と言えると思います。
時々法人格の方からもご依頼受けますが、多くは個人の方からのご依頼です。

「キャラクター」とはいうものの、3Dモデルの個人利用の多くは「アバター」としての要素が強いように思います。
ここで私が言う「キャラクター」は、外見・内面ともにマーケティングなどにより、商用利用や人気に大きく寄与するように【設計】されたものというニュアンスで
対して「アバター」は中の人(VTuberでは魂)のアイコンや外見として、内面をビジュアル化したものというニュアンスが強くなります。

その意味で、どちらかといえば「アバター」のための衣装を制作していることが多いです。
発注を受けている多くは2通りで「メタバースへ行くための衣装」と「VTuberとして活動するための衣装」です。
VTuberの方がより「キャラクター」的ではあるものの、よっぽど大手でない限り「キャラクター」としてカッチリと設計しているものではないことが多いと感じます。

つまりどの発注でも「アバター」としての意味合いが強いモデルに着せる、ファッションとして楽しむようなものが多い、と感じています。

「メタバースへ行くため」ってどういうこと?

メタバースにおいて「住」としてのプラットフォームは「VRChat」や「cluster」といったものができてきたり、NFTでの土地の売買なども始まっています。
その地に向かうために必要なものがメタバースでの肉体、つまり「アバター」という形です。

そこにきてメタバースにおいて「衣」は
「アバター利用が増えた人」からのバーチャル内でのファッションとしての需要と
リアルクローズの試作試着の意味合いとしての需要の2方向から発展しているように思います。
先日、ニュース番組でも多くのファッションブランドを手がけている「アダストリア」の特集でメタバースでの試着ブースが取り上げられていました。

メタバースは「現実の代替」「現実のお試し」として多く利用されます。
アダストリアの例もその通りです。

それとともに「アバターを利用してメタバースに行く」人たちにとっては「もうひとつの社会」でもあります。
そういった人たちには、ごく自然に服装にお金をかける…ということも起きているんですね。

というのが前提で(ながい)
「メタバース」「バーチャル」の世界が「もうひとつの社会」となっている人たちのファッションを制作しているのです。

「社会」って言っても、そんな大層に構えなくてよいと思うんです。
どんなひとも
「家族に見せる顔」「友達に見せる顔」「会社で見せる顔」「恋人に見せる顔」がそれぞれちょっとずつ違ったり(人によっては全然違ったり)すると思います。
その中に「メタバースで見せる顔」がリアルフェイスじゃなくてアバターっていうだけの話。

それぞれに見せる顔によって、ファッションも違うことがありますよね。
私が作っているのは「メタバースで見せる顔」にあわせたファッションなんです。

ずっと大事にしてきたこと

作る衣装をブランド化した時にコンセプトを決めました

バーチャルを「ハレ」にする

ハレ、とは晴れ。晴れ舞台や晴れ着でつかう「晴れ」です。
日常に対しての「晴れ」舞台。特別な日、場所、行事のことです。
日常や常識を打ち破ったり、大きく変えたり、
そこまでしなくても、乗り越えたり元気に過ごしたりするには「非日常」しかも「祭り」や「祝い」の特別なパワーが必要だと思うのです。

これを決めた時はコロナ禍でした。
お祭りのようなエネルギーをもらえる場所がなくなり、日常ルーチンの中で多くの人の疲弊を感じていた頃でした。
(ちなみに良くも悪くも「メタバース」って言葉が流通してない時で、そのため「バーチャル」と言っています。)
ないなら作れば良いと思いました。
現実世界では触れ合えない・出会えないならば、VRの世界「バーチャル」がそうなればいい。
「エネルギーを充填する」場所として「バーチャル世界」が機能すればいいのではないかというのが始まりです。

なので、誰かの喜びであり、誰かの活力であり、誰かの特別である衣装を作ることが私の、ブランドの、使命です。

より詳しくコンセプトを説明したnoteがこちら

これからやっていきたいこと

最初に「キャラクター」と「アバター」の違いをさらっと書きました。

「キャラクター」は、外見・内面ともにマーケティングなどにより、商用利用や人気に大きく寄与するように【設計】されたものというニュアンスで
対して「アバター」は中の人(VTuberでは魂)のアイコンや外見として、内面をビジュアル化したものというニュアンスが強くなります。

そのうえで、アバターとしての依頼と感じるものが多いと話しました。
単なるビジュアル化や楽しむためのファッションを作ることが悪いことではありません。
ですが、VTuberは配信などである程度人気を獲得したり、商用利用したりしていくもので、キャラクターとしての要素を持ち合わせているはずなのですよね。

では、なぜ「アバター的」と感じるのか。
それはおそらく【設計】の部分です。
「キャラクター」が設計「できる」ことや設計方法がよくわからないから。
【設計】とは、もっと簡単に言うと「こういうふうになりたい」という希望を言語化することと「それを実現するために何をするか」ということ。

もう本当に血反吐吐きそうなくらい上手いと思わされたのは「壱百満天原サロメ」さんですが…
あのレベルまでは個人で到達しえないとしても、もう少しできることはあるはずとも思います。

ファッションとしての衣装だけでなく、よりキャラクターを表現するものとしての「衣装」を制作したい!
というのが、これからやっていきたいことです。

そこでnoteという場所を使って【設計】について話していこうと思っています。
メタい話ですが、私の魂はアニメ・ゲームのキャラクター制作に関わる仕事をしていました。
仕事を通じてできた「キャラクター制作」の知見を
「個人VTuber」が単純に「好きなビジュアル」を作るだけではなく「内面の伝わるビジュアル」にするために、何を考えて何を決めたら良いのか…を書いていきたいと思っています。
衣装の話を中心にしながら、いろんな角度からいろんなことを書ければいいなと思っています。

VTuberを楽しくやりたいんだーい!っていう人向きではないし、キャラクター性がすべてではないと思います。
でも知ってて損はないかもよ〜という感じです。

これからどうぞよろしくお願いします!

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