見出し画像

IT 大手とベンチャーの違いベスト5

私、えいる の職務経験。

[大企業]

  • 従業員3000人超えのSIerで約16年勤務

  • この間に1万人超えの超大手企業とも数社、仕事経験あり

[ベンチャー企業]

  • 今は従業員250名前後のITコンサル系ベンチャーに勤務

  • 過去に4、5社のベンチャーさんと一緒にお仕事経験あり

この経験から「よく耳にする大手とベンチャーの違いや噂は本当なの?」を記事にしています。

大手→ベンチャーに転職して1年が経過したので今回は、私が感じた実際の違いベスト5をご紹介。ベンチャーへの転職を考えている方のご参考なると嬉しいです。


第5位:人の異動が多い


最初に感じたのは、やはり人の動きの激しさです。

大手に勤めていた時は新入社員配属や管理職の異動ぐらいで、退職どころか部署間の異動すらも珍しいことでした。

それがベンチャーでは毎月、数名が入社(転職)して、数名が離職して…と人の動きが目まぐるしく発生します。

最初は驚き&戸惑いましたが今は「夢を持ってチャレンジしたい人が集まる場所こそベンチャー」と割り切って旅立つ人を応援しています。


第4位:大手の当たり前は通用しない


大手企業では「当然のルール」として決めれていたことがベンチャーでは、「なにそれ?」「えっ、それは違うでしょ」と逆に驚かれます。

  • SlackでOKと連絡がきた=承認

    • 大手では必要だった承認申請や会議が不要

  • 開発プロセスや作成するドキュメントの統一ルールがない

    • 良く言えばプロジェクトに合わせて臨機応変、悪く言えば無法地帯

些細なことでも感謝される

自由な反面「そこは決めておこうよ」ということも決まっていない、それがベンチャー。最近、わかってきたのが実は他のメンバーも決めてほしいと、思っているけど「決め方」がわからず困っているケースも多いということ。

  • 進め方の案を資料にしたので、皆で確認してOKならルール化しましょう

  • 手順書を作ってアップしておいたので皆さん見ておいてください

こんな感じでルールや進め方をメンバーに周知すると心から感謝してもらい嬉しい気持ちになります。


第3位:対応と変更が圧倒的に早い


ベンチャーは何をするにも対応が早く、その速さに最初は圧倒されました。

  • CTOクラスでもあっても会話は皆と一緒にSlack(スピード感重視)

    • レガシーな電話やメールは緊急時以外は使わない

  • 新規顧客が「明日なら大丈夫」と急に来てもOKで会議を開く

    • 大手時代は資料の準備と上司承認が…と基本は許可されませんでした

納期重視=品質低下という感じも否めない


スピード感があるというのは品質を一部、犠牲にしている部分もあります。(完璧なクライアント提案資料が翌日に出来上がるはずがありません)

ただし、そこは個々のモチベーションと熱意でカバーしている部分が大きく「クライアントのため」と良くも悪くも徹夜で頑張ることもあります。


第2位:ベンチャーは人間関係がフラット


3位で少し触れたようにCTOであってもメンバーと同じくSlackを使っていてDMもたまにきて相談・会話が生まれます。

また転職者が多いので入社年度>年齢の図式が見事に崩壊しており、敬語の使い分けが変に難しいです。

これらの理由から上から下まで人間関係が本当にフラットで、個人の思いを遠慮なく主張したり、悩みを隠さず相談したりと風通しがいいです。

逆に、人間関係がしっかりしたクライアントさんと仕事をするときや大手に転職するときは人間関係に気をつけないといけないです。


第1位:自分の意見・個性が(本当に)大事


前の会社で一緒に働いていて、私と同じタイミングで他のベンチャー企業に転職した知人がいました。

その知人は聞くとベンチャーの色々決まっていない感じが嫌で、色んな所に顔を出して手を動かしと大忙し。でも、それが自分で色々を決めれて楽しいと言っていました。

一方の私は「転職先で楽しく仕事をしつつ執筆活動を中心にプライベートの時間を大切にする」と決めているので、必要以上に会社で自分の活動範囲を広げることはしないようにしています。

このように、それぞれの考えに合わせた働き方は大手時代は難しく「このやり方が普通。周りもやっている」と敷かれたレールに違和感もありませんでした。

注意:大手の考え・やり方が必ずしも悪いわけではありません


逆に大手では「やることが決まっていて、その作業に集中できる」という、考え方とメリットもあります。

例えばベンチャーでは、わからないことがあって質問すると秒速でリターンがあって「そこは、決まっていないので任せます」という回答もよくあり、進め方、やり方を決めてから、やっと本来の作業を開始というケースも…。


おわりに


いかがだったでしょうか?

違いをランキングにしてみましたが「ベンチャーの方がいい」など、どちらがいいかはなく「どちらが自分に合うか」だなと書いてみて改めて実感。

この記事を見て、自分に合う方を探す参考になってもらえると幸いです。

この記事が参加している募集

#転職してよかったこと

5,924件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?