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とっても久しぶりの更新!いや〜〜………この1ヶ月半くらいは夫や鈴木くんに『夫以外に好きな人がいる』と暴露してしまう事件もあり、夫オーバードーズする事件もあり、なかなか動きの激しい1ヶ月半でした……。だいぶ、疲れちゃったな。
そんな中、時間はかかりましたが無事に『感性で読む西洋美術』読了しました!
5,6章はあっさり読めたので、1記事でまとめてご紹介します。
■感性でよむ西洋美術 伊藤亜紗
第5章に関しての感想は、神不在の時代・飾らない生々しい人間を書くモダニズムの時代(第4章)から一転、リアリティーを全無視(全無視は言いすぎかもですが、素人目に見るとそう見える)した画風に変わっていったのは、神不在の拠り所なさ・信仰の無意味さを悟った無気力感から、生命そのものの力強さや、人工物が生み出す物理的なパワーに対する憧れ・信仰心が発生した故なのかなぁという気もしています。それが行き過ぎて男性性礼賛(女性蔑視)・戦争賛美の思想が生まれたのかも?
第6章に関しては、抽象画って、天才が天から受けたイマジネーションのままに一発書きで書いていて『見る者の感想なんて知るか!!これが芸術だ!!バーーン!!』というような勢いで生み出された、なんか凡人にはわからないけどすごいらしい絵画、という印象があったのですが、ミリ単位で実験を重ねて書くなど、実際には受け取り手に与える印象をものすごく考えた上で生み出されたものだったんだなあ、と感じました。
まあ当然といえば当然の感想なのですが、絵画の流行り廃りも、時代の背景(その当時の社会風潮や誕生した技術)に大きく影響を受けながら形を変えていったんだなあ、というのが、具体的にわかっておもしろかったですね〜。