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【タイピング】1本指打法で何が悪い!

今日のまとめ
・キーボード入力(タイピング)は技能です。
・最初からタッチタイピング、ブラインドタッチが
     上手にできる人はいません。
・学習にはコツがあります。
・1本指入力から始めて、早い段階で2本指入力に移行しましょう。

おはようございます。いたをさんです。
今日からタイピングのことを書いてみようと思います。
スマホ入力(フリック入力)効率化の話を書きあげて、しばらくの間、軽い脱力でボーッとしながら、noteサーフィンをしていたのですが(勝手に名前を作ってしまいました)、結構キーボード入力派も多いのかなと思いました。最近のトレンドはもっぱら音声入力ですが、スマホ完結型の人よりは、パソコン併用、パソコン完結型の人が多そうな気がします。

ちなみに記事検索で「タッチタイピング」を入れると648件、「ブラインドタッチ」を入れると2427件、パソコンからnote記事作成って人多そうです。音声入力オススメ記事がここ最近増えてるって(自分も書きましたが)ことは、タイピングで苦労している人多いのかもしれませんね。
(※2021年2月24日正午現在、いたを調べ)

※ おじさんのお節介
英語圏では、「ブラインドタッチ」と言わずに、一般的に「タッチタイピング」と言われています。これは「blind」という言葉が差別用語に当たるとされているためです。これ以降の文章では「タッチタイピング」に統一します。

はっきり言います。

タッチタイピングは技能です!

技能とは、「あることを行うための腕前、能力」を意味する言葉です。ものごとを行うにあたって、よりスムーズにうまく遂行できる技量を意味します。わかりやすく言うと知識だけでは駄目で、日頃の練習や、日々の仕事で上達できるもの、ということです。

私いたをさんは、ワープロ講習会などで日本語入力、タイピングを教えるときには、

「タイピングは車の運転と同じですよ~」

そういう説明をしていました。解りますよね。車の運転をする時は、アクセルを踏んで、ブレーキを踏んで、ハンドルを握って曲がりたい方向へ曲がります。その時にあなたの目はドコを見ていますか? フロントガラス越しの前の世界を見ているでしょ。ミラーを見て、側方や後ろを確認するでしょ。って感じ。
自動車学校でも講習と実技で別れていて、実技で練習するでしょ!

タッチタイピングも全く同じ。視線はパソコン(ワープロソフト)の画面や左右の原稿やメモを見ており、指先はキーボードの上をカチャカチャと動く......車の運転と感覚は一緒ですよね。ですから、

最初からタッチタイピングが上手にできる人はいません。

上手に入力できるようになるには、練習、練習、練習が大切です。
うっせぇ、うっせぇ~、うっせぇワ、そんなことわかっているよ~、の声が聞こえてきそうですが、練習にもコツがあります。なかなか上手にできない。早く打てない!という人は、間違いなくピント外れな練習をしています。

最初からタイピング速度を気にしすぎていませんか?

タイピング練習アプリは沢山あります。どのアプリでも大抵は制限時間内に何文字打てるか?、ミスタイプは何文字?にフォーカスされた画面の作りになっています。でも、初心者や始めたばかりの人は、入力文字数(速度)を気にしすぎてはいけません。大事なことはミスタイプの数です。

自動車学校の実技が、1課程、2課程、3課程とレベルが上っていき、仮免許、路上教習となるように、タッチタイピングも順序建てて練習のレベルを上げていかなければいけません。まずは、「キーボードのどこに、どのキーがあるか」を、
1本指で構わないので覚えていきましょう。最初はそれだけで大丈夫です。

確認してほしいキーは(今日は「ローマ字入力」を前提に話を書いています)
「エンターキー(Enter)」
「スペースキー(何も文字の書いていないキー)」
「シフトキー(Shift⇧)」
「A」「I」「U」「E」「O」
「あ・い・う・え・お」の母音ですね)
くらいで結構です。
ここで大事なのは、まず最初なので、大まかに「あー、右側にあるなぁ」「真ん中にあるなぁ」「左側にあるなぁ」「左右にあるなぁ~」くらいの感覚で全然OK。

次にパソコンのテキストなどについているローマ字表を元にして、子音の場所を押さえていきます。
「か」行(か・き・く・け・こ)なら「K」
「さ」行(さ・し・す・せ・そ)なら「S」(訓令式、小学校はまずこれから学びます)
「た」行(た・ち・つ・て・と)なら「T」

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
最初は、大まかに「あー、右側にあるなぁ」「真ん中にあるなぁ」「左側にあるなぁ」くらいの感覚で全然OKです。初日の練習はこれで終わり。
最初はタイピング練習アプリは使いません。

2日目(2回目)からは早い段階で
2本指入力に移行しましょう。

2日目(2回目)は最初やったことの復習から入りましょう。文字キーの場所を押さえていきます。復習の定着度の目安は、「A」「I」「U」「E」「O」(あ・い・う・え・お)の場所がぼんやりとわかってきた、わかる……こと。ここは大事なところなので繰り返し押さえていきます。まだタイピング練習アプリは使いません。

もう、次に進んでも大丈夫と思ったら......2本指入力の準備に入ります。
今の状態は1本指打法ですよね。これを2本指入力に移行します。タイトルに「1本指打法で何が悪い!」と書きましたが、これ私の本心です。なんてったって打てりゃいいんですから。
でも、2本指で打てることが出来たら、効率は2倍になる。疲れは半分になる。noteを書き上げるのにかかる時間も半分になって、半分になった時間は思考の時間にすればよいのです。

さーて、キーボードをよーく見てみましょう。「F」キーと「J」キーだけ、突起が付いていませんか? そこに両方の人差し指を置いて見ます。この位置がタッチタイピングで大切な「ホームポジション:基本の指の位置」の人差し指を乗せる所になります。

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ただ、まだ意識する必要はありません。大事なのは上の写真。キーボードの「5」「T」「G」「B」と「6」「Y」「H」「N」の間にを引いています。線から右側は右手の守備範囲、線から左側は左手の守備範囲であると覚えてください。

それぞれの守備範囲は解りましたね。では、これまでに押さえた文字キーはどちら側になっているかを確認しましょう。
「A」「E」......左手の守備範囲
「I」「U」「O」......右手の守備範囲(おっ!I、U、Oは隣同士で並んでるじゃん!)

その他の子音もどちらの手の守備範囲なのかを押さえておきましょう。
これで2日目(2回目)の練習は終わり。

いかがでしたか。キーボード入力、タッチタイピングはこれ位からのスタートで全然大丈夫。タイピング練習ソフトを使い始めるのはこの第1課程が終わってからでも大丈夫。まずは2本指タイピングである程度練習を始めていきます。まだ、キーボードは見ながらで問題ありません。自動車学校の例えで言えば、初めて車に乗って、アクセル、ブレーキの位置を確認して、これからエンジンを掛けるところ。そんな気持ちでいてください。

まとめ

十数年前の講座をちょこっとだけ再現したかのような今日の記事でしたが、次は2本指タイピングから、全部の指を使ってのタイピングへ移行していく練習法を書いてみたいと思います。

もう一度今日のまとめです。
・キーボード入力(タイピング)は技能です。
・最初からタッチタイピングが上手にできる人はいません。
・学習にはコツがあります。
・1本指入力から始めて、早い段階で2本指入力に移行しましょう。

技能は体験・経験・練習からしか上達の途は得られません。でも出来るようになったら、もう何の不自由なく言葉の海をスイスイと泳げますよ。それではまた。

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