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「@cosme」エンジニア社員インタビューVol.6 本部長 藤巻俊一さん(前編)~ 人をまとめる業務に大きな達成感を見出す

日本最大級の美容系総合ポータルサイト「@cosme」のVPoE(技術部門マネジメント責任者)近藤俊太郎が、アイスタイルで活躍中のエンジニアに「突撃インタビュー」!

突撃インタビューシリーズ​第6回目は、就職氷河期を乗り越え、見事エンジニアとして採用されるもお茶汲みから社会人デビューし、現在はアイスタイル 第3開発本部 本部長を務める藤巻 俊一さん。アイスタイル入社後、多くの新事業立ち上げを取りまとめ、エンジニアでありながらマネージメントをこなす、サービス愛、システム愛、チーム愛にあふれる藤巻さんに語ってもらいます!

テクノロジー&クリエイティブ開発センター
VPoE 近藤 俊太郎
新卒で日本電気株式会社(NEC)で金融系システムのSEとしてキャリアをスタート。その後、ベンチャー企業や三洋電機を経て、アイスタイルに入社。@cosme STOREの立ち上げや新規事業などを担当。2021年7月よりVPoEとしてテクノロジー、クリエイティブ領域を管掌。

第3開発本部
本部長 藤巻 俊一

出身校 :東海大学 電子情報学部(現:情報理工学部)
趣味 :テニス、ランニング
マイブーム:フルマラソン参加
記録はぜんぜん良くないですが、年に1回フルマラソンに出ています。がんばったらがんばっただけ結果に出やすいのと完走できた時の達成感にハマってがんばってます。レース終盤の苦しみを体験すると多少の苦痛は苦痛ではなくなりますw

藤巻俊一(以下 藤巻) 今日のインタビューに向けて、メッチャ準備してきましたよ(笑)。

近藤俊太郎(以下 近藤)ありがとうございます(笑)。気軽にやりましょう。

とりあえず、うちで一緒に働こう!?

(近藤)藤巻さん、入社は何年でしたっけ? 

(藤巻)2012年4月なので、もう少しで丸々11年(2023年1月現在)。当時はアプリケーション エンジニアとして採用されたらしいです。。。

(近藤)「とりあえずうちでやろうよ!」みたいな感じで!?

(藤巻)はい(笑)。実際は入社後に「@cosmeサロン」や「ちぢまる」など、当時の新規サービスに関わりました。(現在、共にサービス終了しています。)

(近藤)その後はどういうサービスに携わりましたか?

(藤巻)@cosme CAREERとか。2016年に部長になったタイミングでリテール領域(@cosme SHOPPINGや@cosme STORE)が私の管轄になって、リテールを見つつブランドオフィシャルの立ち上げを指揮したり、(@cosme関連サービス全般の)会員基盤も見て。その頃が見ているサービス範囲のピークですね。

(近藤)その頃に部下だったメンバーが成長したので徐々に任せて、みずから監督する領域を絞っていったと。

(藤巻)そうですね。

考古学者になるはずだったのに…

(近藤)社会人になってからずっとエンジニアってことですよね。

(藤巻)はい。高校入学時は文系だったんですけど。実は考古学を目指していて…

(近藤)考古学!? 遺跡とかの考古学ですか?

(藤巻)そうです。でも不安になったんです、「食っていけるのか!?」と(笑)。

(近藤)はいはいはい(笑)。

(藤巻)当時、ITバブルが弾けるか弾けないかくらいで。

(近藤)2005年か2006年、ライブドアショックくらいの時期ですね。

(藤巻)そうですね。IT企業が台頭してきた時期。私、附属高校だったんですけど、進む予定の大学にも情報系の学部ができると聞いて…まぁ完全にミーハーな理由で方向転換しましたね(笑)。

(近藤)「文転」ならぬ「理転」ですね(笑)。

(藤巻)はい。パソコンみたいな「手に職」な学部のほうがいいんじゃないかと思ったんです。親にはいまだに「考古学に行かせるつもりだったのに」って言われますけど(笑)。

就職氷河期を乗り越えて

(藤巻)就活は大変でした。50社くらいは受けましたね…。

(近藤)俗に言う「就職氷河期」だ。

(藤巻)みんな40〜50社は受けてました。大学3年生の10月くらいから就活を始めて、4年生の4月には全滅するっていう(笑)。私も全滅して「あれ、俺、就職できるのかな…」って焦りましたね。

(近藤)「手駒がない」みたいな?

(藤巻)まさに。4月以降に受けた会社からは内定もらえたんですけど、それまでは結構追い詰められたの覚えてます。

(近藤)新卒で入社したのはSIerですか? サービス会社?

(藤巻)家計簿ソフトを作るサービス会社でした。ベンチャーがもてはやされた時期だったこともあり、小さい会社のほうがおもしろいかもと思って入ったんですけど、入社して半年、ほとんど何もしていなかったというか…

(近藤)え、どういうことですか!?

(藤巻)研修を受けて、東京のエンジニアチームに配属されたんですけど、エンジニアとして手がけたのはHTMLの修正1回。あとはお茶汲みとかファックスとか朝礼の準備とか…

(近藤)えぇえ! 藤巻さんをどう活かせばいいのかわからなかったのかなぁ。

(藤巻)そうかもしれませんね。すぐに物足りなくなってしまい、半年でその会社を辞めちゃったんです。

(近藤)なるほど。

(藤巻)それで次に入ったのがECの会社でした。プログラマーとして入社したつもりだったんですけど、最初の1年半は外注管理をしてました。

(近藤)そのあとも基本的には事業会社ですよね?

(藤巻)はい。その次はガラケーの公式サイトを運営している会社に5年くらい勤めました。プログラムの基礎をいろいろ教えてもらったのはこの3社目ですね。

(近藤)そこで5年間みっちり学んでアイスタイルに来たわけですね 。

(藤巻)そうです。

決め手は熱いオファー面談

(近藤)どういうきっかけでアイスタイルに?

(藤巻)エージェント経由で入ったんですけど、@cosmeっていう名前は聞いたことあったんですね。ファミマと提携してた時期ありましたよね。

(近藤)ファミリーマートの@cosmeがプロデュースした化粧品コーナーの事業ですね!

(藤巻)それを見たことがあったので、紹介された時に、「あ、あの会社か!」って。そんな感じでアイスタイルの存在は知ってて。で、私が面接を受けに来た日がたまたまアイスタイルがマザーズに上場した日かなんかで、お祝いの花が凄かったんですよ。

(近藤)はいはい。受付も会議室も胡蝶蘭で埋め尽くされてましたよね!

(藤巻)そうですそうです。それを見て、「あ、この会社、これからアリだな」って(笑)。

(近藤)「キてるな」と(笑)。

(藤巻)「成長しそうな会社で働きたいけど、規模が大きすぎると業務が細分化されて、できることが限定的になってしまう」という葛藤があった私にとって、ちょうどいいサイズ感でもありました。

(近藤)それ以外にアイスタイルを選んだ決め手はありましたか?

(藤巻)それはなんと言ってもオファー面談。当時、オファー面談までしてくれる会社はほかにはありませんでした。

(近藤)事務的に「はい、これ」って内定通知を渡されるだけ?

(藤巻)そうです。ところがアイスタイルは、内定通知するときに丁寧に「オファー面談」をしてくれて、「あなたが必要です」と熱く語ってくれました。必要としてくれるところで働きたいと思い、最終的にアイスタイルに決めたんです。

スピード感アリ。垣根ナシ。

(近藤)入社後、「イメージと違った」とギャップを感じたことはありましたか?

(藤巻)いい意味でも悪い意味でも、変化が多いのは予想外でしたね。組織名も環境も規模もどんどん変わる。

(近藤)会社がちょうど変革のフェイズだったんですね。

(藤巻)そうですねそのスピード感は楽しかったし、変化を目の当たりにできたのは貴重な体験でもありました。あとは、思った以上にパートナーさん(SES)が多いのも意外でしたし、それ以上に、パートナーさんと社員の差がわからないのは想定外でした(笑)。

(近藤)ほかの会社なら社員とパートナーさんの見分けがつくけど…

(藤巻)アイスタイルでは全然わからない(笑)。相談したい時にどの人に話しかければいいのか…

(近藤)いい意味で社員とパートナーさんが馴染んでますよね。

(藤巻)ですね。パートナーさんが社内の勉強会に来てたり。その垣根のなさは「意外!」と感じました。

(近藤)今でもそんな感じですよね。

(藤巻)あまり変わってないですね。いいことですが、新入社員が戸惑う要素でもある(笑)。

(近藤)一時期、「ネームストラップで違いがわかるようにしようか」みたいな話も出てました。

(藤巻)そういう話が出るくらい溶け込んでて。実際、当時はパートナーさんが半数以上だったので、社員が埋もれて見つけられない(笑)。

チームワークに達成感

(近藤)マネージメントにチャレンジしてみようと思った経緯を教えてもらえますか?

(藤巻)最初は自分がマネージャーに向いているのかまったくの未知数でしたが、新事業立ち上げの際に、人を管理してまとめる業務を任されて、大きな達成感があったんです。

(近藤)エンジニアは、個人で作業を進めることが多いですよね。

(藤巻)そうなんです。それに対して、人を管理する業務では、メンバーの力を結集して開発してひとつの大きいものを作る。この達成感を味わったことで、「こういう働き方もあるんだな」と気づきました。

(近藤)なるほど。自分の腕一本でやっていくことに醍醐味を感じる人もいれば、藤巻さんみたいにチームでものを作ることにやり甲斐を得る人もいますよね。

(藤巻)そうだと思います。アイスタイルってどのチームにもリーダーがいて、パートナーさんたちと一緒にタスク管理をしている。そういうのを見てると、社員のタスク管理もしながら成果をあげていくという作業がおもしろそうだと感じるようになって。

(近藤)それでマネージメントに興味が湧いたんですね。

(藤巻)はい。自分のキャリアパスとしてアリだと思ったんです。自分が何かを作るだけより、メンバーが成長するのを見ながら、何かができていくのを指揮し、成果を確認できるほうがモチベーションになるんですよね。

【編集後記】まさか「考古学者」を目指していたとは!?

「前編」は、考古学を目指して進学するも、大どんでん返しでエンジニアになり、さらにマネージメントにおもしろみを見つけて自分の新たな可能性を切り開いた藤巻さんのお話を伺いました。

「後編」では、複数の会社を見てきた藤巻さんだからこそ語れる、アイスタイルならではの魅力を語ってもらいます。簡単に「ノー」と言わなかったことで、自分でも知らなかったみずからの隠れた適性や才能にたどり着けた藤巻さんの、説得力ありまくりの言葉も必読です。

過去インタビュー記事まとめ

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